温泉

さどしま紀行(温泉編)

1000004387今回の佐渡ヶ島旅行、宿泊施設の手配は私に任されたため、個人的趣味で「温泉に浸かれる宿」を条件に選択した。

時系列は前後するが、旅程初日に泊まったのが「佐渡八幡温泉 八幡館」。八幡は「やはた」と読む。佐渡ヶ島全体の中で位置としては、真ん中のくびれた平野部での西の端のあたりということになる。佐渡、というより新潟県内で最初に政府登録国際観光旅館となり、かつて昭和天皇皇后両陛下も宿泊に使われた、佐渡を代表する旅館の一つだそうだ。

1000004388佐渡ヶ島の西の端の海近くということで、チェックインしたら部屋から海や沈む夕日が見られる。

旅館の立地は真野地区八幡という比較的開けた市街地ではあるが、旅館敷地の周りがだいぶ広めの松林になっていて、住宅街とかが直接には見えないというのが落ち着いた雰囲気をもたらしている。

1000004392それで、肝心の温泉の画像を撮りそこねる痛恨のミスをやらかしてしまい、こちらは大浴場入口に掲げられた看板の画像。

書かれているのは「佐渡八幡 自噴天然温泉 しっとり肌になじむ滑らかで豊富なお湯は、昭和51年より1時間に5屯が自噴する湯量で地下1000mより噴出する源泉かけ流しの天然温泉森林浴を兼ねた露天風呂で日頃の疲れをごゆっくり癒やして下さい」というメッセージ。

脱衣場はカゴだけで鍵のかかるロッカーはないので、貴重品は部屋かフロントに預ける必要がある。浴室は、内湯、露天風呂ともに温泉浴槽。床にびっしりと張り付いている析出物の皮膜がいかにも温泉らしさを醸し出している。

泉質はナトリウム塩化物泉とのこと。ほぼ無色透明、塩味、わずかに金気臭かモール臭っぽいニオイがする。化石海水なんだろうか。他には小さいながらサウナと水風呂もあった。露天風呂からは、敷地の周りの松林が見える。

★★★★★ 奮発した甲斐あって、文句なしの星5つ。なお食事等はグルメ編へ。
1000004408続いて旅程二日目の宿は、小木港の近くにある「旅館 かもめ荘」。佐渡ヶ島全体の位置では、南西(左下)の端っこの方に当たる。

各部屋にはもちろんエアコンが効いているのだが、ロビーや廊下等の一帯はエアコンがないのか、この真夏だとかなり厳しい。

1000004409さて温泉の方は、成分表等が掲げられていたのでその記録を紐解くと、ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉)となっていた。

無色透明塩味(と若干の苦味)無臭、若干のツルヌル感あり。四要素の明確な表示はわからなかったものの、気温の低いときのみ加温することあり(ちなみに源泉温度は44℃)と書かれていた。旅館の温泉紹介ページにも源泉かけ流しと記載があるので、それで間違いないだろう。

屋内露天の両浴槽とも温泉のようだ。画像は露天風呂の方。小さいながらサウナもある。日帰り入浴もやっているようである。

★★★★☆ 脱衣場が暑くて、風呂上がってからが夏は厳しい。そのことをもって減点1。

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極楽湯 枚方店

20240512_11前項からの続き)
極楽湯枚方店に到着。前名乗りに「天然温泉つくもの湯」とも書かれているが、これは後から考えると、この極楽湯は、極楽湯HDの直営店ではなく、車用品メーカー・ソフト99コーポレーションの子会社・アスモ(株)が経営するFC店だから(九十九=つくも)だと合点がいった。

玄関下駄箱は100円玉要リターン式で、入浴料は券売機で520円を払う、現金オンリー。この手のスーパー銭湯にしてはだいぶ価格控えめだ。脱衣場ロッカーも100円玉要のリターン式なので、小銭を持っていないと詰む。

さて浴場へ進出。洗い場のカラン等はまだ新し目のようだったが、これは施設自体がまださほど年数が経っていないのかリニューアルしたのか。なお、スーパー銭湯にしては珍しくシャンプー、ボディーソープの備え付けが無い。入浴料を抑えた分こういうところでコストカットしているのか。

