グルメ・クッキング

東海道・北陸大回りツアー(2)

20230914_01前編から続く)
上野に泊まって翌朝の上野駅。乗車予定の列車まではまだ若干時間があるので、構内を見て回る。

常磐線のホームに止まっていた特急車両は、ひたち・ときわで運用されるE657系のようだ。ずいぶんと吊り目の見慣れないやつである。

20230914_02通勤電車のホームは二段重ねになっており、二階部分の床が線路で切れているので、それをいっぺんに眺めることができる。

上野東京ラインが通っているので直通しているものだと思ったが、上野でこの行き止まりホームを発着する列車もあるのね。

20230914_03新幹線ホームに移動。新幹線の上野駅ホームは地下にある。ずいぶん昔はここが始発駅だったこともあり、確か高校の修学旅行で東北方面に向かった際にここを利用したはずである。

今は東京駅が始発なので、ぶっちゃけ人も少なく寂れている。上野通過の列車もあるぐらいだ。

20230914_04そしてやってきた北陸新幹線かがやき・E7系車両に乗り込む。

20230914_05北陸新幹線は以前に金沢富山間で利用したことがあるので初めてではないが、東京方面はこれが初か。いや、以前長野新幹線と呼ばれていた頃に長野までは乗ったことがあるはずなので、初めて通る線路は、長野から富山まで、ということになろうか。

画像は長野県内、千曲川沿いを走っていたときの車窓風景だと思う。

20230914_06そして終点の金沢に到着。駅名看板のデザインが見慣れたJR西日本仕様に変わっている。

なお、「終点」と呼ばれるのも残りわずかで、来春2024年春には、北陸新幹線は敦賀まで延伸となる。今は空欄のこの看板の右下には、次の駅「こまつ(小松)」が書き足される。

20230914_07超ベタではありますが、金沢駅前の鼓門。

てっきり、北陸新幹線が金沢まで開通した2015年に合わせて作ったものだと思いこんでいたが、鼓門自体は2005年から存在してるらしい。

20230914_08駅から歩いて、これまた超ベタですが近江町市場へ。平日でもそこそこの人出がある。

20230914_09昼食をいただくべく「じもの亭」というお店に入る。平日12時前にもかかわらず既に満席、先客待ちとなっていた。

20230914_10
ネットで事前リサーチしていた、こに店の数量限定激レアメニュー「本まぐろ中落ち定食」(税込1500円)に幸運にもありつけた。いやあ、超巨大なマグロの骨部分が皿からはみ出している。

スプーンで自ら中落ち部分をすくって食べる。手が脂で汚れるので、ポリエチレンの手袋も支給される。ご飯は普通の白米と酢飯を選べるが、ここは酢飯だろう。だいぶ長時間格闘して無事完食。
20230914_11続いて訪れたのは金沢城公園。金沢城そのものは現存しておらず、城跡であるが、いくつかの門や櫓などは復元したものが建っており、比較的新しくてきれいである。無料で中を見学できるものもあった。

20230914_12公園から敷地が続いている兼六園にも足を伸ばす。言わずとしれた日本三大名園の一つ、よく中継で見かけるのと同じような感じで風景を切り取ってみた。ベタベタのベタであるが、おそらく人生で初訪問なので見ないわけにはいかないだろう。

それで、訪れてみて意外だったのは、兼六園は平地にあるものとばかり思っていたら、周囲の土地より一段高い丘のような地形に位置しているのだった。だがそれだと池の水はいったいどこから調達しているのだろう。

20230914_13駅からはだんだん遠ざかる方向へ歩いて行って、さすがにこの暑い中同じ距離を歩いて戻るのは厳しいので、バスに乗って金沢駅まで戻る。

お土産を買い込んだら、特急サンダーバードで出発。金沢始発で走るのも残り少なくなってきた。金沢発で乗るのはおそらくこれが乗り納め。北陸新幹線が延伸したら、敦賀ー大阪間だけで走るのだろうか。それじゃあサンダーバードというよりも短(タン)ダーバードやな。更には交直両用も要らんがな。いろいろと将来が気がかり。

