温泉

たいわん紀行(温泉編)

20230804_s1台湾家族旅行(冒頭記事はこちら)、旅程2日目、8月4日の後半戦、温泉の話をこの項に記載。台湾にも温泉があって、特に台北では地下鉄に乗って手軽に行ける温泉があるという。それが北投温泉。

台北中心部から地下鉄で30分ほど、一度乗り換えて一駅だけ単線区間の終着駅・新北投駅で降りると、既に温泉街の入口にかかっている。しばらく歩いていくと、北投温泉博物館なる建物があったので、立ち寄る。無料。建物の画像は自身では撮り損ねたのでWikipediaのページから拝借。どうやら、この建物は、かつての日本統治時代に公衆浴場だった建物を改修し、温泉を含む当時の歴史やら風俗やら何やらを伝えるための博物館となっているようである。建物内の随所に、日本の銭湯(それもだいぶレトロなもの)そのままやん、という往時を再現した展示がなされていた。

しかし、温泉に入れると思っていた子供らにとってはこれが不満だったようで、早く温泉に行こう、つまんないと連発。展示内容自体は興味深くもうちょっと見たかったのにせっつく子供ら、先に温泉に行かないからだとなじりだす相方氏と、険悪な雰囲気になってしまった。ただ、そのわずか先にあった温泉は、清掃時間帯に当たってしまい、しばらく入場できず(直接温泉に向かっていたところで、どのみち入れなかった)。仕方なくちょっと時間をつぶすために、温泉の隣ぐらいにあった北投梅園というところに入る。ここも日本統治時代に建てられた和洋折衷の邸宅が、その後紆余曲折を経てこれまた解体を免れ歴史的建造物として改修されたものらしい。周囲が公園のようになっておりそこのベンチで温泉再開まで待つ。

すると、「日本の方ですか」と日本語で話しかけてくる年配紳士の姿。どうやら、近場をジョギングか散歩をし、その後に温泉に入ろうとして我々と同様に時間待ちの地元の方のようだ。温厚そうだしこちらも時間を持て余していたので、なし崩し的に四方山話を日本語で交わす。聞くところによれば、件の紳士は、戦時中に台湾から日本に労働要員として連れていかれた人達が、その後も日本にとどまった人と台湾に帰った人とで離れ離れになったのをつなぎ止め交流を図ってきた団体の役員をボランティアでされており、よく日本を訪れるのだそうだ。道理で日本語が流暢なわけだ。さすがに年配とはいえ実際に戦時中から存命というわけではなく、その団体活動の継続に戦後世代でも参画されているのだと思われる。台湾の歴史を紐解くと日本による占領は避けて通れない話だが、今でもその影響があちこちに残っているということを実感。それ以外にも、同じ台湾内でも北部の台北と南部の高雄では話し方が若干違って、いわゆる方言のようなものはあるとかいろいろな話を伺った。

20230804_s2そうこうしているうちに温泉の再開時間が到来。「千禧湯」という名前の公衆浴場で、入浴料60台湾ドル(子供は30ドル)、何と交通系ICカードのキャッシュレス決済も利用可能。

銭湯というよりもスパリゾートで、水着着用が必須の混浴である。海外の観光客も多く、非常ににぎわっている。貴重品ロッカーは10ドルで返却されないタイプ。プールのように着替えとシャワーをするブース(男女別)がある。

20230804_s3水着着用とはいえ、さすがに浴場内は撮影禁止なので、画像はまっぷる(昭文社)のページから拝借。

やや斜面になった敷地に、上段からあつ湯、だんだん下がるにつれて何段階かに分かれてぬる湯となる構造。基本的にみな露天となっている。夏の日差しを遮るべく上方にワイヤーを渡してカーテン状に日陰を作るようにはしていた。あと、最上段の最も熱い湯のところだけ屋根が設けられている。