まずは内湯にあった人工炭酸泉に。結構混み合っている。何かスーっとするニオイがあると思ったら、日替わり湯で入浴剤が入れられており、ラムネの湯になっていた。

露天風呂のエリアに天然温泉浴槽がいくつかある。無色透明、かすかに塩味、かすかに塩素臭(酷くはない)。四要素は加水なし、加温あり、循環あり、消毒あり。温泉ではあるが、さほど強いインパクトは感じられず。マイクロバブルの温泉浴槽もあった。

ひとしきり回って今度はサウナへ。こちらもやや手狭な割にだいぶ混んでいるので、タイミングによっては座れずに立って待つ人もいた。水風呂はよく冷えている。

★★★☆☆ 後述の事項とも合わせ技で★4に近い3。
20240512_12お風呂上がりは併設の食堂で昼ご飯。十割そばと鶏唐揚げをやたら推している掲示が目に入ったので、それらを含むメニューを注文。先に食券を買う方式で、通常価格と会員価格に若干の差を設けている。こちらも現金払いオンリー。おいしくいただけました。

帰りは、京阪バスで樟葉駅まで。平日は同駅との間の送迎バスが少々あるようだが、土日祝の運行はなし。せっかく入浴料は低めだったのに、公共交通機関利用だと休日はバス代上積みが必須となるため効果減殺。したがって星1つ減らして3とした。

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灘温泉(水道筋店)再訪2024

20240505_1こどもの日だが子守当番非番ということでこの日はお一人様を満喫させてもらうことにした。梨状筋も痛めているので、走らずに電車に乗って温泉へ。

阪急神戸線王子公園駅から水道筋商店街を歩くことしばしの、灘温泉 水道筋店、ここは2008年に訪問したことがあり二度目。もう16年も前になるのか。入浴料は当時からは値上がりして450円。

ここの目玉は何と言っても炭酸泉である。ただ、ぬるめの源泉浴槽が混み合っていてなかなか入れない。上がる人が出てできる隙間に何とか入り込む。浴槽が黒色なのでわかりにくいがわずかに濁りか色が付いていそう、かすかにダシの味、金属臭、そして湧き出る炭酸の泡。ぬる湯なのでのぼせないからいくらでも長時間浸かれてしまう。それが混み合う原因だが。

ほかの加温した温泉浴槽や水風呂などと何度か交互浴を繰り返して、すっかり整った。やはり温泉はいい。大地のエネルギーを吸収できるような感じがする。以前の評価★5つは不動。

20240505_g1時系列的には遡ってこちらが先の話だが、王子公園駅に着いた時点で12時を回ったので、先に昼食にした。駅近くの店は既に行列ができているところもあったのでパスして、ちょっと進んだ先にあった「蒸し料理 ひのき」というお店に飛び込んだ。

店内はカウンター席とテーブル席、基本は夜営業の飲み屋がランチもやっているという感じのようだ。

20240505_g2待つことしばし、蒸し料理登場。せいろの中で豚肉と野菜などが蒸されている。以前に我が家でも時々使っていたタジン鍋での仕上がりに似たイメージだ。野菜も柔らかく甘みがある。

後から追って出てきたので画像にはないが、これに味噌汁と漬物の小皿もある。先客でテーブル席にいた家族連れのお父さんが、うまいうまい、近所にあれば毎週でも通いたい、と感想を述べているのが聞こえてきた。確かに同意。

壁にイベントのチラシが多数貼られており、歌手などのショーの舞台にこの店を会場として使っていることも時々あるようだ。

20240505_2さてお風呂後に時系列を戻し、帰路は、温泉の位置って王子公園駅と六甲駅のちょうど中間あたりだから六甲駅に向かってもよくなくねえか、ということで、引き返さずそのまま東方向へ歩く。

確かに距離的にはほぼ同じぐらいのようだが、温泉から六甲駅にかけてはただの住宅街。王子公園駅からの道すがらは水道筋商店街があって賑やかなので、同じ時間歩くのなら気が紛れる王子公園駅からが断然いいだろう。