20230914_14車窓からは、付かず離れずで並行して走る開業前の北陸新幹線の高架が見えた。この風景も間もなく見納め。

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東海道・北陸大回りツアー(1)

20230913_019月某日、東京方面に出張の用事が入った。この機会をとらまえて、以前から一度はやってみたいと思っていた鉄道いちびりツアーを敢行することとした。

端的にいえば画像のきっぷ。京都市内から京都市内となっている。肝心なのは経由の記載。東海・東京・新幹線・金沢・北陸・湖西と記されている。これは、大回りきっぷといって、一筆書きで一度通ったところを再び通らないルートであれば、1枚のきっぷで全区間を通して利用できるという若干マニアックな技である。

ここで重要なのはその運賃。乗車券の運賃は、基本的には距離が長ければ値段が高くなるのは当たり前だが、長距離になるほど、距離の伸び率程には運賃が上がりにくくなるという性質を持っている。具体的には、京都市内から東京都区内までの片道運賃は8360円だが、今回のこの大回りきっぷは、東京から北陸新幹線、北陸本線を経由しておりその総距離は明らかに倍以上になっているにもかかわらず、8360円の倍である16720円よりも安い14080円で済んでいるのである。

ちなみに、JRの場合片道の営業キロが601キロを超えると、往復で切符を買えば1割引となるが、京都ー東京間は600キロに届かないので往復割引の適用はない。

20230913_02前置きが長くなったが旅程初日。京都から東海道新幹線で東京へ向かう。車内メロディは「会いに行こう」に変わっていた。

途中で富士山の姿も拝むことができた。

20230913_03もう一つ果たすべきミッションがこれ。車内販売のワゴンでアイスクリームを買うこと。時代の流れもあり、今年10月いっぱいで東海道新幹線での車内ワゴン販売は終了するのだそうだ。そして新幹線名物とされるこれは「シンカンセンスゴイカタイアイス」(正確には半角カタカナ表記)と呼ばれ、スプーンも折れるほどの硬さが特徴なのだ。

だから購入してすぐに食べてはだめで、しばらく置いてとけて柔らかくなってから食するのが作法らしい。購入するのはこれが最初で最後となってしまった。よく考えれば、車内販売を利用すること自体めったになかったので、終了してしまうとしても仕方がないことなのかも知れない。

20230913_04東京駅に到着。すぐに駅からは出ずに在来線のホームに移る。東海道線の特急サフィール踊り子が止まっていたので御尊顔を拝する。

関西で暮らしているとなかなかお目にかかれない。増してや乗ることは更に難しい。これの先代車両のスーパビュー踊り子も結局一度も乗ることなく引退してしまった。

20230913_05さてその日の仕事を終えて、上野に移動。本当は東京駅近くで泊まりたかったが、どこも高くてやむなく上野のカプセルホテルとしたのである。

先述の大回りきっぷは、東京で一旦途中下車、そして再び東京から再入場して上野東京ラインで上野途中下車。自動改札機を通すのはドキドキだが、切符は回収されず、途中下車と赤字の印字が付け加えられて出てくる。

そしていったん宿に荷物を置いて、トワイライトタイムのジョギング。不忍池あたりをぐるぐる回る。ちなみにこの池、1つではなく3つぐらいに割れているので、トラックみたいな単一の周回路というのがなかった。それで道を間違えたかな、というときに池のほとりで見つけたのがこの石碑。日本の駅伝発祥の地であることを示している。スタート地点が京都・鴨川の三条大橋付近にあるのは何度も見たことがあるが、ゴール地点の不忍池にあるのを見たのはこれが初めてだったのでちょっと感動。

20230913_06今回上野の泊地としたのが、サウナ&カプセル北欧。自分は温泉好きだがサウナーというわけではないので知らなかったが、ここは「サ道」というマンガ・ドラマの舞台となった場所で、いわばサウナーの"聖地"といった存在なのだそうだ。現にそのドラマのポスターが貼られていた。

