鉄道

たいわん紀行(鉄道編)

20230803_t02台湾家族旅行(冒頭記事はこちら)、鉄道関係はこの記事にまとめる。旅程初日(8月3日)からの話ではあるが、新幹線等メインの話題がある旅程3日目、8月5日付けの記事としておく。

台北の空の玄関口、桃園空港に降り立ったあとは、MRT、あるいはメトロと呼ばれる鉄道(現地の正式名称は「台北捷運」)に乗って台北中心部を目指す。空港駅のホームは地下にあるが、程なくして地上に出てしばらく地上を走る。

20230803_t03実は桃園空港は台北からは結構離れたところにあり、そもそも台北市ではなく北隣の桃園市に位置し、台北市街まではそこそこ時間がかかる。まあ、関空や成田空港も似たようなものか。

それで、肝心の車両や車内の様子を撮りそこねてしまった(言い訳すると、ホームドア完備のため、車両撮影が難しい)ので、Wikipediaの掲載画像でも代わりに見てもらえればと思うが、車両の形態は裾を絞ることが多い日本とは違って、上方部分を欠いた台形に近い断面となっている。また、車内の座席が、クッションも布カバーもない、硬いプラスチック状のベンチとなっている。手すりが車内中央部に立っていて、木の枝のように3本に分かれた形になっているのも特徴的だ。それから、ドアの戸袋が無くて、ドアが開く際は車両の外側をドアがむき出しのままでスライドしていく。ホームドア完備だからこそそれでも特に支障ないのか。

ちなみにMRT車内はもちろんのこと、駅構内も含め飲食厳禁、違反すると高額な罰金がある。一方で車内での携帯電話での通話は特段お咎めなしのようで、所変わればルールも違うものである。あと、MRTは右側通行であった。ちなみに台湾では自動車も右側通行だ。

台北車站という、おそらくは台北中心のターミナル駅で降りて地下鉄に乗り換え。空港駅で乗る際に購入した交通系ICカードが全部共通で使える。ちなみに自動改札のバーの形状が日本とは違って、扇子や孔雀の羽根のように開いたり閉じたりする形。また、日本ではICカードタッチ時に「ピッ」という電子音がするが、台湾ではピアノの「ピーン」という音が鳴る。ICカードの残額が減ってくると同じピアノだが「ピピーン」と2打音になり、さらに残額が少ないと「ピロリロリーン」と非常に細かいピアノ打音が鳴る。合わせて、残額いくらです、と言っていると思われる音声が台湾語で流れているようだが、聞き取れない。

20230804_t04旅程2日目・8月4日。その日の早朝にスマホでネット購入した台湾新幹線の外国人用乗り放題パスを引き取りに台北車站まで出向くが、入手はできたものの、利用可能期間は購入日の翌日からとなるため、この日は新幹線以外の利用で観光をすることになった。

九份を目指すべく乗り込んだのは、通称「台鐵」と呼ばれる、台湾の在来線。日本で言えばJRの在来線に相当。花蓮などの東部方面行き特急列車もホームにいたが、特急は特急料金と座席予約が必要なので見送って、普通列車トコトコと向かうことに。やってきた車両は、普通にしてはなかなかに精悍なデザイン。「區間車」との表示は、日本語で言うところの「普通(各駅停車)」の意味。

車内の銘板を見ると、2023 HYUNDAI Rotemと書かれている。今年出来立て、ヒュンダイ(現代)ロテム社製の新型車両「EMU900」というものらしい。車両番号はED948 2と記されていた。新車ではあるが、座席は相変わらず硬いプラスチックである。

20230804_t05普通列車に揺られること50分ほどで、瑞芳(ルイファン)駅に到着。

駅前にはなぜか日本の香川県・金比羅山の社殿のミニチュアが設置されていて、何でやと思い説明を読むと、ここ新北市瑞芳区と香川県琴平町が友好都市を提携しているそうで、それを記念して置かれたモニュメントらしい。

瑞芳駅からはタクシーで九份へ向かうが、それ以降のお話は既に総括編1の後段で記述済み。帰路もこの瑞芳から台北に向かうが、区間快速が来て速そうだったので乗ったものの、途中駅で終点となり別の列車に乗り換えるべきところ、ホームを変わらないといけないことがわからず乗りそこねてしまい、結局は後に来た全区間各駅に停まる普通列車に乗ることとなった。やはり慣れない土地での鉄道をスマートに乗りこなすのは難しい。

20230805_t06旅程3日目、8月5日。メインイベントとも言える台湾新幹線乗車。外国人旅行者向けの乗り放題パスは入手したが、土日祝は自由席しか乗れないそうだ(この日は土曜日)。そこで、台湾新幹線の北側の始発駅である南港駅まで地下鉄で目指す。

これが正解で、12両編成のうち3両ある自由席にバラバラにはなったが何とか全員座れた。その次の台北駅で多数の乗客が乗り込んできて通路にも立っている乗客が大勢、帰省ラッシュ並の状態となっていた。なお、日本語では「自由席」だが、台湾語での表記は「自由座」と微妙に異なる。

20230805_t07台湾新幹線(地元では「台湾高鐵」)の車両T700系は、日本の新幹線700系をベースとしているので、あらやゆる部分が東海道・山陽新幹線に似ている。前座席背面のテーブルとそこに書かれた何号車ですの案内もそっくりだ。

