グルメ・クッキング

京都競馬場&サントリー京都ビール工場見学2023

20230507_1連休最後のこの日、子供の保育所同窓生つながりのイベントで、当初は天王山ハイキングを予定していたが、あいにくの雨のため、傘番組として京都競馬場ツアーに差替えとなった。

阪急西山天王山駅から直行バスで淀川を渡り、案外時間もかからず到着。この京都競馬場、2020年からしばらく改修工事が行われており、先月2023年4月にグランドオープンしたばかりという状況で、連日満員だったそうだが、この日は雨のためだいぶ閑散。

入場料が必要(子供は無料らしい)で、現金払いだと200円だが、会員登録してキャッシュレス決済だと券売機にも並ばず100円で済むとのことでその場でスマホ手続きを(相方らが)したのだが、UIが分かりにくいのかだいぶ手間取る。

20230507_2実は京都競馬場に来ること自体は初めてではなく、2009年に訪れた記録が残っている。それもレース観戦ではなく、人間自身がコース上(ダート)を走る特別イベントに出場したのであった。というわけで、馬券を買ってレースを見るのはこれが初めてとなる。

初心者向けに無料で馬券の種類や買い方をレクチャーしてくれるコーナーがあったので、そこで説明を聞いてからトライ。マークシート式の購入用紙に、レース番号、馬券の種類、投票する馬の番号をマークして、販売機に投入。子供らもめいめいマーク(※当然ながら未成年者が馬券購入はできないので、子供らは予想・マーク塗りつぶしまでで、購入は大人が行う)。

そしていざ外に出てレース観戦。コースはめちゃめちゃ広くて、ゴール地点からだとスタートの様子は全然見えず、巨大なオーロラビジョンに映し出される映像で見る。いったんスタンド前を通過して、向こう側に回るが、第三コーナのあたりはだいぶ坂になって登っているのがわかる。これが淀の坂といわれるこのコースの特徴らしい。そして再びスタンド前に戻ってきてラスト勝負。閑散気味の観客とはいえそれでも周囲から大きな声援、歓声が沸き起こる。
20230507_3何レースか予想して買って観戦して、を繰り返したが、自分は全然当たらず、ビギナーズラックすら無し。まあ、単勝とか簡単な種類ではなく、いきなり三連複とかの難しめの種類をチャレンジしたのが無謀なわけだが。連れの子供らが買った、じゃなかった、予想した馬が勝ったケースもあったようで、えらく大はしゃぎだった。嗜む分には大いに結構だが、どハマリすることの弊害も職業柄よく知っているため、自分はやや冷めた目で見てしまう。やはり馬券よりも株券・証券を買うほうが性に合っているようだ。

イマイチ没入できない理由にはもう一つ思い当たる節があって、かつて自分がマラソン全盛期で入れ込んでいた頃に看破した、(特にタイムを追求するタイプの)マラソンとは、競馬馬を育成するゲームであり、その際ランナーは、馬主・調教師・騎手・馬自身の一人四役をこなしてレースに臨んでいる、という理論である。馬券を買って観戦するのは、そうした努力を他人(他馬?)が行ったことのレース結果を単に予想して見るだけ、ということになり、若干の物足りなさを感じてしまうのであった。

昼食は競馬場建物内のフードコートで購入したが、牛丼もやや高めの観光地価格、スキー場ほどのボッタクリではないというレベル。これで天気が良ければ、きれいだし広々として緑も多いし、屋台も出ていて賑やか(この日は閑散)なのだろうけれど、もし晴れていたら超満員で子供らを引き連れての場内移動は困難を極めただろうし、そもそも好天ならハイキングに行っているわけだから、ここにはいなかっただろう。

20230507_4さて、競馬場を後にして、この日のメインイベントである、サントリービール京都工場へ向かう。ハイキングも競馬場も実は前座だったのだ。競馬場からの直行バスではなく、京阪淀駅から出ている路線バスに乗ると、ビール工場近くのバス停で降りることができる。

これも雨のためか、自分らの予約した時間帯での見学者は少なめで、我々保育所同窓生チームの他に一組のグループ程度であった。
20230507_5ビール工場見学自体は、生涯成績でいえばもうとうに2桁に達しているが、コロナ禍以降の訪問はおそらくこれが初めて。