一箇所だけ水風呂となっており、なぜか謎ルールとして水風呂利用の際は水着だけでなく水泳キャップ着用が必要とされている。水着は持ってきていたが水泳帽は持ってなかったなあ、と困っていた矢先、先ほどお風呂前に出会った紳士が、温泉施設の係員に掛け合って水泳キャップを借りてきてくれたのであった。何たる親切、台湾の方々は基本親日的と聞いていたが、実際そうなのだなあと体感した。

泉質の方は、無色透明、味は、塩味がしたような気がしたのだが忘れてしまった。そして硫黄臭。聞くところでは、ラジウム泉の青湯で強酸性とのこと。だから長時間浸かってはいけないし、上がる前はしっかりシャワーで洗い流す必要がある。実は次男坊が背中がかゆいかゆいと言い出して、蕁麻疹に似たような症状が出た。肌が弱い人は要注意かもしれない。ちなみに、44℃ぐらいある一番熱い湯と、水風呂を交互浴すればサウナなしでも文句なく整う整う。

★★★★★ いろいろと制約がうるさいところはあるが、台北来たなら一度は寄るべし。

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湯快のゆ 寝屋川店

20230702_1子守当番非番のこの日、またしても温泉目指してワンウェイマラニック、目標は「湯快のゆ 寝屋川店」。安威川沿いから淀川新橋を渡った先あたりで距離は短く、9km程度しか無かった。それでも暑くて汗だく。

さてこの施設、以前は「湯元一丁 ねや寿の湯」という名称で15年前にも走って行った記録があるが、その後2016年に経営資本の変更によりリニューアル・名称変更となってるそうである。

それで、「湯快」という名前やロゴ等を見ると、湯快リゾートを想起させるのだが、経営は湯快リゾートではなく、Courage(カレッジ)という名前の会社。関連会社としてTOAI(かつての東愛産業)という会社が上がってくるが、これはジャンカラなどを経営しており、その一角で湯快のゆもやっているようだ。湯快リゾートも元々は東愛産業の傘下にあったのだが、その後は日本企業成長投資、ローン・スター・ファンドと投資会社に転々と売却されている、というのが現状であると後で調べて判明。

前置きが長くなったが肝心の温泉、15年も前だともはや覚えていないが、露天エリアの三段構成の浴槽とかは多分オープン当時から変わっていなかったような気がする。泉質派無色透明、ごく僅かに塩かダシのような味、塩素臭は特には気にならず。天然温泉には間違いはないのだろうが、いまいちパンチ力は薄い気がする。源泉温度は低く加温してるはずだから、あえて加温してない源泉水風呂なんてのがあってもよかったかもしれない。

屋内の方には人工の炭酸泉もあるが、これはやや塩素臭が気になった。洗い場にはもちろんシャンプー、ボディーソープの備え付けはあるが、カランなどの設備は若干くたびれた感あり。そこのリニューアルはしてないっぽい。

★★★☆☆ 15年前は星4つだったみたいだが、泉質が上がるはずもなく、施設が古びた分で今回は3つ。
20230702_2昼ごはんもこの施設の食堂でいただく。隣に同資本系列の焼肉屋もあったが、まあここでいいかとホルモン炒め定食。特に期待してなかったので案外美味しくてよかった。

そのほか、フリードリンクや漫画コーナー、何故か懐かしのファミコンらしきゲーム機まで無料のコーナーもあり、のんびり過ごすこともできるようだ。

温泉施設の送迎バスが寝屋川市駅までは出ているのだが高槻方面に帰るには使い勝手が悪い。15年前はそのまま走って帰ったと記録があるが、温泉近くに菅原神社バス停があって、寝屋川市駅と茨木駅を結ぶ京阪バスの路線バスが通っているので、それに乗って阪急茨木市駅経由で帰途に就いた。

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野天湯元 湯快爽快 ざま

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関東遠征の任務翌日は、一足早く夏季休暇1日分を行使して、かながわいちびりツアーを敢行。前段の予定は何も考えていなかったが、移動見込みの経路上に温泉があるとわかったので、行き当たりばったりで訪問。小田急小田原線の相武台前駅から歩くこと20分弱ほど、野天湯元 湯快爽快 ざまに到着。