「トゴールの湯」という準天然温泉(「準」ってなんやねん)の露天風呂も擁しているが、これは天然温泉ではない。温泉評価では星2つ(★★☆☆☆)だな。

聖地と言われるだけあってサウナが2部屋あり、特に広めのサウナが超アツい。にもかかわらず、手練れのサウナーと思われる利用客が、セルフロウリュウで追い打ちをかける。しばらく頑張ったが、耐えきれず脱出。

20230913_07そして聞くところによればこの北欧ではカレーライスをいただくのがお約束らしいので、食堂でいただく。結構並んで待たされることもあるそうだが、このときはちょっと待つだけで済んだ。

おそらく人生二度目のカプセル泊だが、案の定ろくに寝られず。後編へ続く。

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おくひだ・あずみのツアー(グルメ編)

20230812_g1おくひだ・あずみのツアー(総括編はこちら)、グルメ編もようやく遅れに遅れてこの項にまとめて記載。記事の日付は便宜上旅程3日目としているが、中身の時系列とは一致していない。

まずは旅程初日のお昼ごはん。高山市内の国道158号線沿いにある「じねんのむら 茶々」飛騨高山店を訪れる。合掌造りの民家をわざわざ移築してきて食堂や土産物店としている。

20230812_g2ここの売りは自然薯のとろろということで、とろろご飯に刺身とそばの定食をいただく。写真を撮ったときはそばの器を子供の方に回していたので真ん中辺りに隙間ができている。ご飯はお代わり自由。

12時よりやや早めに入店したので難なく席に着けたが、出る頃には待ち行列がだいぶできていた。

20230812_g3続いて初日の夕食。お風呂に入ったひがくの湯に併設されている「登山者食堂」で飛騨牛ホルモン定食をいただく。かなりのボリューム。

ビールもいただきたいところだが、宿までも車で移動があるのでガマン。

20230813_g12日目、乗鞍BASEを訪れている際に昼食も同施設内にある「カフェシヨン」でいただく。チーズ焼きカレーを注文。

20230814_g1最終日3日目、帰路途上の高山市内で立ち寄ったドライブイン「惣市」に高山ラーメンの試食コーナーがあるのでいただく。スープはあっさり醤油系。

ラーメンそのものを提供する食堂もあるのだが、だいぶ早い時間なのでまだ開いていなかった。この日の昼食は高速道路のSAで摂った。

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たいわん紀行(グルメ編)

20230803_g01台湾家族旅行(冒頭記事はこちら)、グルメ、飲食関係はこの記事にまとめる。一連の記事のラストとなるよう、旅程最終日(8月6日)付けとするが、実際の内容の日付は初日からバラバラである。というかだいぶ日が経って記憶も薄れてきた。

まずは往路のエバー航空で出された機内食。出発前、飛行機が3時間遅れます、なのでお弁当を配ります、というアナウンスが一時はされたのだが、結局1時間遅れ程度で済んだため無事にありつけた。白ごはんの上に、鶏肉やら厚揚げ豆腐やら煮玉子やらが中華風の味付けにされた具材が乗っている。量的にちょっと物足りないかなと思ったが、子供がほぼ手つかずで残した分も回ってきたので、2食分食べたらさすがにお腹いっぱい。

20230803_g02初日の夜、台風接近中で雨風強かったので、ホテル近くにあるテイクアウトの中華料理店で棒餃子や焼きそばなどを購入。

「八方雲集」というチェーン店のようである。日本で言うならばさしづめ餃子の王将といったところか。どんなメニューかは、漢字を見ればだいたいわかるが、台湾語で注文はようやらんので注文用紙に書き込んで提出。それで、肝心の持ち帰った食事を撮り忘れた。