製造工程の基本は変わらないのだが、展示内容や演出の方法などちょっと以前と変わったなというところがいくつかあった。見せ方も徐々に進化しているということだろう。
20230507_6一通り見学を終えたあとはお楽しみの試飲タイム。これも前と違うなと思ったのは、最初の1杯目はスタンダードのプレモルを受け取って、その次はテイスティング用の小さなグラスが3つセットになった状態で、スタンダード、香るエール、マスターズドリームの3種類を飲み比べた上で、最後に3つの中から一番気に入ったものを1杯リクエスト、という形になっていた。

自分はマスターズドリームを選択。感覚としては、一番最初に香るエール、中盤はスタンダード、終盤にマスターズドリームで締めたいという気がする。ところが、飲み比べ用のシート解説を見ると、アルコール度数がそれぞれ香るエール6.0%、スタンダード5.5%、マスターズドリーム5.0%と、意外にも一番濃くて重いと感じるマスターズドリームが一番度数は少ないのだった。

試飲時間は20分間しかなく、結構ペースを上げないと時間切れとなる。現に同行者でラストの1杯を頼めないまま終わった人がいた。
20230507_7今回の見学で感心したことの一つが、配られる冊子の中に、お酒は適量に控えましょうと呼びかけるものが入っていたこと。以前から私もことあるごとに述べている、アルコール処理能力は遺伝で決まっているのだから飲めない人に飲ませたらアカンということも解説されていた。また、飲める体質だとしても程々の適量に抑えましょうと推奨していた。

お酒を売って儲ける企業でありながら、飲め飲めとけしかけるのではなく、適正量を勧めるという姿勢は好感が持てた。というか、その昔試飲タイムで上限規制が無かった頃、ラン仲間で見学に押しかけて、試飲時は何杯お代わりができたかの数を誇っていたという行為は、今にして思えば恥ずべき蛮行だった。酒量を競い、度数の高さを自慢するのは今や野蛮人である。安酒を浴びるように飲むのではなく、いいお酒を少しずつ嗜むというのが大人というものだ。
20230507_8さて、試飲時の僅かな時間では話足りないということで、河岸を変え、JR山崎駅前のカフェにて二次会に突入。チキン南蛮が評判だそうだが、ここはあえてスタンダード鶏唐揚に角ハイボール。ちょい飲みセットとして加えられた惣菜の一品がまた美味。こうして充実した連休最終日を終えたのであった。

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麺処とみを

20230430_13月末に摂津富田駅前にオープンしていた「麺処とみを」、存在は承知していたが、結構行列が長いことが多いのとタイミングが合う機会がなかったので、1ヶ月ほど経ってようやくパトロールで潜入する機会を得た。13時近くになっていたがまだ先客2名の並びあり。

先に食券を自販機で購入する形式。初顔合わせのセオリーとしてメニュー筆頭、左上の中華そばを注文。店内は狭くL字型のカウンター席が8席のみ。厨房では兄ちゃん2人で切り盛り。

20230430_2待つことしばし、中華そばとのご対麺。澄んだスープは奇を衒わないあっさりスッキリの味、麺は北海道産小麦ゆめちからを用いた白い中細平打ち麺で、ツルツルとした食感が特徴。

トッピングは厚めでジューシーなチャーシューと、これまた厚めで色白、和食の煮物にやや近い上品な味付けのメンマと九条ネギ、そして焼海苔。テーブルに置いてある味変用調味料は黒胡椒のみだった。

中華そば 780円

4月いっぱいまでチラシ持参で大盛りか味玉サービスとのことで、今回大盛りを選択。あっさり系は制覇したので、別メニューの鶏煮込みスープやつけ麺もパトロールしておかねばなるまい。

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津の田ミートLODGE高槻店

20230416_1この日は日中子守から解放デーということで、子連れで行くと全く自分の思うようなペースで浸かれない温泉に一人で行くべく、高槻の祥風苑まで短距離ランニング。この温泉自体は過去何度も訪れているので詳細は省略。ただし土日祝一般料金が1100円まで値上がりしているのと、相変わらずのキャッシュレス非対応。

さて12時頃に風呂を出て、昼食には以前から何度も見かけながら立ち寄る機会のなかった、津の田ミートLODGE高槻店を初訪問。12時ちょうどぐらいに店に入って、案外並んでないのかと思ったら甘かった。ウエイティングリストに名前と携帯番号を書いて、順番が回って来たら電話がかかってくるのだと。だから店先で行列する必要がなかっただけなのだ。