道すがら、越えた川をまたがって鯉のぼりが泳いでいた。この日はめっちゃいい天気で暑いぐらいだった。

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箕面方面マラニックと水春

20240223_1祝日のこの日は子守当番非番、というか妻子はスキーに出かけたので、お一人様で温泉目指してワンウェイマラニック。

天気がいまいちで、雨がようやく上がりそうな昼前になってからのスタート。箕面方面を目指すが途中で昼食休憩を入れるべく、旧西国街道ではなく国道171号線沿いを西へ。

すると、西川原西交差点では、以前からずっと工事が途中だった、交差する茨亀線のオーバーパスが完成しているのを確認。調べたところ昨年2023年3月から供用開始となっていた。これで渋滞は緩和されただろうか。

20240223_2昼食休憩後、一旦旧西国街道にシフトしたあと、箕面市内に入ってからは再び国道へ。新御堂筋と交差する萱野交差点に、今回のマラニックで見たかったものが現れる。

北大阪急行の延伸で新たな終着点となる(この時点では予定の)、箕面萱野駅である。

翌月に開業を控えて、工事もラストスパートという感じだったが、駅名を掲げた看板は見当たらなかった。

20240223_3駅前のロータリーになるであろう場所。舗装は済んでいるがまだまだ工事中という感じで、これで来月までに間に合うのだろうか。

駅にはショッピングモールのキューズモールが直結する形となり、めちゃめちゃ便利な場所に激変することになる。

20240223_4さて萱野から若干南下して箕面船場あたり、この日のゴールは箕面湯元・水春とした。総走行距離16km程度。水春には16年前に訪問した際の記事が残っている。もうそんなにも月日が経過したのか。

複合遊戯施設・ビーバーワールド箕面船場店の2階。下足箱に靴を預けてその鍵と交換でIDタグをもらう形。利用料は先払い(入館後の飲食代等は退出時に精算払い)。土日祝料金で風呂のみだと1000円、キャッシュレス不可で現金のみ(退館時の精算はキャッシュレス可)。

温泉の評価は16年前と変わらずか。ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)とのことだが、浴感は薄い。無色透明無味、混んでるためか塩素臭。温泉浴槽よりも人工だが炭酸泉やミルキー風呂のほうが浸かった感があるかもしれない。星3つで変わりなし。

帰りは、施設から北千里・千里中央への無料送迎バスが出ているのでそれに乗って北千里から阪急で帰帰宅。

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竹取温泉 灯りの湯

20240211_05前記事からの続き)
たどり着いたのは「竹取温泉 灯りの湯」。聞いた覚えないなあと思ったらそれもそのはず、2019年頃にできたばかりの温泉施設である。もちろん初訪問。

下駄箱の鍵がIDキーとなっており、支払いもすべてそれで管理する。土日祝料金は970円(風呂のみの場合。岩盤浴は別料金)だが、全て退出時の後払い。下駄箱の空き具合を見るに、かなり混み合っているようだ。三連休の真ん中だものな。

風呂があるフロアは2階。脱衣場からいざ浴場へ。内湯に季節湯の大根湯があったり、ごく微細の泡が出ているシルキー風呂もあるが、これは白湯だろう。天然温泉の浴槽は露天のスペースに。浸かってみるが、あまりインパクトはない。無色透明、ごくわずかに塩味があるような、そして塩素臭。これだけ混んでるとどうしようもないか。ナトリウムー塩化物温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)ということのようで、正確な掲示は見てないがこれだと加水あり、加温あり、循環あり、消毒ありの四重苦はほぼ間違いなさそう。

ほかにサウナ等もあったが、全体的に狭さを感じてしまう。混んでいるから余計にそう思ったのかもしれない。空いていればもうすこしゆったり感を味わえたのだが。それと、これは別の口コミでも見かけた指摘だが、どの大浴槽・サウナにもテレビが備え付けられている。中には静かなスペースがあってもよかったかもしれない。

★★★★☆ まだ施設が新しく綺麗なのはいいが、天然温泉としてはどうか。★3に近い4。
20240211_06風呂を出て休憩スペースでは、ちょっとばかり標高が高い分、窓から遠くまで見通せる。背後は生駒山地だろうか。

この日は最初は晴れていたがその後やや曇りがちの天気で、稜線がくっきりとは見えない。

20240211_07昼食もこの施設内の食堂でいただく。そばが売りのようだったので、それの定食を注文。結構いいお値段で、酎ハイ大と合わせると2000円を超えてしまった。