20230804_g03旅程2日目(8月4日)、九份の路地を練り歩く間に昼食として立ち寄った店。

魯肉飯(ルーローハン)という、ご飯の上に煮込んだ豚肉を載せた台湾ではポピュラーな一品と、魚肉の肉団子が入ったスープ。それと青菜か何かの炒め物。いずれもなかなかに美味だった。

20230804_g042日目の夜、遼寧街夜市という夜市に繰り出した。ホテルから歩いていける近場だったのでここにしたのだが、かなりマイナーでマニアック、台湾の夜市としては小規模なところらしい。

小規模とはいえかなりの数の店が並んでいる。ただ、子供らに意向を確認していっても、あの店もイヤ、この店もイヤと言っていっこうに決まらない。その中でようやく大人しそうな露店を見つけ、ここならOKとなったので着席。どうやら賑やか過ぎてうるさいのがアカンかったっぽい。

黄色ベースの看板に大きく「黒白切」と書かれており、当時は何のことかもわからずお店の名前かと思っていたのだが、後で調べたところ、黒白切とは豚モツのスライスのことだそうだ。知らなかったが台湾ではポピュラーな料理らしい。

20230804_g05
このお店では酒はもちろんドリンクも売ってないとのことで、持ち込み可というおおらかさ。コンビニで買ってきた台湾ビールと、汁なし麺や豚モツをいただく。青菜の炒め物もうまかった。

子供らはデザートということでこの店の隣の店で売られているかき氷を買うことに。隣の店でも露天のテーブルがあり現地の中学生か高校生ぐらいの男の子の集団がかき氷を食べていて、それと同じものを注文しようとしたが伝えるのに苦労。すると、その男の子らがそれを察したのか、台湾語で店に伝えてくれた。少しなら日本語がわかっているような感じであった。ここでも、台湾文化の中に少し交じる日本、そして基本的に親日という雰囲気を垣間見た。
20230805_g063日目の朝は、ホテル近くにあった、饅頭などを売る軽食店で朝食。台湾では朝食ですら外食で済ませることも多いそうだが、この店もそうした需要に応えるところのようだ。小籠包や肉まんなどをいただいた。

で、最終日は、帰路のエバー航空での機内食を撮ったつもりだったが、画像が残っていないようだ。記事の日付と中身が全然合っていないが、まあよしとしよう。それで、帰宅してから気付いたことだが、台湾には「味噌汁」がないのだ。台湾料理には、日本食と似ているところ、共通点もあっておいしいのだが、日本人のソウルフード、味噌汁がない。久々に味噌汁を飲んでほっとするのであった。

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ばっこ志

20230625_1大阪・十三界隈の飲食店はどこも驚くほど安いということで、家族で昼飲みすることとなった。

相方氏はウルトラマラソンの練習も兼ねて上新庄の温泉まで走っていき、私はジュニア達を連れて阪急で十三へ向かって合流。

ところがどの居酒屋に行っても喫煙可の店ばっかりで、子連れでは入店を断られてしまった。健康増進法の精神のかけらもないヤニカスの巣窟。店探しに疲れたジュニア達がもうミスドでいいと言い出して、それならわざわざ十三に来た意味ないやん、ということで、私一人切り離して単独行動OKの許可をもらい、居酒屋以外にも目移りするラーメン店への緊急スクランブル発進と相成った。

そこで目標としたのは、十三駅東口にある「ばっこ志」。店内は狭く、カウンター席が数席程度だが、日曜日かつ既に昼のピークを過ぎた時間帯ということで先客はまばら。先に食券を買うスタイル。

20230625_2初見参の店ではメニュー筆頭がセオリーだが、今回はつけ麺に非常に惹かれるものを感じたのでそれを注文。待つことしばしでご対麺。

つけ汁が、加熱された石製の鉢に入れられており、その周りを陶器の鉢で囲う形で登場。要するにめちゃくちゃ熱い汁とその熱をキープする機構となっている。麺は自家製らしくやや茶色みの強い中太平打ちストレート麺。とろみのあるつけ汁とよく絡む。トッピングは棒状にカットされたチャーシューにカボチャなど、そして刻みネギと板海苔。つけ汁は見た目のとろみ具合からすると意外なほどにクリーミーな豚骨スープ。