平日なので料金は800円だが、精算は退出時にまとめて行うらしい(キャッシュレス可)。下駄箱の鍵と交換でバーコードの記されたリストバンドを渡される。

脱衣場を出て内風呂、カラン等はややくたびれた感はある。ボディーソープ等の備え付けあり。人工の高濃度炭酸泉もあるようだがそれはすっ飛ばして露天エリアの天然温泉浴槽へ。おお、黒い。久しぶりのコーヒーだ。黒褐色でダシのような薄めの塩味、わずかに金気臭、若干のヌルヌル感あり。いかにも温泉らしさを感じさせてくれるいい湯、これぞモール泉だ。
20230623_02後で館内に貼ってあった成分表によれば、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉、低張性・弱アルカリ性・温泉ということのようだ。この露天ゾーンの素晴らしいところは、源泉かけ流しの浴槽とその源泉を加温した浴槽がとなりあっており、加温浴槽で温めてはぬる湯からやや水風呂に近い低温の浴槽に移る交互浴が源泉のみで味わえることだ。もちろんサウナや水風呂も内湯に完備されているが、それに頼らずとも、ホットコーヒーとアイスコーヒーのお代わりで整う、極楽仕様なのだ。

★★★★★ 他にも食事処や休憩スペース等あるようだが、それらをチェックするまでもなく露天風呂の冷熱源泉コンボで文句なしの星5つ。

なお、温泉のすぐ近くにイオンモール座間があり、そこから小田急相模原駅とを結ぶバス(直行便)があるので、極力歩きを少なくしたいならその方がベスト。小田急江ノ島線の南林間駅に向かうバスもあるとのこと。

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天然温泉 満月

20230618_1父の日のこの日、子守当番は「非番」で単独自由行動OKとなったので、久々に温泉目指してのワンウェイマラニックを敢行。

出発時間がお昼前と中途半端になってしまったので、昼ご飯をランの途中でいただくことにした。安威川河川敷に出てしまうと店がないため、その手前の道路沿い、茨木市鮎川にあるとんかつ店「大富士」を訪問。まだ12時少し前だったので他の客はおらず。老夫婦2人で切り盛りしているようだ。

20230618_2とんかつ定食(1200円)をいただく。やや強気の価格設定だが、それに見合うだけの品質はある感じだ。デミグラスソースも旨い。画像では取りそこねたがお吸い物も付いていた。

20230618_3さて昼食後にランニング再開で、定番の安威川河川敷を走るが、他に走っている人の姿が皆無。梅雨の中休みで、しかもカンカン照りではなく曇りで、走るにはちょうどよい気候だったのだが。

それで、距離表示のあるランニングコースの終点を過ぎてもずっと左岸側を走っていったら、途中およそ道とは言えないほどに雑草が茂る区間に何度も突っ込む。今さら引き返すのも癪だからそのまま前進強行。半袖半パンで走ってたので脚や腕のあちこちが雑草で擦れてかぶれたようにもなってしまった。最後はほとんどアドベンチャー状態になりつつ、中環とぶつかるところでようやく歩道に復帰。やはり距離表示終わったあたりで左岸から右岸に移らないとアカンようだ。

目指すは阪急京都線上新庄駅だが、これも河川敷から阪急沿いにピタリと沿う道が無いようで、かなり回り込んでの到着。アプリ計測によれば15kmほどらしい。

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本日のゴールは「天然温泉 満月」。上新庄駅すぐ近く。2016年頃のオープンだそうでまだ比較的新しい。看板に書かれた字がやたら下手くそに見えるのは敢えてそういうデザインなのだろうか。運営会社は東亜観光となっているが、パチンコ屋経営の会社とはたまたま同名の別物なのだろうか。後で調べてもよく分からず。

