さどしま紀行(温泉編)
今回の佐渡ヶ島旅行、宿泊施設の手配は私に任されたため、個人的趣味で「温泉に浸かれる宿」を条件に選択した。
時系列は前後するが、旅程初日に泊まったのが「佐渡八幡温泉 八幡館」。八幡は「やはた」と読む。佐渡ヶ島全体の中で位置としては、真ん中のくびれた平野部での西の端のあたりということになる。佐渡、というより新潟県内で最初に政府登録国際観光旅館となり、かつて昭和天皇皇后両陛下も宿泊に使われた、佐渡を代表する旅館の一つだそうだ。
佐渡ヶ島の西の端の海近くということで、チェックインしたら部屋から海や沈む夕日が見られる。
旅館の立地は真野地区八幡という比較的開けた市街地ではあるが、旅館敷地の周りがだいぶ広めの松林になっていて、住宅街とかが直接には見えないというのが落ち着いた雰囲気をもたらしている。
それで、肝心の温泉の画像を撮りそこねる痛恨のミスをやらかしてしまい、こちらは大浴場入口に掲げられた看板の画像。
書かれているのは「佐渡八幡 自噴天然温泉 しっとり肌になじむ滑らかで豊富なお湯は、昭和51年より1時間に5屯が自噴する湯量で地下1000mより噴出する源泉かけ流しの天然温泉森林浴を兼ねた露天風呂で日頃の疲れをごゆっくり癒やして下さい」というメッセージ。
脱衣場はカゴだけで鍵のかかるロッカーはないので、貴重品は部屋かフロントに預ける必要がある。浴室は、内湯、露天風呂ともに温泉浴槽。床にびっしりと張り付いている析出物の皮膜がいかにも温泉らしさを醸し出している。
泉質はナトリウム塩化物泉とのこと。ほぼ無色透明、塩味、わずかに金気臭かモール臭っぽいニオイがする。化石海水なんだろうか。他には小さいながらサウナと水風呂もあった。露天風呂からは、敷地の周りの松林が見える。
★★★★★ 奮発した甲斐あって、文句なしの星5つ。なお食事等はグルメ編へ。
続いて旅程二日目の宿は、小木港の近くにある「旅館 かもめ荘」。佐渡ヶ島全体の位置では、南西(左下)の端っこの方に当たる。
各部屋にはもちろんエアコンが効いているのだが、ロビーや廊下等の一帯はエアコンがないのか、この真夏だとかなり厳しい。
さて温泉の方は、成分表等が掲げられていたのでその記録を紐解くと、ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉)となっていた。
無色透明塩味(と若干の苦味)無臭、若干のツルヌル感あり。四要素の明確な表示はわからなかったものの、気温の低いときのみ加温することあり(ちなみに源泉温度は44℃)と書かれていた。旅館の温泉紹介ページにも源泉かけ流しと記載があるので、それで間違いないだろう。
屋内露天の両浴槽とも温泉のようだ。画像は露天風呂の方。小さいながらサウナもある。日帰り入浴もやっているようである。
★★★★☆ 脱衣場が暑くて、風呂上がってからが夏は厳しい。そのことをもって減点1。
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