つけ麺  850円
瓶ビール 450円

締めの小盛りご飯も付いていて、スープを少し割って薄めて茶漬けのようにぶっ掛けていただく。
ちなみにこの後家族と合流し、子連れ可の居酒屋を見つけて仕切り直し。だったら最初からその店でよかったやん、という話だが、おかげでラーメンパトロールを1件得られたからよしとしよう。

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さくら家

20230622_10関東遠征の業務終了後の夜は、小田急線・相模大野駅近くにある和食屋・旬菜料理「さくら家」に一席設けていただき、FRUN関東のメンバー数名で集まった。前回4年前は横浜だったが、今回は念願のこの地。

というのも、FRUN関東メンバーが時折ここで宴会を開いており、いつも素晴らしい料理や酒を目にして一度は行ってみたいと思いつつも、なかなか訪れる機会がなかったためだ。

20230622_11早速その料理の一部を紹介。お通しで出てきた五種類の小鉢。サザエにホヤもあり、日本酒を飲めとばかりの勢いだが、最初は生ビール。中ジョッキといいながらジョッキがデカい。これは大ジョッキでは。

20230622_12その後も何品か出たあとに、さらにフォトジェニックなお造りのお出まし。これで一人分である。何人かでシェアするのではない。

20230622_13締めのご飯に相当する一品も、マグロの握り寿司。お腹いっぱいである。既にビールから日本酒に移行して、だいぶ頂いたにも関わらず驚きのお勘定。これで利益が出ているのかこちらが心配になるレベルだ。

なるほど、場所的には(特に都心からは)ややアプローチしにくいのに、これだけしばしば宴席が行われるわけだ。なぜ人はさくら家に集うのか、謎解きの一夜だった。また行きたいなあ。

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天然温泉 満月

20230618_1父の日のこの日、子守当番は「非番」で単独自由行動OKとなったので、久々に温泉目指してのワンウェイマラニックを敢行。

出発時間がお昼前と中途半端になってしまったので、昼ご飯をランの途中でいただくことにした。安威川河川敷に出てしまうと店がないため、その手前の道路沿い、茨木市鮎川にあるとんかつ店「大富士」を訪問。まだ12時少し前だったので他の客はおらず。老夫婦2人で切り盛りしているようだ。

20230618_2とんかつ定食(1200円)をいただく。やや強気の価格設定だが、それに見合うだけの品質はある感じだ。デミグラスソースも旨い。画像では取りそこねたがお吸い物も付いていた。

20230618_3さて昼食後にランニング再開で、定番の安威川河川敷を走るが、他に走っている人の姿が皆無。梅雨の中休みで、しかもカンカン照りではなく曇りで、走るにはちょうどよい気候だったのだが。

それで、距離表示のあるランニングコースの終点を過ぎてもずっと左岸側を走っていったら、途中およそ道とは言えないほどに雑草が茂る区間に何度も突っ込む。今さら引き返すのも癪だからそのまま前進強行。半袖半パンで走ってたので脚や腕のあちこちが雑草で擦れてかぶれたようにもなってしまった。最後はほとんどアドベンチャー状態になりつつ、中環とぶつかるところでようやく歩道に復帰。やはり距離表示終わったあたりで左岸から右岸に移らないとアカンようだ。

目指すは阪急京都線上新庄駅だが、これも河川敷から阪急沿いにピタリと沿う道が無いようで、かなり回り込んでの到着。アプリ計測によれば15kmほどらしい。

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本日のゴールは「天然温泉 満月」。上新庄駅すぐ近く。2016年頃のオープンだそうでまだ比較的新しい。看板に書かれた字がやたら下手くそに見えるのは敢えてそういうデザインなのだろうか。運営会社は東亜観光となっているが、パチンコ屋経営の会社とはたまたま同名の別物なのだろうか。後で調べてもよく分からず。