なお、日本の新幹線のような「のぞみ」「ひかり」といった列車名称は無く、121番列車、といった数字の番号が振られただけの無機質な設定。また、速達タイプと各駅タイプ(時刻表を見る限り3段階ぐらい)に分かれており、今回乗ったのは最速タイプだったので余計に混んでいたのかもしれない。

20230805_t08画像は車内出入口上の案内表示。これも日本の新幹線そっくり。さらには、車内案内のメッセージが、台湾語、英語の順で流れるのだが、英語のメッセージを読み上げる女性の声は日本の東海道・山陽新幹線のそれと一緒だっだ。

次に、車窓を見ると、あれっ、列車が左側通行になってんでねえか。調べたところ、台湾新幹線に関しては、車両は日本、線路や設備・運行システムはイギリスからの導入のため、新幹線は左側通行なのだそうだ。そんなのありか。ちなみに台湾メトロの方はフランスの技術導入のため右側通行なのだとか。わけがわからない。

20230805_t09新幹線走行音に関してもう少し述べる。「板橋」という駅を出たあたりから速達タイプは途中駅をガンガン通過し始めるが、疑似ジョイント音(「疑似」なのは、ロングレール化でレールのつなぎ目は溶接し基本的になくしているのだが、それでも若干の音が出るため)の「カコッ、カコッ」という音が結構鮮明に聞こえてくるのだ。これぞ、昔の東海道新幹線で聞こえていた音だ。

日本ではロングレールの技術が向上してしまったためか、いまでは新幹線はもちろん一部在来線でも聞かれることが少なくなったジョイント音が、ここ台湾では健在だったのだ。在来線の場合はスピードが遅いので「ガタンゴトン」と聞こえるが、新幹線ぐらいにスピードが上がると「カコッカコッ」という感じに聞こえる。これは、幼少期に夏休みの帰省で東海道新幹線に乗った時に聞いていた音と同じ。ただし、当時は時速210kmだったが、台湾新幹線は最高速度300km/hで走るので、その音も当時よりだいぶ早回しで聞こえた。

車内の混雑は台中あたりでだいぶ解消、さすがに立ち席の客はいなくなった。途中で雨が降っていたが、終点の左營に到着。乗り込む際の南港では余裕がなく車両先頭部の撮影ができなかったが、降りてからようやくその時間を得た。まあ、そのフォルムは700系新幹線とそっくりである。

20230805_t10左營からは高雄メトロ(MRT)、現地での正式名「高雄捷運」に乗って移動。路線名の正式な名称はわからなくても、路線シンボルカラーと駅番号で何とか理解できる。赤色がおそらくはメインの路線(例えば大阪なら御堂筋線)というのは世界共通なのだろうか。

駅から鉄道博物館に向かっていると、路面電車を発見。これも同じ高雄メトロが市内を環状に走らせているライトレール(LRT)のようだ。

20230805_t11程なくしてハマセン台湾鉄道館に到着。元倉庫だったような建物だ。

現地台湾では「哈瑪星台灣鐵道館」と表記されており、この「哈瑪星」は、ハマセン、あるいはハマシンと発音するようで、その語源は、日本統治時代の俗称「濱線(はません)」が由来だそうだ。2016年の開業と比較的まだ新しい。

20230805_t12鉄道館の周囲にミニトレインが走れる軌道が敷かれており、入館料とは別に乗車料金を払うと乗車できる。子供らだけ乗せようとしたが、一人は大人の付き添いが必要ということで私が一緒に乗る。

走っていく車両は先程見かけたライトレールのミニチュアであった。経路の引き方が工夫されていて、会場一帯を2周するので結構長いこと乗車できた。

20230805_t13前置きが長くなったが、ようやく館内展示を見学。そもそも、こうした鉄道博物館が台北ではなくなぜ高雄、という話からになるが、台湾での鉄道建設はここ高雄から始まったのだそうだ。高雄に港があり、そこからの物資を運ぶ手段としての鉄道だった。その始まりはこれまた日本の統治時代。台湾の近現代史を紐解くに、日本の介在は避けて通れないマターとなっている。

展示内容は台湾の鉄道の歴史や車両といった様々なテーマがあったが、基本館内撮影禁止ということで画像での記録を残せなかった。代わりに、Wikipediaの台湾鉄道館ページから、ジオラマの画像を拝借。台湾の鉄道を適度デフォルメして、台鐵、高鐵はもちろん、各地の鉄道が走る様子を表現していた。

20230805_t14鉄道館のすぐ近くに、昔は高雄港駅だった駅舎を「舊打狗驛故事館」として博物館的に保存している施設もあったので、そちらも見学。無料。ごく小さい造りになっている。

こちらでもうっかり写真を撮りそこねたので、Wikipedia掲載の画像から拝借。

20230805_t15旧高雄港駅周辺はかつて操車場だったからか、広い範囲が公園となっている。一部分は当時の線路もそのまま残っており、いくつかの車両がそのまま静態保存されている。

その中の一つ、CK58という形式の蒸気機関車が鎮座している。ただし、野天の雨ざらしで放置されているせいか、だいぶ腐食が進んでいた。

20230805_t16この日の帰路、左營からの新幹線(高鐵)自由席(自由座)は、始発ということもあり余裕で座れて家族4人で向かい合わせの座席。子供たちが確かに乗ったことの記録として撮影。

20230803_t01台湾での鉄道編は以上とするが、おまけに日本での鉄道関係も記載。時間は遡って旅程初日の8月3日、関西国際空港までのアプローチには特急はるかを利用。