駅からは若干遠いが、無料の送迎バスが1時間に1本京阪樟葉駅との間を走っているので帰りはそれに乗せてもらった。樟葉駅周辺での一件もさらに別記事で記載。

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箕面温泉スパーガーデン2023

20231126_01急遽日中のみおひとり様自由行動となったので、また温泉目指してワンウェイマラニックを行うこととした。片道10km程度の範囲内はほぼ行き尽くしているので、箕面を目標とする。

旧西国街道に沿う形で、「椿の本陣」の横も通る。以前一度だけブログに書いた覚えがあるなと思い振り返れば、なんと2008年の記事。随分と月日が経ったものだ。

20231126_02一時間半ほどで阪急箕面駅前に到着。紅葉シーズンということもあり多くの人で賑わっている。地元・箕面のゆるキャラ「滝ノ道ゆずる君」が周囲を練り歩いていてカメラを向ける人多数。タスキには北急延伸、と書かれていた。

そう、長らく千里中央駅が終点だった北大阪急行は、来春から箕面萱野駅まで延伸となる。この箕面市内にも駅ができて、御堂筋線に直通するという大チャンス到来というわけだ。箕面まで走ってくる際に新駅を見られるかと思ったが、箕面駅に効率よくアプローチするためにわずかに北側を逸れるルートで来てしまったので見られずじまい。

20231126_03さて、今回の温泉ターゲットは箕面温泉スパーガーデンである。意外にも、このブログでここを採り上げるのはこれが初めてとなる。それもそのはず、箕面~妙見山マラニックでランニング練習した際は石橋(今は石橋阪大前)駅まで電車に乗って銭湯に寄るのが通例であり、だいぶ昔ここを舞台にランナーの大宴会を開いた覚えもあるが、それは確か2002年頃の話で、まだココログのサービスが始まる前だった。

箕面温泉スパーガーデンは、かつては大阪観光という会社が経営していたが、施設が古いということもあり徐々に客足が遠のき、2012年に経営破綻。その後、大江戸温泉物語がスポンサーとなり再建が図られている。その際、一時スパーガーデンは閉鎖され、温泉の利用はホテル宿泊者のみという時期もあったが、現在は日帰り立ち寄り湯としても復活している。

20231126_04ふもとから展望エレベーターで上階にある施設入口へ。秋晴れのいい天気で遠くまでよく見通せる。

確かその昔はエレベーターも有料で、それをケチろうとしてランナーは坂道を駆け上がった記憶もあるが、今は無料となっている。

20231126_05施設入り口。箕面高原ホテルやスパーガーデンのロゴは往時のまま。ただし、奥に大江戸温泉物語の名称が掲げられており経営母体の変更を物語っている。

入浴料は退出時に精算する形となっており、腕バンドのバーコードで管理。ただし入館時に温泉利用なのかランチバイキングも併用するかの申告が必要。温泉利用だと平日1813円、土日祝2253円。なお、この日は26日で風呂の日ということで1703円にディスカウント。中に入ると、まずは靴を靴袋に入れて、館内着となる浴衣が1着支給される。コインロッカーも昔は有料だったと思うが、今は無料。

さて、実に20年ぶりぐらいの入浴。あまりにも間が空きすぎて当時どんな様子だったかをよく覚えていない。ただ、昔はもっとだだっ広くて大きな窓があって明るかった覚えがあるけど、だいぶ変わったなあと感じた。ところが、これはかつては女風呂として使われていた側(現在は「大江戸赤富士風呂」と称するらしい)を利用したからだったということが後で判明。現在は曜日ごとで男湯と女湯が入れ替わっているようなのだ。温泉業者のサイトで確認したところ、この日女湯に割り振られていた方の風呂(「大江戸百人風呂」と称する)であれば、確かにかつての面影が残っている。