玄関の靴箱はコイン不要で鍵をかけてその鍵と脱衣所ロッカーの鍵を交換する形式。料金は土日祝で790円と近年にしては比較的リーズナブル。券売機は現金のみ。

脱衣所ロッカーは番号が指定されている形となる。脱いで素っ裸になってから階段を上がって2階が浴場となっている。おそらく敷地が狭いので同一フロアにできなかったのだろう。

内湯の洗い場のそばに天然温泉の浴槽あり。カラン等の設備はまだ新しさを保っている。ボディーソープ等も備え付けあり。そして泉質はほぼ無色透明無味、わずかに塩素臭。弱アルカリ性・低張性・低温泉とのことで若干のツルヌル感あり。

露天エリアにも天然温泉浴槽があったが、何と緑色。入浴剤を入れているようだ。これは残念。他に人工の高濃度炭酸泉もあったが、かなり狭い。4、5人が浸かるともう満杯だ。サウナもやや狭い。水風呂はとても冷たくてGood。

★★★☆☆ せっかくいい湯を掘り当てたのに、もうちょっと何とかならなかったものか。弱アルカリ性は美肌の湯ということで、かぶれてた腕や脚の皮膚の回復も心なしか早かったような気がする。

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鶏白湯そば 純

20230614_1この日は京都市街地中心部に出張ありでそこでのランチタイムとなった。昼飯処をリサーチすると、最近オープンしたラーメン店があることが判明したので、パトロールに急行した。

地下鉄丸太町駅のすぐ近く、京都市中京区東洞院竹屋町東入ルにある鶏白湯そば 純という名の店で、2022年に開店したとのこと。

20230614_212時すぐぐらいに入店したのでまだ満席にはなっていなかったが、先に外にある券売機で食券を買ってくださいとのこと。

初顔合わせではメニュー筆頭を選ぶのがセオリーのところ、数量限定の丼ぶりもセットのメニューを推されたし人気ナンバーワンだそうなのでそれを選択。それにしても、ラーメン単品でも1000円超えは中々強気の設定だ。

20230614_3店内はカウンター席とテーブル席がいくつか。厨房内には3人の従業員がいて、調理と接客を分担しているようだ。

ラーメンの食べ方指南のメモが渡された。20秒以内で写真を撮れというのには苦笑い。SNS用に「ばえる」写真を撮ろうと時間をかけすぎて麺が伸びないようにというところか。味変用のアイテムとしては、レモンの切り身が小皿に置かれているのと、卓上調味料の中に煮干し酢なるものも用意されていた。

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待つことしばし、鶏白湯そばとのご対麺。まずはスープの白さが目を引く。ホームページ記載によれば、ブレンダーで徹底的に乳化させているそうである。

スープの味は、そのとろっとした感触からすれば意外なほどに上品で、コテコテ・ギラギラはしていない。例えるならフレンチのコース料理で出てくるポタージュスープのようである。これもホームページ記載をそのまま借りると「鹿児島県産の鶏をメインに少しの宮崎・大分の豚骨を強火で煮込んだ濃厚鶏豚スープに、国産醤油ダレのキレがうま味をアップデート」されたものとなっている。

麺は中太のストレート麺。モチモチとした食感は事前予告どおりである。他には鶏チャーシュー、味玉、刻みネギ、玉ねぎスライス、水菜がトッピングされている。

セットの丼は鶏か肉かが選べるそうだが、鶏がおすすめとのことでそちらを選択。サイコロ状にカットされた但馬鶏の真ん中に、赤みの強い卵の黄身が載っている。よく混ぜてから食すべしとのこと。かけられている醤油ダレが底の方に溜まっているのに気づいたのはだいぶ食べ進んでから。一番底までかき混ぜる必要がある。