20230416_2待つこと30分、ようやく呼び出しの電話が鳴って店内へ。混み合っていて2階席でもテラス席でもない壁に向かったカウンター席に一人座る。

そして注文後もしばしの待ち時間のあと、まずはスープとサラダが出てきて、やがて鉄板の上でジュージューと音を出しながら主役の登場。ハンバーグとステーキとエブフライの欲張りセット。ハンバーグにナイフを入れると肉汁が溢れ出す。セットのパンは自家製か、細長いスティック状のものだった。ご飯を選ぶこともできる。ソースの種類もいくつか選べるようになっており、ガーリックを選択。一緒に頼んだ赤ワインに合うことこの上なし、おかわりは自重してあっという間に完食。

津の田セット 2728円
グラスワイン 440円
それなりにお値段は張るが、それに見合うだけの逸品と言えよう。混んでいるのも仕方ない。

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祝・開業 大阪駅地下ホーム

20230321_01飛び石休日のこの日、先日ダイヤ改正で開業したての大阪駅地下ホームを見に行くぞということで、家族で繰り出す。

わざわざ新大阪駅でおおさか東線に乗り換えて、新線でのアプローチを目論む。新大阪駅の駅名看板も、以前は次の駅が「西九条」だったのが、しっかり「大阪」に書き換わっている。

20230321_02おおさか東線の本数はさほど多くないので、先に現れた関空特急はるかを撮影。

これも、ダイヤ改正前の新大阪駅では、同一ホームに上り下り双方の列車が止まって、乗り間違えると真逆の方向に行ってしまうというトラップ運用だったが、改正後は上り下りでホームが別となったようだ。

次男坊が一眼レフカメラを抱えて激写。

20230321_03ようやくおおさか東線の電車が到着。以前は黄緑色の201系使われていたが(過去ブログ記事あり。2008年及び2019年)、その後は221系運用に置き換わっている。

列車全体としては大して乗客は乗っていないが、運転台後ろのかぶりつきスペースだけは人だかりができている。誰も皆考えることは同じ、か。子供らだけは前の方に張り付かせてもらって、自分はやや下がって前方を見る(よって映像・画像なし。他の誰かが散々アップされてるはず)。淀川は従来どおり鉄橋で渡って、東海道本線から少し右に離れたあたりから地下に潜り込んで行った。

20230321_04そして大阪駅地下ホーム到着。開発時は「うめきた新駅」と呼ばれ、駅名も「北梅田」になるのではないかとも言われていたが、結局「大阪駅」で既存の地上駅と同一扱いとなった。東京駅の総武・横須賀線や京葉線の地下ホームのような存在だろう。

次の駅は「西九条」となっているが、そこまで走っていくのは特急のはるかかくろしおのみで、普通列車は無いため、残念ながらこの先はかぶりつき鑑賞はできない。

20230321_05さっき乗っていたおおさか東線の列車は折返しで久宝寺行きに変わっている。その向こう側には、直通快速の奈良行き。

この直通快速は、おおさか東線を通って放出、久宝寺と経由して大和路線に入って奈良へ向かう。一方で、地上の大阪駅でも、環状線を回って天王寺から大和路線に入って奈良、終点加茂まで行く大和路快速も存在しており、同じ大阪から奈良でも違うホームで途中ルートも異なる列車が存在するのは混乱を招かないか、やや気がかり。

20230321_06さて、ホームからコンコース階に1フロア上がると、「ファンタジーアクアリウム」という、壁一面にプロジェクション・マッピングで水族館の水槽のような映像を映し出している一郭があった。

画像は水槽表示ではなくタイトル画面表示に移ったときのもの。

20230321_07壁の横には巨大なタッチパネルで、当該アクアリウムの説明や、何種類かある表示モードを選択したり、記念撮影用のフレームを表示させたりができるようになっていた。

「うめきた・光の水景」と記されていたのでこれがこのコーナーの正式名称だろうか。

20230321_08としばらく時間をつぶしているうちに、関空特急はるかが入線する時間になったので、ホームに戻る。

報道等で見かけていた、世界初のフルスクリーン式ホームドアってやつがこれだ。全面ガラス張りのホームドアで、戸袋になるであろう部分には板一面が液晶パネルで到着する列車やこの先の停車駅案内を表示している。

なお、2面4線ある地下ホームのうち、ホームドアが設置されているのはこの1線だけで、残りの3線は何もなしのプラットフォームだ。


百聞は一見にしかず、実際にはるかが到着してドアが開くまでを動画で記録。戸袋になるスクリーン部分自身も左右にスライドするのがキモだ。これで、ドア位置が異なる車両が来ても適宜合わせられるのだそうだ。
20230321_09このあとは、列車に乗った状態では(特急以外では)通れない、地下の大阪駅から地上に出てきてなにわ筋と平面交差する「浄正橋踏切」を目指す。これは大阪環状線福島駅のすぐ横にある。