玄関の靴箱はコイン不要で鍵をかけてその鍵と脱衣所ロッカーの鍵を交換する形式。料金は土日祝で790円と近年にしては比較的リーズナブル。券売機は現金のみ。

脱衣所ロッカーは番号が指定されている形となる。脱いで素っ裸になってから階段を上がって2階が浴場となっている。おそらく敷地が狭いので同一フロアにできなかったのだろう。

内湯の洗い場のそばに天然温泉の浴槽あり。カラン等の設備はまだ新しさを保っている。ボディーソープ等も備え付けあり。そして泉質はほぼ無色透明無味、わずかに塩素臭。弱アルカリ性・低張性・低温泉とのことで若干のツルヌル感あり。

露天エリアにも天然温泉浴槽があったが、何と緑色。入浴剤を入れているようだ。これは残念。他に人工の高濃度炭酸泉もあったが、かなり狭い。4、5人が浸かるともう満杯だ。サウナもやや狭い。水風呂はとても冷たくてGood。

★★★☆☆ せっかくいい湯を掘り当てたのに、もうちょっと何とかならなかったものか。弱アルカリ性は美肌の湯ということで、かぶれてた腕や脚の皮膚の回復も心なしか早かったような気がする。

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湯快の湯 門真店

20230226_3前項から続き)
マラニックの目的地は、神門湯処 湯快の湯 門真店。今回は走ってきたが、公共交通機関となると駅からは若干離れており、大阪メトロ長堀鶴見緑地線門真南駅からで徒歩20分、他に京阪古川橋駅、JR住道駅から路線バスとなる。無料送迎バスもあるにはあるが、平日のみ運行という謎仕様。広い駐車場があるので、基本車で来い、というコンセプトなのだろう。

なお、この施設、以前は「門の湯」という温泉施設だったが、2016年頃に経営主体が湯快リゾートに移ってリニューアルオープンされているとのこと。旧施設には一度行ったことがあるような気がしていたが、過去のブログ記事にも記録はなく、今回が新旧含めて初訪問となるようだ。

玄関で靴をロッカーに入れる。100円玉が要るが返ってくるタイプ。入館料は土日祝料金だと980円、券売機はキャッシュレス不可。@ニフティ温泉のクーポンが使えたので、岩盤浴(土日祝料金600円)は無料で追加できた。

2階に上がったところに大浴場。まずは洗い場に向かったが、カランの温度調整がイカれているのか、3台も続けてまともな温度のお湯が出ない状態だった。見た目もだいぶくたびれている感じだ。内湯に高濃度炭酸泉、ラジウム鉱泉があるがいずれも人工のもの。露天エリアの浴槽も白湯のようである。特段の掲示もないので、天然温泉ではないという理解でよいだろう。

せっかくなので岩盤浴の方も利用させてもらう。コロナ禍における混雑回避のためか事前予約制となっていたが、他に利用者はおらず貸切状態。受付で貸与された岩盤浴用の館内着を着て2階奥の岩盤浴コーナーへ。低温用と高温用の2種類あってそれぞれ6人ずつぐらいの仕切りが施されていた。しばらく寝転がっていると汗びっしょり。そもそも普段から岩盤浴は利用しないので、これが他と比べてどうなのかは評価しづらい。悪くはないんだろうが、自分ならわざわざ追加課金してまでは要らないかなあというところ。大浴場にサウナも当然あるのだから。

お風呂を上がってからのリラクゼーションコーナーでは、ソフトドリンクの無料サービスとマンガ読み放題になっていた。かなり混んでいて空いているシートがほとんどない感じ。フリードリンクのうち冷たいものは全部何かのシロップを炭酸で割るタイプ。他にホットコーヒーなどもあった。同施設1階は飲食レストランとなっている。

★★☆☆☆ 天然温泉でない場合は基本基礎点2つ星までとしているところ、フリードリンクやクーポン利用での岩盤浴サービスは評価できるが、カランの不備や、土日祝の送迎バス無し、やや強気の料金設定による相殺でそのまま。