朝早めの時間帯だったので高槻駅に停車するため、高槻から乗り込む。茨木の先で渡り線で貨物列車側の線路に移ったり、新大阪から先は今年開業したばかりの地下大阪駅を経由して環状線合流など、普段お目にかかれないルート取りを満喫。

ただし、特急と名が付いて特急料金を取る割には、大して早くない。特に阪和線に入ってからは待避線のある駅でもない限り先行の通勤電車を蹴散らせないので、結構トロトロと走る。追加料金は、速いことではなく、乗り換えなしで必ず座れる、ということへの対価と理解するしかない。

20230806_t17
時系列がまたぶっ飛んで、台湾からの帰り、8月6日。関空からの帰路には南海特急ラピートを利用。関空アクセスきっぷを購入して天下茶屋で堺筋線乗り換えからの阪急京都線というルートである。

ラピートに乗りたいと前々から子供らからリクエストされていたので、ようやくそれが果たせた。
20230806_t18ラピートの車内はだいぶガラガラ。ここでも確かに乗りましたよという記録のため子供らを撮影。

それにしても関空は遠い。天下茶屋まではまだいいとして、そこから先、堺筋線で高槻市駅行きに乗り、乗り換えが面倒だからとそのまま乗っていたら時間のかかること。ただし、実は乗り換えないつもりだったが途中で子供がトイレと言い出して淡路駅でトイレ休憩、後続の準急に乗ったら結局当初の高槻市行きに茨木市で追いついた。普通が抜かれすぎるのよね阪急は。

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かながわいちびりツアー・鉄道編

20230622_t1かながわいちびりツアー、鉄道関係を一記事にまとめようと思ったら前項ロマンスカーミュージアムだけでたっぷりになったので、それ以外を本稿で記載。

まずは関東遠征初日の6月22日、泊地である町田駅でたまたま赤いロマンスカーGSEに出くわしたので何とか撮影に成功。できればこれに乗る機会を窺っていたが今回は叶わず。

20230623_t1これ以降翌日6月23日分。相武台前駅だったか小田急相模原駅だったか、通過するロマンスカーEXE。

20230623_t2こちらは小田急の通勤用車両。あまり詳しくはないが白地(というかステンレスの無地)に水色のラインが基本カラー。

普通電車はなぜか「本厚木」行きが多い。なお、読み方は「もとあつぎ」ではなく「ほんあつぎ」。

20230623_t3ロマンスカーミュージアムの最寄り、海老名駅。

なぜか発車メロディーに「いきものがかり」の「SAKURA」がオルゴールで流れる。後で調べたところ、このあたりの出身なのだそうだ。

20230623_t4帰路に場面は移って、同じ海老名駅ではあるが、こちらは相鉄こと相模鉄道の方。相鉄本線の終端駅であり、ここから横浜駅まで本線が貫いている。

ところがつい最近になって新線が追加され、新横浜を経由して東急にそのまま直通して渋谷方面にも行けるようになった。おかげで乗り換えなしの一直線で新横浜にアプローチできる。

実は、本当は小田急ロマンスカーで小田原まで行って新幹線に乗り換えを目論んでいたのだが、小田原駅での接続が絶望的に悪く、線形的には一旦遠ざかる方向となる新横浜経由の方が圧倒的に早く帰れるというオチであった。

20230623_t5相鉄といえばあまり馴染みは無いものの、ニュース等でチラッと見かけるこの20000系というイケメンの車両(2019年ローレル賞受賞)に乗れるものだと楽しみにしていたら、残念ながら行き先が違うので乗れず。っていうかJRの新宿駅行き、と表示されており、いったいどこをどう通って行くのか訳がわからない。

20230623_t6新横浜まで向かうのはこちらの東急の車両に乗ることに。これも行き先が高島平となっており、都営三田線の路線上の駅だ。全くもってどこをどう通ればそうなるのか訳がわからない。

せっかくの機会だからと先頭車運転台後ろにかぶりついて見たが、運転席後ろに最初から遮光カーテンが引かれており、全然前面展望は見られなかった。

20230623_t7そんなこんなで程なくして新横浜駅に到着。だいぶ手前からずっと地下を走っていた。この駅も地下駅だ。

相鉄の管轄はここまでで、ここから先は東急の管轄となる。相鉄区間は「特急」という種別だったが、東急区間では同じ直行列車なのに「急行」に変わる。これも訳がわからない。

20230623_t8訳がわからないトドメがこの列車行先案内。乗ってきた高島平行きは都営三田線乗入れ。

画像がややピンボケで見にくいが、次の列車は赤羽岩淵行き。これは東京メトロの南北線に乗入れ。その次は池袋行きだが、これはおそらく東急から渋谷経由で東京メトロ副都心線に乗入れ。えええ、でも海老名で見かけたJR新宿行きは埼京線経由だからそれでも池袋まで行けるんとちゃうのか、やっぱりサッパリ訳がわからない。

20230623_t9新横浜からは一路西へ。ここは狙いすましてN700Sの車両が当たるようにEX予約済み。

なお、20年近く親しまれた車内メロディ「Ambitious Japan」も翌月からは別の曲に変わることとなったそうで、今回がその聞き納めとなった。来年、機会があれば「会いに行こう」。