全浴槽が温泉ということではなく、細かな泡が出ているシルキー風呂やら檜風呂やらいくつかの浴槽に分かれている。温泉の浴槽では確かに温泉らしさは(弱めだが)感じることはできる。炭酸水素塩泉とのことで、無色透明、わずかに塩分かダシのような味、ほぼ無臭(消毒ありなので塩素臭は当然するもののそれ程酷くはない)、わずかにヌルヌル感あり。4要素に関しては残念ながら加水あり加温あり循環あり消毒ありの四重苦。その他、サウナ、水風呂もある。カランやシャワーについてはさすがにリニューアルされているようだ。シャンプー・ボディーソープ等も備えあり。そういえば昔は網に入ったレモン型の石鹸だった記憶が。

露天風呂もあったが、見晴らしは全然無し。確か、展望の良い露天風呂が作られたと聞いた覚えがあるが、それは併設の箕面観光ホテルの大浴場のようで、スパーガーデンのみの利用客は使えないようだ。

風呂から上がったら浴衣に着替えて館内へ。予想どおり飲食はかなり高めの値段設定。そんなこともあろうかと、昼食は風呂に入る前に箕面駅前で軽く済ませておいた。ここでは生ビールのみいただく。別のフロアでは大衆演劇も上演中で、オバチャン・おばあちゃんあたりの観客を中心にそこそこ盛況のようだ。他に、一昔前のゲーセンにあったレトロなTVゲームのコーナーがあったり、漫画を読めるコーナーもあったりと、温泉以外にもダラダラと過ごせるようにはなっている。さあて、評点どうすべか。

★★★★☆ 泉質的には星2か3が関の山だが、それ以外のエンタメで頑張ってるのと、同様のコンセプトである雄琴のあがりゃんせにオマケで星4つとしてしまってるので、そことの整合性で、かなり3に近い4。まあ今度は潰れないように頑張ってもらいたいものだ。

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丹後ウルトラ応援ツアー

20230917_01この夏はイベント目白押しで記事掲載が遅れに遅れている。故にダイジェスト版であっさり目の記録に留める。

相方氏が、レースの予定を入れないと走らないから、と、以前無謀にもフルを飛び越し初ウルトラとなる丹後ウルトラマラソンの60kmの部にエントリーしており、この日まで地道に練習を重ね本番の日を迎える。単独で車運転して日帰りではさすがに辛かろうということで、義母も含めた家族総出で応援ツアーとして同行した。日曜日の早朝に出発して、久美浜のスタート地点へ。まだ朝なのにすでに暑い。相方氏を含む60kmの部参加ランナーのスタートをお見送り。

20230917_02釣り道具も持参しており、応援がてら釣りもしようと車を走らせるが、なかなかいい場所が見つからない。画像の箇所では結局何もせず。ただ、いい天気で久美浜湾の風景は美しい。

その後、別の場所で1回だけ釣りを試みたが、何も釣れず。

20230917_03釣り場探しにかまけすぎたのと、コースを勘違いして100kmの部参加者しか通らないところまで行ってしまうなどのミスもあり、まともに応援できたのはレースも後半の道の駅てんきてんき丹後付近のみ。

その後、日も沈んでトワイライトタイムとなった頃に、ゴール直前で再び応援成功、要するに相方氏は何と完走。この日は異様に暑く、完走率もだいぶ低かったようなので、その中で走りきったのは見事。

20230917_04レース後は、その日の泊地、京丹後市網野町の夕日ヶ浦木津温泉街にある民宿へ移動。

民宿のすぐ隣が居酒屋だったのでそこで完走祝い。料理も酒もとても良かった。酒処 たどり月というお店だった。

20230918_01翌朝。宿の温泉で朝風呂。泊まったのは「岬別館 岩城」という民宿。今回は素泊まりでの利用だったがもちろん食事付きのプランもある。

それで肝心の泉質の方はだいぶ時間が過ぎてからの記事執筆で忘れてしまったが、成分表示を撮った画像記録によれば、低張性弱アルカリ性高温泉、無色透明無味微硫化水素臭、ph8.47。

20230918_02次男坊は前日のボウズが不満だったらしく、朝早くからリベンジの釣りで義母らとともに出掛けたが、それには付き合わず戻ってきてからの観光でスタート。

まず立ち寄ったのは丹後ジャージー牧場・ミルク工房そら。ジャージー牛が飼われており、ジャージー牛乳のアイスクリームをいただく。

20230918_03次に立ち寄ったのは丹後王国「食のみやこ」。ここは確か以前は「丹後あじわいの郷」という施設だったはずだが、いろいろ訳あって現在はこのような形になっているようだ。