その前に、環状線に乗り換えるべく、大阪駅地下ホームから、既存の大阪駅地上ホームに移ったが、かなりの深さがあることを実感。それで、以前は大阪駅地上ホームの西端は行き止まりだったのが、その先に連絡通路が伸びており、そこで地下ホームと繋がっていることがわかった。同一駅扱いだがだいぶ遠い。京葉線の東京駅地下ホームよりはマシという程度。

それで踏切の方に話を戻すと、連絡線地下化をしても、環状線と合流する福島駅付近ではどうしても一旦地表レベルを通らざるを得ないため、この踏切は無くならなかった。しかも、地下からの勾配の関係で従前より線路面を低くしなければならず、ダイヤ改正に先立つ2023年2月に、なにわ筋も終日全面通行止めにして路面を掘り下げる工事が行われていた。踏切だけ見ても違和感はないが、ガード下の歩道部分を見たら、従前あったであろう地平面より削られて下がったなとわかる箇所があった。

20230321_10踏切から地下の大阪駅方向を見る。どんどん下がっていってトンネル入り口となるところが見える。従前の地上を走っていた頃は、手前で左の方にそれていた。

この線路切り替え時も、踏切工事と同じ日に、終日はるかを運休にして切替工事を行ったのだそうだ。

20230321_11大阪駅からはるかが走ってきた。

ちなみに、この地下大阪駅に潜ってまた上がる区間の勾配がかなりキツイため、貨物列車の一部はプッシュプル式、つまり普段は先頭で機関車が引っ張るのみだが、最後尾に後ろから押す補機の機関車が連結されるのだそうだ。できればその姿も見たかったが、日中時間帯で見られるのはごくわずからしい。


地上に出てきて踏切を通過するはるかの様子も動画で記録
現在建設中の「なにわ筋線」が開通すると、地下大阪駅からそのままなにわ筋地下を通ってJR難波につながる予定なので、将来ははるかがこの踏切を渡ることもなくなる見込みだ。
20230321_12お昼ごはんにはやや早い時間だったが、お腹が空いてきたので昼食へ。せっかく福島まで出てきたのだから美味しいものをということで、なにわ筋を少し歩いて中之島に近くなったところにある「浪花天丼 天喜」を訪れた。

まだ12時前だったが、テーブル席の空きは残り1つだけで家族4人滑り込みセーフ。

20230321_13天ぷらと唐揚げがセットになった天唐定食をいただく。そして昼間っからビール。子供らは天ぷらうどん。リーゾナブルでウマい。

ちょうどWBA(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝、日本対メキシコ戦の時間帯で、ガラケーのワンセグで見ていたら、サヨナラ勝ちになった。同時に、岸田首相がウクライナ電撃訪問のニュース速報テロップが流れて二度ビックリ。

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一政(古川橋)

20230226_4前項から続き)
お風呂のあとは、京阪バスに乗って古川橋駅へ。歩いていくにはだいぶ遠い感じ。駅前に何か店はないかリサーチすると、中華料理店があるようだったので、昼の営業時間終わりかけの頃に滑り込み。

店内はカウンター席にテーブル席が2つほど。昼の遅い時間だったので先客は親子の一組のみ。店の前の垂れ幕を見ると麻婆豆腐推しのようだったが、ラーメンが食べたかったので、メニューのラーメン一覧の筆頭に記された担々麺を注文。普通なら醤油ラーメンが筆頭に来そうなものだが、これを持ってくるということは麻辣系に自信を持っているのだろう。

20230226_5待つことしばし、担々麺到着。おお、いかにも辛そうな麻辣のタレが掛かっている。ただ辛いだけでなく旨味も程よくバランスが取れておりビールが進む。

麺は中太のストレート麺でダシによく絡む。その他のトッピングは、担々麺だからそぼろ肉は当然として、刻みネギにメンマなど。

担々麺 800円
生ビール中 500円

最後に杏仁豆腐のサービスがありがたい。

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ずんどう屋 八尾志紀店

20230103_5前記事前々記事からの続編相当)
マラニックとお風呂の後は、JR大和路線志紀駅近くにあるラーメン店、ずんどう屋 八尾志紀店で遅めのお昼ごはん。姫路濃厚豚骨と書かれているが、姫路ラーメンなるカテゴリーってあったのだろうか。