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ロマンスカーミュージアム

20230623_03かながわいちびりツアー、後半戦は小田急線海老名駅にあるロマンスカーミュージアムを訪問。

ここは2021年に開設された、小田急電鉄の博物館である。関西からはなかなかアプローチしにくかったので、この機会をずっと伺っていた。

20230623_04古い時代の小田急電鉄の車両。奥の映像コーナーでは小田急電鉄の歴史を紹介している。会社としての設立は今年でちょうど100年となるようだ。

20230623_05企画展示か何かで、小田急ロマンスカー以外にも、類似するコンセプトの私鉄車両でブルーリボン賞を受賞したものを紹介していた。

小田急3000形は1958年にブルーリボン賞を受賞。ってかこれがブルーリボン賞制定の初代受賞車両らしい。

その隣は小田急3100形で1964年の同賞受賞。

20230623_06白いロマンスカー、小田急50000形VSEは2006年にブルーリボン賞を受賞。唯一これだけは2008年に乗っている。まだまだ新しく美しい車両にも関わらず、既に引退同然となっているのが実にもったいない。

20230623_07名鉄パノラマカー、京成スカイライナーといった名車が掲げられている。いずれも残念ながら乗った記憶はない。

20230623_08実物の車両展示に戻ってこちらは小田急10000形HiSE。これも1988年のブルーリボン賞受賞。

20230623_09ロマンスカーHiSEの車内。パノラマシート先頭席はさぞや絶景であろう。

20230623_10そしてロマンスカーの代名詞ともなった特徴的な連接台車。

乗り心地はいい反面、メンテナンスが大変でコストもかかるため、先のVSEも早々と引退を余儀なくされた要因であった。現時点で最新の赤いロマンスカーGSEは連接台車ではなくボギー台車となっている。

20230623_11小田急20000形RSE。JRにも相互乗り入れして特急「あさぎり」として運用されていたのだったっけ。これも1992年ブルーリボン賞受賞。

20230623_12別のフロアでは部屋一面にジオラマが設置され、模型の電車が走る。一定時間になるとプロジェクションマッピングと組み合わせた演出が上演される。


演出がされているときの様子を動画でも記録。「箱根湯本」という投影も一瞬出てくるが、ここのジオラマ自体が、新宿から箱根湯本までの小田急沿線をデフォルメして形作られており、主要駅に模型の電車が差し掛かるごとにこのように表示される。

20230623_13屋上のフロアからは海老名駅のトレインビューができるようになっている。

特急の時刻表も掲示されているので、直近の列車を狙ってみたが、残念ながらEXEだった。30000形EXEも立派なロマンスカーではあるが、いまいちプレミアム感が薄い。

20230623_14そしてついに運転シミュレータを発見。入館料とは別に整理券を500円で購入し時間指定となっている。この日は平日だったためガラガラで直ぐに入手できた。

まずは先客の様子をうかがいながら予習。運転席(7000形LSE当時のそのもの)の前に(CGではない)実際の走行時の映像が投影されている。


静止画ではわかりにくいので動画でも少し。後ろから離れてギャラリーしてると前方スクリーンが小さく見えるが、運転席だとスクリーンにかなり近づくので、それなりの没入感はある。あと、動画では記録できなかったが警笛もリアルに鳴って結構デカイ音が出る。ただしミュージックホーンではなくタイフォンである。

20230623_15いよいよ自分の順番が回ってきた。シミュレータでは、難易度設定が3段階ぐらいに分かれているようだが、某電車でGOでの経験をタテに無謀にもいきなり最高難度の設定を選択。その設定だと前方の風景スクリーンには何もガイド表示はされず、制限速度等も投影される風景の信号や標識を見て判断しなければならない。

ただし、実はシミュレータ用に増設された小さいディスプレイ(運転台右側)にも現在の制限速度と、その先の制限予告は表示されるので、それを見ながらの運転となった。運転区間も3通りほどあるようだが、最も線形がよく最高速度110km/hが出せる区間を選択。いざ出発。

マスコン(ワンハンドル式)のクリック感がイマイチで、いま何ノッチに入っているのかがわかりにくい。特に力行を終えて惰行に入ったつもりが、手を離しても自動的にニュートラル位置には戻らないのが非常にやりにくい。さらには、制限速度も結構頻繁に変動して対応が大変。勾配も結構あって、最大で20パーミルぐらいの上り下り(シミュレータ用のディスプレイに制限速度とともに勾配も表示)があり、上りで力行入れるのが遅れてせっかくの110km/h区間にもかかわらず80km/h台まで落ちてしまうこともあった。

そんなこんなでようやく区間終端に到着。途中駅はすべて通過で、停車は最後の1駅のみである。ここも電車でGOで鍛えた腕前の見せどころだったが、停目手前で停まってしまう痛恨のミスを連発。構内再加速を何度かやらかしてしまった。初見でランカーブもわからんままやったらそらそうなるわな。

最高難度の場合、終了後に運転評価が表示されるが、100点満点中の40点と惨憺たる有様。だが、係の人の話では、最上級難度での評価は激辛で、下手すれば0点とかも平気で出まくるところ、初めてで点数が出せるのはまだマシな方だそうだ。これは修行して出直しだな。

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阪急レールウェイフェスティバル2023春

20230528_1この日は、阪急正雀工場で開催された、阪急レールウェイフェスティバルにジュニア達を引き連れて参加。コロナ禍以降オンライン開催が続いていたが、今回からようやくリアル会場も4年ぶりの復活となった。4年前の春秋にも参加していたが、ジュニア達は覚えていない模様(覚えとけよ)。

事前抽選は相変わらず必要で、もはやファンクラブも退会してしまっていたが、運良く当選。入場時間帯も30分単位で区切られていて、会場入場者数が過密にならないよう手を打たれていた。