昼食はこの園内にある卵かけご飯食べ放題の店「KUIYA918」でいただく。卵かけご飯だけにしてはかなり強気の価格設定。店先で延々と流れ続ける卵かけご飯の歌にすっかり毒されてしまった。

20230918_04園内にはほかにゴーカートなどのアトラクションもあり、利用の都度料金を払うというスタイル。若干遊園地的な要素もある感じ。画像の方は斜面でそり滑りをするアトラクション。

この後雷雨に見舞われるが、かろうじて車に乗り込むのに間に合う。そして帰路に就いた。他にもちょこちょこ細かい話があったかもしれないが、割愛。

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東海道・北陸大回りツアー(1)

20230913_019月某日、東京方面に出張の用事が入った。この機会をとらまえて、以前から一度はやってみたいと思っていた鉄道いちびりツアーを敢行することとした。

端的にいえば画像のきっぷ。京都市内から京都市内となっている。肝心なのは経由の記載。東海・東京・新幹線・金沢・北陸・湖西と記されている。これは、大回りきっぷといって、一筆書きで一度通ったところを再び通らないルートであれば、1枚のきっぷで全区間を通して利用できるという若干マニアックな技である。

ここで重要なのはその運賃。乗車券の運賃は、基本的には距離が長ければ値段が高くなるのは当たり前だが、長距離になるほど、距離の伸び率程には運賃が上がりにくくなるという性質を持っている。具体的には、京都市内から東京都区内までの片道運賃は8360円だが、今回のこの大回りきっぷは、東京から北陸新幹線、北陸本線を経由しておりその総距離は明らかに倍以上になっているにもかかわらず、8360円の倍である16720円よりも安い14080円で済んでいるのである。

ちなみに、JRの場合片道の営業キロが601キロを超えると、往復で切符を買えば1割引となるが、京都ー東京間は600キロに届かないので往復割引の適用はない。

20230913_02前置きが長くなったが旅程初日。京都から東海道新幹線で東京へ向かう。車内メロディは「会いに行こう」に変わっていた。

途中で富士山の姿も拝むことができた。

20230913_03もう一つ果たすべきミッションがこれ。車内販売のワゴンでアイスクリームを買うこと。時代の流れもあり、今年10月いっぱいで東海道新幹線での車内ワゴン販売は終了するのだそうだ。そして新幹線名物とされるこれは「シンカンセンスゴイカタイアイス」(正確には半角カタカナ表記)と呼ばれ、スプーンも折れるほどの硬さが特徴なのだ。

だから購入してすぐに食べてはだめで、しばらく置いてとけて柔らかくなってから食するのが作法らしい。購入するのはこれが最初で最後となってしまった。よく考えれば、車内販売を利用すること自体めったになかったので、終了してしまうとしても仕方がないことなのかも知れない。

20230913_04東京駅に到着。すぐに駅からは出ずに在来線のホームに移る。東海道線の特急サフィール踊り子が止まっていたので御尊顔を拝する。

関西で暮らしているとなかなかお目にかかれない。増してや乗ることは更に難しい。これの先代車両のスーパビュー踊り子も結局一度も乗ることなく引退してしまった。

20230913_05さてその日の仕事を終えて、上野に移動。本当は東京駅近くで泊まりたかったが、どこも高くてやむなく上野のカプセルホテルとしたのである。

先述の大回りきっぷは、東京で一旦途中下車、そして再び東京から再入場して上野東京ラインで上野途中下車。自動改札機を通すのはドキドキだが、切符は回収されず、途中下車と赤字の印字が付け加えられて出てくる。

そしていったん宿に荷物を置いて、トワイライトタイムのジョギング。不忍池あたりをぐるぐる回る。ちなみにこの池、1つではなく3つぐらいに割れているので、トラックみたいな単一の周回路というのがなかった。それで道を間違えたかな、というときに池のほとりで見つけたのがこの石碑。日本の駅伝発祥の地であることを示している。スタート地点が京都・鴨川の三条大橋付近にあるのは何度も見たことがあるが、ゴール地点の不忍池にあるのを見たのはこれが初めてだったのでちょっと感動。