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八尾温泉 喜多の湯

20230103_4前記事からの続編相当)
路線バスを乗り継いで、ちょっとばかり走って到着したのは、八尾温泉 喜多の湯。「喜多の湯」というネーミングに聞き覚えがあると思ったら、10数年前に名古屋で訪れた山王温泉 喜多の湯」と同資本系列(本社は名古屋)のスーパー銭湯のようだ。ただし、ここがオープンしたのは2018年と結構最近のことで、まだ新しい施設である。

玄関で靴を靴箱に入れ、それの鍵に書かれた番号がIDとなって入退館を管理。だが、料金自体は入館時に券売機でチケットを買って靴箱鍵とともに提示する必要がある。このことが後で禍根を残すことになる。この日は三が日だったので、入浴のみの場合、土日祝料金900円からさらにアップの950円(別途岩盤浴もあるが利用せず)。

脱衣場に着替えを放りこんでいざ風呂へ。当然ではあるが設備一式などは新しさをまだ維持している。シャンプー、ボディーソープなども備え付けあり。天然温泉ではないが、人工の炭酸泉はあり。

露天風呂のテレビでは箱根駅伝の往路ゴールをタイミングよく見届けた。水素水風呂なんてのもあったが、これって効果あるのだろうか。少なくとも懐疑主義、based on scienceの自分にとってはむしろマイナスのプラセボ効果しか及ぼさないとコメントしておく。サウナにもテレビがあったが、駅伝とは別の番組が流れていた。利用客の多さの割にはサウナが若干手狭かなという感じ。

それで、退館時の精算で@nifty温泉のクーポン(会員だと150円、非会員でも100円引き)を提示したら、入館時に提示でないとアカンのだと。そのことは券売機のところに掲示しておいてほしかった。確かに@nifty温泉のクーポン詳細ページにはよく見たらそう書いてあったが、入館後に気付いても遅いことになる。

というか、別の温泉施設の例では、そもそも通常料金と各種割引料金の複数料金選択が券売機で分かれており、そこで気付けて、割引料金で買った人はクーポン提示してねというやり方である。それをやらないということ、また、@nifty温泉の口コミでは、入館時に提示し退館時の精算で割引分返金のところ返金されてなかったという事例も見かけたことから推測するに、要するにクーポンをあまり使ってもらいたくないんだなという本心が透けて見えると邪推をせざるを得なかった。

★★☆☆☆ 天然温泉でない場合は最大でも★2つまでとしておるところ、特に秀でていれば加点もあり得たのだが、最後の一件でそれも台無し。@nifty温泉では2022年間ランキング西日本1位だそうだが、私にとってはそれはない。

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美健SPA 湯櫻

221204_1この日は久しぶりに日中いっぱいお一人様自由行動可となったので、ゆっくり風呂に入りたいと思い、阪急に乗って川西能勢口駅へ。

走りを入れても良かったのだが、天気がイマイチだったのと、時間的余裕があまり無かったのでサボる。

川西能勢口駅から徒歩で15分ほど、忽然と最近できたばかりと思われる大規模ショッピングモールが現れた。オアシスタウン キセラ川西というらしい。その商業施設群の一角にスーパー銭湯もある、という形。

221204_2訪れたのは「美健SPA 湯櫻」。2階へ上がって、靴箱の鍵が入館管理IDにもなっているようで、入館時にバーコードをチェック。精算は退館時。(土日祝料金は900円、各種キャッシュレス対応)

館内は随分と広い。受付からずっと奥に進んだところがお風呂の入口。各種設備もまだできてから日が浅く新しい状態。洗い場にはもちろんシャンプー、ボディーソープ等備え付けあり。

天然温泉ではないが、人工の高濃度炭酸泉、また季節の変わり湯としてこの日は「伊香保の湯」が掲げられていた。人工の温泉ではあるが、いっちょ前に金気臭もして、排水溝の蓋にも析出物らしきものあり。いわば、生搾りフレッシュジュースではないものの、濃縮果汁還元100%的なもの、と理解すればよいだろうか。