20230528_2入場のみならず、会場内で参加可能なアトラクションも事前抽選で当選した人しか参加できない、とされているものが相当数あった。

唯一当選してたのはミニトレインの乗車のみ。これは時間指定はなかったが、運転シミュレーターなどはアトラクションの参加時間も指定されているようだ。まあ、コロナ禍前でもこれらは当日の整理券配布で時間は決められていたものだが。

20230528_3特段の抽選等は不要で並びさえすればOKというものもある。これは電池式機関車(BL)。

正雀車庫付近での車両の牽引等を行うのが任務なので、たとえ営業終了後の夜中でも本線上で見かけることはできない。

20230528_4さっきのミニトレインで走っていたのと同規格の車両で本日は非番だったものも展示されていた。

これは二代目の京とれいん雅楽。鉄道模型とするにはかなりデカい縮尺だけあって、かなり精巧に作られている。

自動連結器の体験も並べばOKのアトラクション。左右のレバーを上げ下げすることで、連結器の連結・解放を観察する。動画にて記録。

プシューっと圧縮空気の大きな音が出るが、これは実はよく見ると連結器を動かすための動力として利用しているだけのようだ。それで、連結時に勢いが足らないとロックが掛からず失敗となる。ある程度強い力で突入する必要があるのだ。かと言って、力任せに突っ込むと、連結する側もされる側の両方の車両とも大きな衝撃を受けることとなる。乗客を乗せたままの状態で連結併合する際の運転にはいかに細心の注意が必要かが理解できる。


20230528_5続いて洗車体験で、線路を渡って車両に乗り込む。櫛状に分岐した線路の先にもマルーンの車両がズラッと並んでいる。

20230528_6待機しているのは初代京とれいん6300系。最近は定期運用から外れてしまっており、久々にお目にかかる。

20230528_7
立ち見客が出るまでたくさん詰め込んでから出発。車両の両脇を、緑色の回転ブラシが通過していく。

正確には、ブラシは固定されていて、そこを列車が自力で移動していくのであるが。その様子を動画でも記録。


20230528_8車両貫通扉上部に貼られた京とれいんのエンブレム。2011年に改造されてその10年後の2022年に記念して貼ったようだ。

現時点では全検を通していないようであり、それ故にもう本線を営業運転していない。このまま全検受けないとなると廃車まっしぐらだが、今後の処遇はどう考えているのだろうか。

20230528_9降車際に、魔改造された方のシートにも座ってみた。畳となっておりオシャレだが、結構座り心地は硬かった。

むしろ従来のシート流用でカバーだけ張り替えた方が柔らかい。さすがはデビュー当時ブルーリボン賞を受賞しただけのことはある。
回れるアトラクションも限りがあるので、午前中いっぱいで退散。

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さらばキハ85、ようこそHC85

202303022023年3月18日のダイヤ改正で、大阪発着の特急ひだ(通称「大阪ひだ」)の運用車両が、ディーゼル気動車のキハ85系から、新造ハイブリッドディーゼルのHC85系に置き換わることとなった。名古屋発着のそれは以前から置き換わっていたので、キハ85系で走る勇姿も拝めるのはあとわずかとなった。

そこで何度か通い詰めて、最後の力走を何日かにわたって記録に収めることとした。

20230307上りのひだ25号だと、先頭車両は貫通扉がある側になってしまうので、貫通扉のない後尾車側も撮影。高速で去る車両の後ろを撮るのは難しい。これもだいぶタイミングが遅くて小さかったが、トリミングでごまかす。


ラストラン1日前には動画でも記録。ベストポジションには先客がいたため、ちょっと横にズレた場所から撮ると電柱が邪魔になってしまった。

一瞬だけ車内の様子も垣間見えるようだが、混み合っている感じだった。

ダイヤ改正当日は土曜日で、家のことをほっぽらかしてまでは取りに行けず、改正後数日経ってからの撮影。颯爽と現れたHC85系ひだの走行動画。やはり音が静かだ。
20230330画像でも収めたが最初に撮った日の分は痛恨のミスでピンボケだったため、改めて後日撮り直しの一番。

そもそも、ひだ25号と遭遇するのは、子供の保育所送迎でいつもの出勤時間より少し遅れたときというものだった。その次男坊もいよいよ春から小学生となり、長男坊から足掛け9年続いた保育所通いもついに卒業。ひだに遭遇する機会もおそらくはこの日で最終。

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祝・開業 大阪駅地下ホーム

20230321_01飛び石休日のこの日、先日ダイヤ改正で開業したての大阪駅地下ホームを見に行くぞということで、家族で繰り出す。

わざわざ新大阪駅でおおさか東線に乗り換えて、新線でのアプローチを目論む。新大阪駅の駅名看板も、以前は次の駅が「西九条」だったのが、しっかり「大阪」に書き換わっている。

20230321_02おおさか東線の本数はさほど多くないので、先に現れた関空特急はるかを撮影。

これも、ダイヤ改正前の新大阪駅では、同一ホームに上り下り双方の列車が止まって、乗り間違えると真逆の方向に行ってしまうというトラップ運用だったが、改正後は上り下りでホームが別となったようだ。

次男坊が一眼レフカメラを抱えて激写。

20230321_03ようやくおおさか東線の電車が到着。以前は黄緑色の201系使われていたが(過去ブログ記事あり。2008年及び2019年)、その後は221系運用に置き換わっている。