もう2時近くだというのに店は混んでいて、受付で名前を書いてお待ち下さい状態だった。前に3、4組程度並んでいた。

20230103_6ようやく店内に案内され、カウンター席の方で注文すると、高菜の入った壺がドンと置かれてご自由にお取りくださいとなっている。

待つことしばし、今年のラーメン始発が登場。豚骨スープに背脂チャッチャ、麺は極細のストレート。チャーシュに味玉などのトッピング。イメージ的には京都ラーメンのスープに博多ラーメンの麺という感じか。この麺の細さなら、麺硬めよりもバリカタの方がさらにマッチしただろう。餃子にビールも奮発してお腹いっぱい、満足満足。

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らーめん梅家

220623_1この日は久々の出張で綾部市方面に繰り出す。久しぶりにJRの特急はしだてに乗ったら、いつの間にか全席指定となっていた。

会員になっているので、前日または当日予約のJ-WESTチケットレス特急券を利用したら、だいぶお得に購入できた。綾部駅はICOCAでの運賃精算可能なので、券売機に一切触れることなくチケットレス・キャッシュレス利用が完成した。

さて昼前に綾部駅に到着し、駅近くで昼ご飯とする。10年ほど前に類似のシチュエーションで立ち寄った「らーめんはうす盾」のほど近くにある「らーめん梅家」。もちろん初訪問。駅前には全然人がいなかったが、店内には先客数名あり。カウンターとテーブル席が2つほど。

220623_2初訪問なのでセオリーどおりメニュー筆頭にある鶏醤油ラーメンを注文。大将ひとりで切り盛りしているようで、若干時間がかかってからのご対麺。

しょうゆの透き通ったスープに細めのストレート麺、トッピングには、メンマと厚めで丸いチャーシュー、そして味玉、ネギ、板海苔。鶏醤油のスープはあっさりすっきりで奇をてらわないド直球勝負。スープも麺も熱々で、気をつけないとやけどする。チャーシュー、味玉、メンマの味もしっかり。飽きのこないバランスの整った一杯であった。

鶏醤油ラーメン 800円

こってりの豚骨スープや期間限定メニューもやってるようなので、これらも試したいところ。

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ヴァスコ・ダ・ガマ

220428_1某筋から聞いた、「高槻の奇跡」といわれるカレー店があるそうだがどうなのか、という話があり、全く知らなかったもので調べたところ、「ヴァスコ・ダ・ガマ」という、世界史に出てくるような名前のカレー店が10年ほど前から存在していることを知り、緊急パトロールに繰り出した。

JR高槻駅の北側、アクトアモーレ商店街に面したところにある、カウンター8席のみの小さな店。12時前に行ったのに店先で待っている人がいる、と思ったがテイクアウト待ちだった。席にはまだ空きがあったので滑り込んだ。だが、それによって満席状態となり、私より後の客からは行列が発生。

L字型のカウンター内部の厨房でマスターが調理し、ほかにアシストの女性スタッフが2名ほど。カレー以外にバターの香ばしい香りが漂うのは、期間限定の特別メニューらしい。でも今回は定番メニューから選択。

220428_2現れたのは、大きなブロック肉が載せられたカレー。付け合わせにはキャベツのピクルス。欧風カレーということで辛さはさほどキツくはなく、フルーティーな香りとほんのり甘味すら感じられる。ホテル等で出される業務用カレーの熟成度を極限にまでアップした感じ。と、味わっているうちに、辛さが遅発性でじわりとやってきた。

牛ブロック肉はとても柔らかく煮込まれており、スプーンでもホロホロとほぐれる。なるほど、高槻の奇跡と呼ばれるのもあながち誇張ではない逸品であった。わずか8席の狭い店内を、牛丼店並みの高回転率で回し、客単価は牛丼よりもはるかに上、定番メニュー以外に期間限定メニューを繰り出して飽きさせずリピーターを惹きつけるといった、味だけでなく経営的にも実にうまくやっている店といえよう。

牛肉ゴロゴロ肉のカレー 1100円

なお、阪急高槻市駅南の方にも姉妹店が出来ているそうである。

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彩色ラーメンきんせい イオンタウン茨木太田店

220424_1この週末、雨模様の天気だったので、家族でお出掛けも兼ねて車でイオンタウン茨木太田へ向かう。このショッピングモールは2021年3月の開業から既に1年経ったが、近くにいながらになかなか訪れる機会もなく、自分は今回が初訪問。