サウナは結構混雑気味。テレビを見ながらしばらく経つと、自動的にロウリュウが作動するようで、室内がカッとより熱くなった。たまらず退出。

まあ何せ、最近は風呂に行っても男湯にジュニア達を連れて行かねばならず、ゆっくり落ち着いて自分のペースで浸かりたい湯にゆっくり浸かることもままならなかったから、久々にのんびりとできて満足。風呂上がりに隣接の阪急オアシスで缶ビールを買って飲む。

★★★☆☆ 天然温泉ではない場合は★2つまでが原則だが、人工ながら秀逸ということで特別加点。

221204_3阪急川西能勢口駅は、経由したことは数回あると思うが、乗り降りしたのは今回がおそらく初めて。

お出かけ機会もめっきり減って使うあてのない株主優待券を使用で交通費はかからず。実は温泉施設には能勢電で一駅先の絹延橋駅の方が近いのだが、その分をケチったという次第。

車内の広告を見ても、阪急自身やグループ企業ばかりで、それ以外の広告がほとんど無くて、厳しい時代を実感。

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箱根ツアー2022(その2)

その1からの続き)
夏の家族旅行・箱根ツアーの後半戦。今回泊まった宿の記録から。
220730_01泊地は「リ・カーヴ箱根」というホテルで、強羅駅から車で10分ほどの仙石原というあたり、ホテルやら別荘やらが点在する一帯に建っている。

北館と南館の2つの建物となっており、フロントやレストランは南館に、大浴場は北館にある。泊まった部屋は和室と洋室の折衷で、和室に布団3組、ベッドは2組があってかなり余裕があり広々と使えた。

220730_02前日は遅れて到着、晩御飯の時間を後ろ倒しにしてもらい、それでも時間がないなか子連れで慌ただしく風呂に浸けるだけだったので、朝風呂は一人静かに入って久々の温泉パトロール。

今回泊まったのが北館側だったので、風呂へは上下移動だけでアプローチしやすい。脱衣場のロッカーは銭湯にあるのと同様に鍵がかけられる。

内湯は、カランにシャンプー等備え付けあり、整備度合いはまあごくふつう、サウナ・水風呂もあるが、浴槽は全部白湯のようだ。露天風呂エリアにつながる中間のような一角に、やや小さめの天然温泉の浴槽があった。白濁、無味、硫黄臭。うむ、しっかり、ガッツリ温泉である。これもあの大涌谷から引いているのだろうか。現地での掲示を撮れなかったので、同ホテルHP掲載内容によれば、硫酸塩泉/塩化物泉/カルシウム・マグネシウム硝酸塩泉。源泉高温のため加水あり、消毒・循環は無しの掛け流しとのこと。

★★★★☆ やはり白濁硫黄臭はいかにも温泉と感じられて満足感高し。

220730_03食事は、レストランで摂ることもできるが、今回は部屋食を選択。昨夕の到着時も、レストランはかなりごった返していたので、これで正解だろう。

画像は朝食時のものだが、お節の重箱のように入れられて提供。これだと量が少ないかなと思ったが、何の何の、結構なボリュームで、自分の割り当て量はもちろん完食したが、他のメンバーが残した分までは食べきれなかった。

220730_04さて2日目の観光も予めのプランは特になく行き当たりばったりだったが、まずはホテル近くにある「箱根湿生花園」へ向かった。

ここは、湿原をはじめとする川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心にした植物園とのことである。

220730_05期間限定イベントとして、世界の食虫植物展を開催しており、それの顔出し看板が置かれている。これって食われる側の虫の立場で顔出してることになるよなあ。

220730_06ハエトリグサ、ウツボカズラなど名前は聞いたことがあるが、現物を見るのは初めてかも。現物は思ったより小さめ。ハエトリグサのパチンと閉じるのは何度もやると疲れて枯れてしまうそうなので、触らないでとなっていた。実際に虫が捕らえられるのも滅多にないので、ビデオも併設されており捕食シーンは画面で見る。