列車全体としては大して乗客は乗っていないが、運転台後ろのかぶりつきスペースだけは人だかりができている。誰も皆考えることは同じ、か。子供らだけは前の方に張り付かせてもらって、自分はやや下がって前方を見る(よって映像・画像なし。他の誰かが散々アップされてるはず)。淀川は従来どおり鉄橋で渡って、東海道本線から少し右に離れたあたりから地下に潜り込んで行った。

20230321_04そして大阪駅地下ホーム到着。開発時は「うめきた新駅」と呼ばれ、駅名も「北梅田」になるのではないかとも言われていたが、結局「大阪駅」で既存の地上駅と同一扱いとなった。東京駅の総武・横須賀線や京葉線の地下ホームのような存在だろう。

次の駅は「西九条」となっているが、そこまで走っていくのは特急のはるかかくろしおのみで、普通列車は無いため、残念ながらこの先はかぶりつき鑑賞はできない。

20230321_05さっき乗っていたおおさか東線の列車は折返しで久宝寺行きに変わっている。その向こう側には、直通快速の奈良行き。

この直通快速は、おおさか東線を通って放出、久宝寺と経由して大和路線に入って奈良へ向かう。一方で、地上の大阪駅でも、環状線を回って天王寺から大和路線に入って奈良、終点加茂まで行く大和路快速も存在しており、同じ大阪から奈良でも違うホームで途中ルートも異なる列車が存在するのは混乱を招かないか、やや気がかり。

20230321_06さて、ホームからコンコース階に1フロア上がると、「ファンタジーアクアリウム」という、壁一面にプロジェクション・マッピングで水族館の水槽のような映像を映し出している一郭があった。

画像は水槽表示ではなくタイトル画面表示に移ったときのもの。

20230321_07壁の横には巨大なタッチパネルで、当該アクアリウムの説明や、何種類かある表示モードを選択したり、記念撮影用のフレームを表示させたりができるようになっていた。

「うめきた・光の水景」と記されていたのでこれがこのコーナーの正式名称だろうか。

20230321_08としばらく時間をつぶしているうちに、関空特急はるかが入線する時間になったので、ホームに戻る。

報道等で見かけていた、世界初のフルスクリーン式ホームドアってやつがこれだ。全面ガラス張りのホームドアで、戸袋になるであろう部分には板一面が液晶パネルで到着する列車やこの先の停車駅案内を表示している。

なお、2面4線ある地下ホームのうち、ホームドアが設置されているのはこの1線だけで、残りの3線は何もなしのプラットフォームだ。


百聞は一見にしかず、実際にはるかが到着してドアが開くまでを動画で記録。戸袋になるスクリーン部分自身も左右にスライドするのがキモだ。これで、ドア位置が異なる車両が来ても適宜合わせられるのだそうだ。
20230321_09このあとは、列車に乗った状態では(特急以外では)通れない、地下の大阪駅から地上に出てきてなにわ筋と平面交差する「浄正橋踏切」を目指す。これは大阪環状線福島駅のすぐ横にある。

その前に、環状線に乗り換えるべく、大阪駅地下ホームから、既存の大阪駅地上ホームに移ったが、かなりの深さがあることを実感。それで、以前は大阪駅地上ホームの西端は行き止まりだったのが、その先に連絡通路が伸びており、そこで地下ホームと繋がっていることがわかった。同一駅扱いだがだいぶ遠い。京葉線の東京駅地下ホームよりはマシという程度。

それで踏切の方に話を戻すと、連絡線地下化をしても、環状線と合流する福島駅付近ではどうしても一旦地表レベルを通らざるを得ないため、この踏切は無くならなかった。しかも、地下からの勾配の関係で従前より線路面を低くしなければならず、ダイヤ改正に先立つ2023年2月に、なにわ筋も終日全面通行止めにして路面を掘り下げる工事が行われていた。踏切だけ見ても違和感はないが、ガード下の歩道部分を見たら、従前あったであろう地平面より削られて下がったなとわかる箇所があった。

20230321_10踏切から地下の大阪駅方向を見る。どんどん下がっていってトンネル入り口となるところが見える。従前の地上を走っていた頃は、手前で左の方にそれていた。

この線路切り替え時も、踏切工事と同じ日に、終日はるかを運休にして切替工事を行ったのだそうだ。

20230321_11大阪駅からはるかが走ってきた。

ちなみに、この地下大阪駅に潜ってまた上がる区間の勾配がかなりキツイため、貨物列車の一部はプッシュプル式、つまり普段は先頭で機関車が引っ張るのみだが、最後尾に後ろから押す補機の機関車が連結されるのだそうだ。できればその姿も見たかったが、日中時間帯で見られるのはごくわずからしい。


地上に出てきて踏切を通過するはるかの様子も動画で記録
現在建設中の「なにわ筋線」が開通すると、地下大阪駅からそのままなにわ筋地下を通ってJR難波につながる予定なので、将来ははるかがこの踏切を渡ることもなくなる見込みだ。
20230321_12お昼ごはんにはやや早い時間だったが、お腹が空いてきたので昼食へ。せっかく福島まで出てきたのだから美味しいものをということで、なにわ筋を少し歩いて中之島に近くなったところにある「浪花天丼 天喜」を訪れた。

まだ12時前だったが、テーブル席の空きは残り1つだけで家族4人滑り込みセーフ。

20230321_13天ぷらと唐揚げがセットになった天唐定食をいただく。そして昼間っからビール。子供らは天ぷらうどん。リーゾナブルでウマい。

ちょうどWBA(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝、日本対メキシコ戦の時間帯で、ガラケーのワンセグで見ていたら、サヨナラ勝ちになった。同時に、岸田首相がウクライナ電撃訪問のニュース速報テロップが流れて二度ビックリ。