鶏白湯そば・但馬鶏丼or肉めしセット 1380円

強気な値段設定に応える素晴らしい逸品。美味しゅうございました。

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京都競馬場&サントリー京都ビール工場見学2023

20230507_1連休最後のこの日、子供の保育所同窓生つながりのイベントで、当初は天王山ハイキングを予定していたが、あいにくの雨のため、傘番組として京都競馬場ツアーに差替えとなった。

阪急西山天王山駅から直行バスで淀川を渡り、案外時間もかからず到着。この京都競馬場、2020年からしばらく改修工事が行われており、先月2023年4月にグランドオープンしたばかりという状況で、連日満員だったそうだが、この日は雨のためだいぶ閑散。

入場料が必要(子供は無料らしい)で、現金払いだと200円だが、会員登録してキャッシュレス決済だと券売機にも並ばず100円で済むとのことでその場でスマホ手続きを(相方らが)したのだが、UIが分かりにくいのかだいぶ手間取る。

20230507_2実は京都競馬場に来ること自体は初めてではなく、2009年に訪れた記録が残っている。それもレース観戦ではなく、人間自身がコース上(ダート)を走る特別イベントに出場したのであった。というわけで、馬券を買ってレースを見るのはこれが初めてとなる。

初心者向けに無料で馬券の種類や買い方をレクチャーしてくれるコーナーがあったので、そこで説明を聞いてからトライ。マークシート式の購入用紙に、レース番号、馬券の種類、投票する馬の番号をマークして、販売機に投入。子供らもめいめいマーク(※当然ながら未成年者が馬券購入はできないので、子供らは予想・マーク塗りつぶしまでで、購入は大人が行う)。

そしていざ外に出てレース観戦。コースはめちゃめちゃ広くて、ゴール地点からだとスタートの様子は全然見えず、巨大なオーロラビジョンに映し出される映像で見る。いったんスタンド前を通過して、向こう側に回るが、第三コーナのあたりはだいぶ坂になって登っているのがわかる。これが淀の坂といわれるこのコースの特徴らしい。そして再びスタンド前に戻ってきてラスト勝負。閑散気味の観客とはいえそれでも周囲から大きな声援、歓声が沸き起こる。
20230507_3何レースか予想して買って観戦して、を繰り返したが、自分は全然当たらず、ビギナーズラックすら無し。まあ、単勝とか簡単な種類ではなく、いきなり三連複とかの難しめの種類をチャレンジしたのが無謀なわけだが。連れの子供らが買った、じゃなかった、予想した馬が勝ったケースもあったようで、えらく大はしゃぎだった。嗜む分には大いに結構だが、どハマリすることの弊害も職業柄よく知っているため、自分はやや冷めた目で見てしまう。やはり馬券よりも株券・証券を買うほうが性に合っているようだ。

イマイチ没入できない理由にはもう一つ思い当たる節があって、かつて自分がマラソン全盛期で入れ込んでいた頃に看破した、(特にタイムを追求するタイプの)マラソンとは、競馬馬を育成するゲームであり、その際ランナーは、馬主・調教師・騎手・馬自身の一人四役をこなしてレースに臨んでいる、という理論である。馬券を買って観戦するのは、そうした努力を他人(他馬?)が行ったことのレース結果を単に予想して見るだけ、ということになり、若干の物足りなさを感じてしまうのであった。

昼食は競馬場建物内のフードコートで購入したが、牛丼もやや高めの観光地価格、スキー場ほどのボッタクリではないというレベル。これで天気が良ければ、きれいだし広々として緑も多いし、屋台も出ていて賑やか(この日は閑散)なのだろうけれど、もし晴れていたら超満員で子供らを引き連れての場内移動は困難を極めただろうし、そもそも好天ならハイキングに行っているわけだから、ここにはいなかっただろう。

20230507_4さて、競馬場を後にして、この日のメインイベントである、サントリービール京都工場へ向かう。ハイキングも競馬場も実は前座だったのだ。競馬場からの直行バスではなく、京阪淀駅から出ている路線バスに乗ると、ビール工場近くのバス停で降りることができる。