この他にも園内には遊歩道が張り巡らされていて結構広い。一番遠いところでは湿原がそのまま山の方につながっているようになっていて、箱根にこれほど自然が残っているというのが意外だった。そして予想どおりだったのが、子どもらはすぐに飽きてしまったこと。長男に至っては勝手にほっつき歩いているうちに誤って湿原に落ちて靴を泥だらけにしていた。

220730_07次に向かったのは芦ノ湖方面。一帯はかなり高低差があるようで、まっすぐにアプローチできず、曲がりくねった道を進む。

湖畔に無料で停められる駐車場もあったが満車。しばらく粘ってようやく停車。

220730_08芦ノ湖といえば箱根駅伝の往路ゴール地点。そこには石碑が建っている。さっき止めた駐車場も、駅伝の際はゴール会場として使われるわけだ。石碑のすぐとなりに、箱根駅伝ミュージアムがあるので入館(有料)。歴史や、ユニフォーム、ビデオなどが展示されている。

箱根駅伝の歴史は長いが、現在のように日本テレビ系列で全区間生中継が行われるようになったのは1987(昭和62)年からと、意外と近年になってからである。お正月に他に大したコンテンツも無い中、筋書きのないドラマは恰好のエンタメ対象となり、箱根駅伝自体が目標となるような本末転倒の事態となっている、という課題(いわゆる「感動ポルノ問題」)はこのブログでも触れたところ。そして目下の課題は子どもらがここでも早々に飽きてしまったということだった。

220730_09子どもらが興味を示したので、箱根町港から海賊船に乗ることにした。結構なお値段だったので、片道だけ、大人は私だけで子ども2人を引き連れ、残りの大人は桃源台港へ車で向かう。

結構大きな船で、甲板上も入れると4フロアぐらいある。子どもらは落ち着き無く上へ行ったり下へ行ったりとじっとしていられない。カメラはニコンの一眼レフをメインで撮っていたため、手元のタブレットでは船内にあった現在位置を示すマップぐらいしか撮れてなかった。

220730_10桃源台港で無事合流し、箱根シリーズは終了。帰路の途上で三島のうなぎを買って帰りたいとなり、国道1号線で三島方面へ。「うなぎ桜家」という店の前で、道路沿いだが車を止めてていいようなのでテイクアウト。店内には入らなかったが、店から換気扇で出てくる排気がうなぎのいいニオイだった。

復路は沼津ICから東名経由で後は行きの折り返し。かなりの遠距離だが20時過ぎ頃には帰り着いた。やはり高速道路は偉大だ。

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神州温泉 あるごの湯

安威川・神崎川ひとりマラニック からの続き)
220410_s1今回のマラニックのゴール、「神州温泉 あるごの湯」は、パチンコ店などを経営する八城観光開発の資本によって2013年からオープンしたスーパー銭湯である。ここに隣接してパチンコ店・ボウリング場などの複合遊技施設もある。最初からわかってはいるが、天然温泉ではない。

玄関で靴を下駄箱に入れ、その鍵をID代わりとして退出時に料金を支払う方式。風呂とチムジルバン(韓国式低温サウナ)があるが、今回は風呂のみを利用、土日祝料金は900円也。

出来てから10年も経っておらず、館内設備等はまだくたびれたりとかはしていない。カラン・シャワーにボディーソープも備え付けられている。常設のシャンプー等以外に、お試しくださいということで無添加をうたったシャンプー類も使用ができた。

露天風呂のエリアに炭酸泉(人工)があり、唯一「温泉っぽさ」は感じられた。いずれの湯も若干の塩素臭あり。サウナは通常の乾式と塩ミストの2つ、ロウリュウサービスもウリらしいが今回はパス。当然水風呂は設置あり、ロングランで疲れた脚をアイシング。