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京都鉄道博物館2023_1月

20230121_01年が変わって早々にまたしても京都鉄道博物館を訪問。

既に鉄道開業から151年めに入ってしまったが、150周年事業の一環の最後として、鉄道博物館三館(大宮、名古屋、京都)の館長がそろってのトークショーが行われていた。午後遅めの時間の到着だったので、もうだいぶ終わりかけの状態をチラッと見かけることしかできず。どのみち子連れでは辛抱強く話を聞くのは無理だろうから仕方ない。

20230121_02この日訪れたのは、ウメテツキッズアンバサダーで一旦は応募したが落選していた、車掌のお仕事体験が、ドタキャンが出て繰り上げ当選となったため、おっとり刀で駆けつけた次第。

本館の左奥の方に、221系後尾車両の実物をぶった切った展示があり、そこを使っての体験授業である。何と大阪車掌区の現役の車掌さんが数名来られて講師役を務めるとのこと。

20230121_03子どもたちも貸与される制服制帽に着替えて、本日の始業、敬礼。

20230121_04まずは車掌の業務内容等について軽くレクチャーを受けたあと、車内案内放送の体験から。

示されているカンペは、おそらく実際の放送でしゃべっている内容と同じ本格的なもの。朗読がお世辞にも上手いとはいえない我が息子たちは、読み上げるのが精一杯という感じだったが、他に参加しているチビっ子に、抑揚も付けてエラい上手にアナウンスする子がいて舌を巻く。

20230121_05続いて、列車運行にかかる業務体験で、発車時、到着時の仕業を体験。「信号よし」「戸締めよし」は誰でもわかるが、「Lよし」の点呼は初耳だった。これについては後述。

20230121_06「Lよし」の"L"とは、「L空間」のことを指し、L空間とは、車両のドアからホームの点字ブロックあたりまでを含めたL字形の空間のことを指す。

要するに、ドアにはさまれた人やものが無いかを確認し、問題なければLよしとなるわけである。

体験のあとのおさらいでも、講師の車掌さんがとても重要と語っていたのが、降車後にこのL空間に居残っていることは、もちろん動き出す電車に近いから危険ということもあるが、さらに厄介なのは、手前にいる人で死角となって、その奥側にいる挟まれた人などを見逃すおそれがあるということなのだ。電車発車時に、電車から離れてくださいと何度も注意喚起する場面を時々見かけるが、こういう事情があるということを皆さんに知っていただきたいものである。

20230121_07さて、メインのお仕事を終えたあとは、いつものとおり館内をほっつき歩くが、この日(この時期)限定の展示トピックスとしては、一等展望客車マイテ49形が挙げられるだろう。

以前(といってもつい最近)は扇型機関庫に止まっていたが、今回は館内の引込線で間近で見られるようになっていた。

20230121_08車両形式名のマイテのうち、「マ」は客車重量に基づく表示で、「イ」とは一等車を指す。ちなみに「テ」は展望車を示す。

かつては一等車がイ、二等車がロ、三等車がハだったのだ。その後のルール変更でグリーン車がロ、普通車がハとなり、クモハ、クハ、モハ、サハなどはよく見かけ、特急のグリーン車でクロとかサロをたまに見かけるという次第。

20230121_09もう一つこの日のスペシャルを挙げるとすれば、博物館すぐ横の貨物駅にちょうど貨物列車が到着するのに出くわしたこと。屋外テラスにいたとき、聞き慣れないメロディが何回か聞こえてきて、何だろうと思ったら、貨物列車到着の合図だったようなのだ。

電気機関車が長編成の貨物列車を引き連れてきて止まり、程なくしてフォークリフトがコンテナを積み込む作業をしていた。フォークの差し込みやコンテナ車両への積み込みはかなりシビアな位置調整が要るはずだが、難なく一発で決める職人技を目撃。

閉館時間の17時が近づいてくると、館内は驚くほど閑散としていた。蛍の光が流れる中、しつこく模型列車の運転シミュレーターを操作し続ける息子らを急き立てて退館。

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京阪プレミアムカー

20230109_1三連休最終日のこの日、本来の目的は西京極の京都アクアリーナへジュニア達を連れて行ってスケートをさせてやることだったが、習ってる子供らのほうがよほど上手で、下手っぴいの自分に嫌気が差したので記事にはせず。

それで、午前中でスケートは終わったので、西京極からまっすぐ帰るのではなく、京阪プレミアムカーに乗るために遠回りするのを提案したら乗ってきたので、西京極から阪急で京都河原町へ、そして鴨川を渡って京阪の祇園四条駅に到達。

20230109_2プレミアムカーに乗車するには、座席指定券を購入する必要がある。駅構内にこのような券売機があり、キャッシュレスで買える(現金不可)のだが、ちょっと勘違いして改札外の有人窓口で購入してしまった。そこだと逆に現金オンリーとなる。

20230109_3有人窓口で購入した場合に渡される指定券はこれ。薄い感熱紙に列車時刻と席の番号が記されている。

ジュニア2人を連れての3人旅だったが、指定席は2席分のみ購入。就学前の次男坊はそもそも運賃無料なのだが、どうやらこの場合でも指定券を購入すれば、運賃無料の幼児でも単独で席に座れるっぽい。(確かJRの新幹線等ではその場合運賃も払わないとダメだったと思われる)