20230913_06今回上野の泊地としたのが、サウナ&カプセル北欧。自分は温泉好きだがサウナーというわけではないので知らなかったが、ここは「サ道」というマンガ・ドラマの舞台となった場所で、いわばサウナーの"聖地"といった存在なのだそうだ。現にそのドラマのポスターが貼られていた。

「トゴールの湯」という準天然温泉(「準」ってなんやねん)の露天風呂も擁しているが、これは天然温泉ではない。温泉評価では星2つ(★★☆☆☆)だな。

聖地と言われるだけあってサウナが2部屋あり、特に広めのサウナが超アツい。にもかかわらず、手練れのサウナーと思われる利用客が、セルフロウリュウで追い打ちをかける。しばらく頑張ったが、耐えきれず脱出。

20230913_07そして聞くところによればこの北欧ではカレーライスをいただくのがお約束らしいので、食堂でいただく。結構並んで待たされることもあるそうだが、このときはちょっと待つだけで済んだ。

おそらく人生二度目のカプセル泊だが、案の定ろくに寝られず。後編へ続く。

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おくひだ・あずみのツアー(温泉編)

20230812_s1おくひだ・あずみのツアー(総括編はこちら)、温泉関係をこの項にまとめるが、だいぶ時間が経って記憶も薄れてしまったので、概要の記録のみという感じ。

旅程初日の川遊び場所と同じところにあった「新穂高の湯」。文字通りのオープンエアー露天風呂、混浴風呂で、周囲に囲いも何もなく、川遊びしていて、岩を登ってここはなんだと思ったら温泉やんけ、という状態だった。

ちゃんとお風呂に入るスタイルで全裸の利用客と、川遊びの水着のまま浸かる者が混在する、何とも異様な光景だった。泉質は、もう忘れかけだが、無色透明無味無臭だったような気がする。

20230812_s2川遊びのあとに立ち寄った「ひがくの湯」。基本的に内湯はなく洗い場のみで、浴槽はすべて露天風呂、それも男湯ではさらにもう一段先にも露天の浴槽があるが、素っ裸にサンダルのみで移動というかなり癖強めの温泉。

泉質は忘れかけだが無色透明無味硫黄臭だったと思う。源泉温度がかなり高いので熱めの湯はガッツリ熱い、玄人好みのいい湯だった。子連れでなければもっとゆっくり堪能したかったところ。

20230813_s1旅程二日目、長野県側の乗鞍高原「湯けむり館」に立ち寄り。

比較的きれいな施設だったが、利用客数の割には洗い場も浴槽もやや手狭に感じる。サウナも水風呂も無かった。内湯と露天風呂の浴槽があり、泉質は乳白色に濁った硫黄臭、だったと思う。

夕食もここの食堂でいただいたが、特筆するところは無い感じ。

20230813_s2番外編。今回のツアーで利用した泊地のロッジは私有の別荘的な建物で、シャワー程度しかなかった。そこを、すぐ近くの「ペンション山の湯」さんにある外湯の露天風呂をお借りすることができた。

20230813_s3数人入れば一杯になってしまうようなごくこじんまりした露天風呂で、本当に浸かるだけの外湯だが、岩が設えられて一面森が見渡せる開放的な景観。

お湯もひたすら源泉かけ流しの贅沢な設定。泉質は無色透明無味硫黄臭、だったかと。早朝早起きして誰もいない時間帯に独り占め。これは優雅なひとときであった。

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たいわん紀行(温泉編)

20230804_s1台湾家族旅行(冒頭記事はこちら)、旅程2日目、8月4日の後半戦、温泉の話をこの項に記載。台湾にも温泉があって、特に台北では地下鉄に乗って手軽に行ける温泉があるという。それが北投温泉。

台北中心部から地下鉄で30分ほど、一度乗り換えて一駅だけ単線区間の終着駅・新北投駅で降りると、既に温泉街の入口にかかっている。しばらく歩いていくと、北投温泉博物館なる建物があったので、立ち寄る。無料。建物の画像は自身では撮り損ねたのでWikipediaのページから拝借。どうやら、この建物は、かつての日本統治時代に公衆浴場だった建物を改修し、温泉を含む当時の歴史やら風俗やら何やらを伝えるための博物館となっているようである。建物内の随所に、日本の銭湯(それもだいぶレトロなもの)そのままやん、という往時を再現した展示がなされていた。