これも雨のためか、自分らの予約した時間帯での見学者は少なめで、我々保育所同窓生チームの他に一組のグループ程度であった。
20230507_5ビール工場見学自体は、生涯成績でいえばもうとうに2桁に達しているが、コロナ禍以降の訪問はおそらくこれが初めて。

製造工程の基本は変わらないのだが、展示内容や演出の方法などちょっと以前と変わったなというところがいくつかあった。見せ方も徐々に進化しているということだろう。
20230507_6一通り見学を終えたあとはお楽しみの試飲タイム。これも前と違うなと思ったのは、最初の1杯目はスタンダードのプレモルを受け取って、その次はテイスティング用の小さなグラスが3つセットになった状態で、スタンダード、香るエール、マスターズドリームの3種類を飲み比べた上で、最後に3つの中から一番気に入ったものを1杯リクエスト、という形になっていた。

自分はマスターズドリームを選択。感覚としては、一番最初に香るエール、中盤はスタンダード、終盤にマスターズドリームで締めたいという気がする。ところが、飲み比べ用のシート解説を見ると、アルコール度数がそれぞれ香るエール6.0%、スタンダード5.5%、マスターズドリーム5.0%と、意外にも一番濃くて重いと感じるマスターズドリームが一番度数は少ないのだった。

試飲時間は20分間しかなく、結構ペースを上げないと時間切れとなる。現に同行者でラストの1杯を頼めないまま終わった人がいた。
20230507_7今回の見学で感心したことの一つが、配られる冊子の中に、お酒は適量に控えましょうと呼びかけるものが入っていたこと。以前から私もことあるごとに述べている、アルコール処理能力は遺伝で決まっているのだから飲めない人に飲ませたらアカンということも解説されていた。また、飲める体質だとしても程々の適量に抑えましょうと推奨していた。

お酒を売って儲ける企業でありながら、飲め飲めとけしかけるのではなく、適正量を勧めるという姿勢は好感が持てた。というか、その昔試飲タイムで上限規制が無かった頃、ラン仲間で見学に押しかけて、試飲時は何杯お代わりができたかの数を誇っていたという行為は、今にして思えば恥ずべき蛮行だった。酒量を競い、度数の高さを自慢するのは今や野蛮人である。安酒を浴びるように飲むのではなく、いいお酒を少しずつ嗜むというのが大人というものだ。
20230507_8さて、試飲時の僅かな時間では話足りないということで、河岸を変え、JR山崎駅前のカフェにて二次会に突入。チキン南蛮が評判だそうだが、ここはあえてスタンダード鶏唐揚に角ハイボール。ちょい飲みセットとして加えられた惣菜の一品がまた美味。こうして充実した連休最終日を終えたのであった。

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麺処とみを

20230430_13月末に摂津富田駅前にオープンしていた「麺処とみを」、存在は承知していたが、結構行列が長いことが多いのとタイミングが合う機会がなかったので、1ヶ月ほど経ってようやくパトロールで潜入する機会を得た。13時近くになっていたがまだ先客2名の並びあり。

先に食券を自販機で購入する形式。初顔合わせのセオリーとしてメニュー筆頭、左上の中華そばを注文。店内は狭くL字型のカウンター席が8席のみ。厨房では兄ちゃん2人で切り盛り。

20230430_2待つことしばし、中華そばとのご対麺。澄んだスープは奇を衒わないあっさりスッキリの味、麺は北海道産小麦ゆめちからを用いた白い中細平打ち麺で、ツルツルとした食感が特徴。

トッピングは厚めでジューシーなチャーシューと、これまた厚めで色白、和食の煮物にやや近い上品な味付けのメンマと九条ネギ、そして焼海苔。テーブルに置いてある味変用調味料は黒胡椒のみだった。

中華そば 780円

4月いっぱいまでチラシ持参で大盛りか味玉サービスとのことで、今回大盛りを選択。あっさり系は制覇したので、別メニューの鶏煮込みスープやつけ麺もパトロールしておかねばなるまい。

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