20230109_4列車が来るまでの間、おけいはんのポスターを眺める。久しく乗ってない間に8代目まで進んでいるようだ。

20230109_5そして列車到着。京阪特急は基本2扉だが、プレミアムカーのみ1扉で、金箔が貼られた風に塗装してプレミアム感を醸し出す。

20230109_6ジュニア達も乗ったぞということで記念撮影。

20230109_7四条を出てすぐだと乗客はまばらだったが、その後いくつか停車するたびに乗り込む客がいて、満席までは行かないまでも結構埋まっていた感じだ。

確実に座れるということはそこそこニーズがあるのかもしれない。

20230109_8プレミアムな車両にはプレミアムなビールをということで、乗車前に買い込んだプレミアムモルツをいただく。ちゃんとテーブルが出せるあたり、単なるクロスシートとは格が違う。

画像には撮らなかったが、プレミアムカーには専用の添乗員が1人いて、検札と車内販売などを行う。検札といっても全員を回るのではなく、おそらく手元の端末で、座席購入済かどうかがわかっており、未購入の席に乗客が来たときのみチェックするようだ。車内販売は何かの限定グッズのようだが、この短い乗車時間ではなかなか売れないのではないかな。

そうこうしているうちに終着駅の淀屋橋に到着。40分ほどのプチ贅沢に500円(別途運賃は必要)。遊園地のアトラクションと思えば案外コスパ・タイパはいいのかもしれない。

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八尾方面マラニック(バスワープ付き)

230103_1三が日の最終日は相方氏と子供らで某遊園地にお出かけ、私は終日お一人様となったので、久々にお風呂へ向けてのマラニックを計画。目標地点を八尾市内のスーパー銭湯に設置するも、その距離34kmほどと、走っていったら4時間はかかってしまい、ちと長過ぎる。

そこで、途中で路線バスを使って自力での走行距離を短縮できないかと思ったら、あったのでそれを実行した。

まずは阪急富田あたりから南方へ走る。すると、京阪バスが阪急茨木から京阪寝屋川市までつなぐ路線があるので、茨木市の南の学園南バス停からバス乗車。淀川新橋を渡って摂南大学を経由して、寝屋川車庫前で下車。そこからは再び走って京阪萱島駅を目指す。萱島駅自体は京阪乗車の際幾度となく通り過ぎているが、駅前を走って通るのはもちろん初めて。
20230103_2萱島駅のすぐ近くの萱島バス停からは、近鉄の路線バスが走っており、何と近鉄八尾駅までの超ロング区間。

ただし、1時間に1本か2本しかないので逃すと大変。先の京阪バス寝屋川車庫から2kmほどを15分間で接続しないといけない。ペース的には余裕だが、道を間違えたりバス停を見つけられなかったらアウトだ。スマホのナビで事なきを得て無事乗車。乗客は少なめで全員座れる程度。

途中で、住道駅や荒本駅を経由する際、一旦枝分かれするように行って戻ってという区間もあった。1時間以上かかって近鉄八尾駅に到着。たぶん全区間通しで乗ったのは私と運転手だけだろう。
20230103_3近鉄八尾駅から目的地の銭湯までは約4km.駅でいうとJR大和路線の志紀駅付近となる。

温泉ラーメンのリポートはまた別項にて紹介。
20230103_7ランニングアプリStravaでのトレース結果はこの画像のとおり。バス乗車部分もアプリで計測しっ放しだったので、最速でキロ1分10秒とかあり得ないペースも込み。

アプリによれば走行距離34.6km,所要時間2時間57分。ただし、バス待ちや信号待ちなどで停止している時間を除くと実働は2時間弱程度らしい。そのうち、自らの足で走った距離は、2km、2km、4kmの合計で約8kmほどと思われる。

そして、帰りは志紀駅からJRに乗ったが、大阪駅経由と大きく迂回しているにもかかわらず、1時間弱で帰りついた。いかに電車が速くて便利かを改めて実感。

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京都鉄道博物館2022_12月

221229_12022年の最後の開館日にも、京都鉄道博物館にジュニア達を引き連れて訪問。コロナ第8波真っ只中だが、お構いなしの盛況ぶり。10時半頃の到着でも入館時に当日券購入でちょっとばかり並ぶ。

今回の目玉の一つは、500系新幹線が期間限定でTYPE EVA02、エヴァンゲリオン弐号機デザインにラッピングされているものである。毒々しさのある色合いだった初号機に比べ、弐号機は赤を基調とした鮮やかな色合い。

221229_2もう一つの目玉が、West Express銀河である。バリバリの現役運行車両もそのまま引込線に連れ込んで展示できてしまうのが、この博物館の売りの一つでもある。

221229_3何と車内も通り抜けて見学できてしまう。元は高校の頃も通学でよく乗った、今も一部は湖西線あたりで現役運行中の117系だが、すっかり別物に魔改造されている。

夜行で走るのが前提だからか、車内の照明がずいぶんとオレンジ色がかっている。画像は座席車両の部分だが、この他に寝台となっている車両や、ラウンジになっている車両もあった。

221229_4SLスチーム号は8630形式が牽引。乗りはしないのだが、館内放送を聞いている限りではどの運行も満員締め切りとなっていたようだ。

そういえば次男坊の保育所同級生家族に2組も遭遇した。いずれもうちと同じくパパのみが子供らを引き連れる構図。そりゃあ混み合ってるはずだわ。弁当を食べる穴場スポットの3階会議室ですら、12時前でもかなり埋まっていたからなあ。この日も比較的早めに退散した。

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