★★☆☆☆ 天然温泉でない銭湯は最高でも★2つまでという評価としている。スーパー銭湯としては平均以上の及第点でよいだろう。

220410_s2施設入り口手前に、「あるごの湯ランナーズクラブ」のポスターが掲示してあり気になったので調べたところ、会員となることで、この銭湯に荷物を預けて、神崎川など周辺を走った後にお風呂利用ができる、いわゆるランステのサービスを提供しているということらしい。

事業者自身のサイトからは詳細情報はわからなかった(PDFはリンク切れ)が、会員登録に200円と記述されたページもあるようなので、実質コインロッカー代と同趣旨ということだろう。今回はワンウェイのゴールだし複数利用は無いだろうから、当然登録もしなかった。

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延羽の湯 鶴橋店

220321_05鶴橋ひとりマラニックからの続き)マラニックのゴールに定めた、延羽の湯・鶴橋店。隣にあるパチンコ店資本が経営するスーパー銭湯で、これの本店にあたる羽曳野の一号店には何と13年も前に訪れたことがある

まずは玄関の下駄箱に靴を入れ(100円玉は不要)、フロントで下駄箱の鍵を預けて引き換えにロッカーの鍵を受け取る。ロッカーの番号は指定されており、入浴料も含め料金精算はすべて退出時。クレジットカード、電子マネー等利用可。岩盤浴もあるそうだが、今回は風呂利用のみ。土日祝料金だと960円。

更衣室のロッカーが探しにくく、風呂へ行くルートも迷いながらで、いよいよ入湯。スーパー銭湯としての洗い場やシャンプー・ボディーソープ等は標準的に装備されている。まず内湯の浴槽に浸かったら、塩素臭がキツくてげんなり。

220321_08すると、露天風呂エリアの奥の方に「立湯」と書かれた浴槽があり、これは源泉掛け流しだそうだ。深さ130cmとかなり深い。

この浴槽で、この温泉が薄いコーヒー色であることが判明。湯が流れていく床面には黒い析出物がペンキでも塗られたかのように広がっている。

泉質の書かれた掲示を確認し損ねたが、各所で得られる情報によれば、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉、加温あり。薄コーヒー色、無味(だったと思う)、微かに金気臭。ヌルヌル感はなし。この立湯はややぬるめの温度設定となっており、いつまでも入っていられる。

そういえば今回は久々の一人温泉。家族で温泉に行くと、最近は必ず息子たちを連れて入らねばならない(相方氏らに女湯で面倒を見てもらえる年齢ではなくなった)ので、自分の好きなようには過ごせなくなった。というか、子供らはどこかの浴槽に入っても1分も経たないうちにまたどこか別のところへ行ってしまう。かといって、各自で行動させるにはまだ幼く、ついて行かざるを得ない。やっぱり温泉は一人で入るに限る。

というわけで、子連れではもはや利用不可能なサウナにも入り浸る。勢いに乗ってロウリュウまでチャレンジしたら、あまりの激アツぶりに悲鳴が出た。肌がうっすら赤くなって、やけど寸前状態。サウナ、水風呂、そして源泉の立湯のローテですっかり整う。いやあ、温泉って、ホントにいいですね。

★★★★☆ 立湯のおかげで評点大幅アップ。

220321_06お風呂の後は腹ごしらえ。鶴橋駅付近まで歩いていくと、駅周辺はかなりの人出で混雑している。新型コロナ蔓延防止措置もちょうど切れるタイミングだった。

昼食のピークタイムは過ぎたはずなのに、覗く焼肉店はどこも混んでいる。経済が回るのは結構なことではある。

ようやくわずかに空きがあった焼肉店にお一人様で滑り込む。「鶴橋七輪」というお店。

220321_07ホルモン定食をいただく。タン塩にホルモン6種類と一品も付いて1300円とリーゾナブル。ビールもお代わりしてしっかり経済を回しておいた。

そして、3時間ほどかかった道のりを、電車に乗って1時間足らずで帰途に就いた。

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