しかし、温泉に入れると思っていた子供らにとってはこれが不満だったようで、早く温泉に行こう、つまんないと連発。展示内容自体は興味深くもうちょっと見たかったのにせっつく子供ら、先に温泉に行かないからだとなじりだす相方氏と、険悪な雰囲気になってしまった。ただ、そのわずか先にあった温泉は、清掃時間帯に当たってしまい、しばらく入場できず(直接温泉に向かっていたところで、どのみち入れなかった)。仕方なくちょっと時間をつぶすために、温泉の隣ぐらいにあった北投梅園というところに入る。ここも日本統治時代に建てられた和洋折衷の邸宅が、その後紆余曲折を経てこれまた解体を免れ歴史的建造物として改修されたものらしい。周囲が公園のようになっておりそこのベンチで温泉再開まで待つ。

すると、「日本の方ですか」と日本語で話しかけてくる年配紳士の姿。どうやら、近場をジョギングか散歩をし、その後に温泉に入ろうとして我々と同様に時間待ちの地元の方のようだ。温厚そうだしこちらも時間を持て余していたので、なし崩し的に四方山話を日本語で交わす。聞くところによれば、件の紳士は、戦時中に台湾から日本に労働要員として連れていかれた人達が、その後も日本にとどまった人と台湾に帰った人とで離れ離れになったのをつなぎ止め交流を図ってきた団体の役員をボランティアでされており、よく日本を訪れるのだそうだ。道理で日本語が流暢なわけだ。さすがに年配とはいえ実際に戦時中から存命というわけではなく、その団体活動の継続に戦後世代でも参画されているのだと思われる。台湾の歴史を紐解くと日本による占領は避けて通れない話だが、今でもその影響があちこちに残っているということを実感。それ以外にも、同じ台湾内でも北部の台北と南部の高雄では話し方が若干違って、いわゆる方言のようなものはあるとかいろいろな話を伺った。

20230804_s2そうこうしているうちに温泉の再開時間が到来。「千禧湯」という名前の公衆浴場で、入浴料60台湾ドル(子供は30ドル)、何と交通系ICカードのキャッシュレス決済も利用可能。

銭湯というよりもスパリゾートで、水着着用が必須の混浴である。海外の観光客も多く、非常ににぎわっている。貴重品ロッカーは10ドルで返却されないタイプ。プールのように着替えとシャワーをするブース(男女別)がある。

20230804_s3水着着用とはいえ、さすがに浴場内は撮影禁止なので、画像はまっぷる(昭文社)のページから拝借。

やや斜面になった敷地に、上段からあつ湯、だんだん下がるにつれて何段階かに分かれてぬる湯となる構造。基本的にみな露天となっている。夏の日差しを遮るべく上方にワイヤーを渡してカーテン状に日陰を作るようにはしていた。あと、最上段の最も熱い湯のところだけ屋根が設けられている。

一箇所だけ水風呂となっており、なぜか謎ルールとして水風呂利用の際は水着だけでなく水泳キャップ着用が必要とされている。水着は持ってきていたが水泳帽は持ってなかったなあ、と困っていた矢先、先ほどお風呂前に出会った紳士が、温泉施設の係員に掛け合って水泳キャップを借りてきてくれたのであった。何たる親切、台湾の方々は基本親日的と聞いていたが、実際そうなのだなあと体感した。

泉質の方は、無色透明、味は、塩味がしたような気がしたのだが忘れてしまった。そして硫黄臭。聞くところでは、ラジウム泉の青湯で強酸性とのこと。だから長時間浸かってはいけないし、上がる前はしっかりシャワーで洗い流す必要がある。実は次男坊が背中がかゆいかゆいと言い出して、蕁麻疹に似たような症状が出た。肌が弱い人は要注意かもしれない。ちなみに、44℃ぐらいある一番熱い湯と、水風呂を交互浴すればサウナなしでも文句なく整う整う。

★★★★★ いろいろと制約がうるさいところはあるが、台北来たなら一度は寄るべし。

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