お昼ご飯もここでいただくこととして、フードコートへ。本命は、この辺では数少ない「バーガーキング」であったが、行列がとんでもなく長かったので断念して、相対的には列の短かった彩色ラーメンきんせいの方に並ぶ。相対的に短いだけであってこちらももちろん人気の行列。ひとまず注文して席に戻る。子供らは既に別の店で入手したうどんを食べていた。

220424_2待つことしばし、呼び出しのベルが鳴ってようやくラーメンとご対面。澄んだスープに浮かぶ、カラフルな細かい粒状のあられが目を引く。

スープの味は上品あっさりめの塩。麺は中太の黄色味の強い麺。トッピングには味玉とチャーシュー、白ネギの細切りに、メンマはあまり見かけない淡白で薄切りのふわっとしたタイプのもの。コテコテさは排除し、和風の控えめながらもしっかりとダシの効いたバランスのよい逸品であった。チャーハンも無難にまとめてある。嗚呼幸せかな旨きラーメン。

味玉入り黄金の塩  935円
半チャーハンセット 253円

食事後はモール内の各店を買い物して回る。どれもなかなかの賑わいで、見る限り経済はそこそこ回っているようだ。

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延羽の湯 鶴橋店

220321_05鶴橋ひとりマラニックからの続き)マラニックのゴールに定めた、延羽の湯・鶴橋店。隣にあるパチンコ店資本が経営するスーパー銭湯で、これの本店にあたる羽曳野の一号店には何と13年も前に訪れたことがある

まずは玄関の下駄箱に靴を入れ(100円玉は不要)、フロントで下駄箱の鍵を預けて引き換えにロッカーの鍵を受け取る。ロッカーの番号は指定されており、入浴料も含め料金精算はすべて退出時。クレジットカード、電子マネー等利用可。岩盤浴もあるそうだが、今回は風呂利用のみ。土日祝料金だと960円。

更衣室のロッカーが探しにくく、風呂へ行くルートも迷いながらで、いよいよ入湯。スーパー銭湯としての洗い場やシャンプー・ボディーソープ等は標準的に装備されている。まず内湯の浴槽に浸かったら、塩素臭がキツくてげんなり。

220321_08すると、露天風呂エリアの奥の方に「立湯」と書かれた浴槽があり、これは源泉掛け流しだそうだ。深さ130cmとかなり深い。

この浴槽で、この温泉が薄いコーヒー色であることが判明。湯が流れていく床面には黒い析出物がペンキでも塗られたかのように広がっている。

泉質の書かれた掲示を確認し損ねたが、各所で得られる情報によれば、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉、加温あり。薄コーヒー色、無味(だったと思う)、微かに金気臭。ヌルヌル感はなし。この立湯はややぬるめの温度設定となっており、いつまでも入っていられる。

そういえば今回は久々の一人温泉。家族で温泉に行くと、最近は必ず息子たちを連れて入らねばならない(相方氏らに女湯で面倒を見てもらえる年齢ではなくなった)ので、自分の好きなようには過ごせなくなった。というか、子供らはどこかの浴槽に入っても1分も経たないうちにまたどこか別のところへ行ってしまう。かといって、各自で行動させるにはまだ幼く、ついて行かざるを得ない。やっぱり温泉は一人で入るに限る。

というわけで、子連れではもはや利用不可能なサウナにも入り浸る。勢いに乗ってロウリュウまでチャレンジしたら、あまりの激アツぶりに悲鳴が出た。肌がうっすら赤くなって、やけど寸前状態。サウナ、水風呂、そして源泉の立湯のローテですっかり整う。いやあ、温泉って、ホントにいいですね。

★★★★☆ 立湯のおかげで評点大幅アップ。

220321_06お風呂の後は腹ごしらえ。鶴橋駅付近まで歩いていくと、駅周辺はかなりの人出で混雑している。新型コロナ蔓延防止措置もちょうど切れるタイミングだった。

昼食のピークタイムは過ぎたはずなのに、覗く焼肉店はどこも混んでいる。経済が回るのは結構なことではある。

ようやくわずかに空きがあった焼肉店にお一人様で滑り込む。「鶴橋七輪」というお店。

220321_07ホルモン定食をいただく。タン塩にホルモン6種類と一品も付いて1300円とリーゾナブル。ビールもお代わりしてしっかり経済を回しておいた。

そして、3時間ほどかかった道のりを、電車に乗って1時間足らずで帰途に就いた。

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