(その1)からの続き
昼食休憩も終わって後半戦再開。天王寺駅。あべのハルカスも一緒に撮りたかったがうまい画角が見つからず。さすがにここからだとハルカスはのけぞって見上げるような高さにある。
なお、大阪環状線の駅ナンバーは、ここ天王寺駅からO-01で始まって内回り順に振られている。大阪駅がスタートではない。そして発車メロディーは「あの鐘を鳴らすのはあなた」。"ナニワのゴッド姉ちゃん"こと和田アキ子を代表する曲。天王寺との関係は何だろうというという話になって、四天王寺のお寺の鐘かとの説が出てきた。
天王寺から先は線路の南側、国道25号線沿いに東へ進む。阪和線が南の方へ向かっていく高架をくぐり、線路と平行に走っていると、ふと気がつく。アカンアカン、この線路は奈良方面に向かう大和路線だった。というわけで線路を横切って北へ向きを変え、行きすぎることなく寺田町駅に無事到着。
寺田町の発車メロディーは「Life Goes On」という曲だそうだが、誰も知らない。それもそのはず、大阪環状線全体のイメージソングということで新たに書き下ろされた曲だそうだ。
次は桃谷駅。発車メロディーは「酒と泪と男と女」。桃谷出身の河島英吾の代表曲。飲んで飲んで飲まれて飲んで酔いつぶれるようなことは、所帯を持つようになってからもうほぼ無くなったものだ。
なお、桃谷と言えばコリアタウンということで、ガード下にも焼肉店をよく見かけるようになる。焼肉と言えば次の鶴橋のイメージだが、実は前の寺田町あたりから焼肉店が現れるようになっていた。
鶴橋駅に到着。近鉄と立体交差しており、駅付近の大部分がガード下になる。晴天の明るい場所からいきなりガード下に入ると、目が慣れるまでしばらくはとても暗く見えてしまう。
鶴橋駅の発車メロディーは「ヨーデル食べ放題」。焼肉食べ放題をテーマにしたギャグソング。割り箸も割り放題。
次は玉造駅。駅名看板を撮ったときは気がつかなかったが、この駅にはビエラ玉造という施設が結構最近に出来ていて、その外観が103系をモチーフにしたオレンジ色の壁面となっており、今回のようなマラニックならまさに撮っておくべき建物だった。たぶんビエラ玉造があるのとは反対側の線路沿いの道を進んでしまったからだろう。
駅の発車メロディーは「メリーさんの羊」。件のビエラ玉造の側面にある窓がこの曲の音階に合わせて高さを変えてあるそうだ。
次は森ノ宮駅。大阪メトロ中央線・長堀鶴見緑地線はお乗り換え。前半戦の弁天町で横切った中央大通りまで戻ってきた。
発車メロディーは「森のくまさん」。そのまんま過ぎる。
大阪城公園駅に到着。日差しがまぶしすぎて、庇の陰となっている駅名看板を撮ろうとしたらすごく暗くなってしまうので、ホワイトバランスを看板に合わせたら白飛びしてしまった。
発車メロディーはオリジナルの法螺貝。大阪城周辺で繰り広げられた大坂冬の陣、夏の陣に由来。
そして大阪城公園駅の出口から大阪城を見やる。環状線沿線からは実は結構距離があるので、思いのほか小さくしか見えない。
そして、以前は無かったと思うのだが、駅出口から歩道橋がずっと繋がっていて店が入った建物と直結していた。公園入ってすぐの広場では誰かがミニ野外コンサートをやっていた。
京橋駅に向かっていると、普通に道路と平行に走っていたはずなのに、川を渡ったところで階段で大きく下がった。逆に言えば、大阪城あたりの地面は高いけど京橋付近は低地ということだ。それで、直角にクロスしてくるJR学研都市線がうまく避けられずいったん大きく東側に振らされて踏切を渡る。かなり遠回りしてようやく京橋駅の一番賑やかなところに到着。
何と、京橋駅が改修工事中で駅名看板の前に工事用シートが張り巡らされており、そのシートに京橋駅と仮設の表示がされていた。これはこれで今だけ限定のレア光景だと気を取り直す。発車メロディーは、"イチローさんの牧場で イーアイイーアイオー"でお馴染みの「ゆかいな牧場」。これの替え歌で「大阪うまいもんの歌」というのがあり、食い倒れ的なイメージの京橋にあてたらしい。だが、京橋でお馴染みと言えば「グランシャトーにいらっしゃい」だけどね。
次は桜ノ宮駅。ここに貼った画像だと小さくて見えにくいが、改札を出たところに、「桜の通り抜けは中止となりました」というプラカードを掲げている係員がいた。ソメイヨシノより少し後にピークが来る大坂造幣局の桜だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で人が集まらないよう通り抜けを止めたらしい。やってたらこの辺もすごい人だかりだったかもしれない。
発車メロディーは、大阪出身のアーティスト、大塚愛の「さくらんぼ」。これも結構そのまんまだ。
桜ノ宮から先、川を渡るのに線路沿いの橋がないので少し離れた道を行く。なお、線路からの見た目は、某電車でGOアーケードゲーム最新版でやり込んでいて大阪駅までよく知っているので大丈夫だ(意味不明)。
というわけで線路沿いにはこだわらず、天神橋筋商店街に飛び込んでそこを北上するルートを取る。商店街も結構な賑わいで走れないので歩く。しばらく進むと天3あたりで忽然と天満駅が現れる。
アーケードとガードが一体となっているので、大阪環状線が横切っているとは気づきにくい。
天満駅の発車メロディーは、これまた大阪出身のアーティスト、aikoの「花火」。天神祭からの連想ということらしい。昨年はコロナでほぼ中止同然となった天神祭、今年はどうなるのか。
いよいよラストの1区間、ここまで都心に来ると線路沿いは難しいかと思いきや、車は無理だが人なら通れる細い道が輪っかの外側にずっと続いており、新御堂筋を越えたらエスト1の商店街に飛び込んで、あっという間に大阪駅到着。ゴールでありんす。
そう言えば大阪駅の発車メロディー、冒頭では書きそびれたのでここで紹介。やしきたかじんの「やっぱ好きやねん」。ちょっと最後の切り上げ方が強引だと思うメロディーラインではあるが。それにしても、たかじん兄さんが鬼籍に入ってからもうだいぶ経つ。合掌。
なお、コロナ禍ということもあり、ラン後のお風呂も無し、ましてや打ち上げの飲み会も無しということでこれにて解散となった。
ちなみに、今回のマラニックでは、タブレットに「STRAVA」(ストラバ)というランニング等用のアプリを入れてトレースしていた。その結果の画像がこちら。
アプリの記録によれば走行距離は約33kmと、大阪環状線の営業キロ数よりだいぶ長くなってしまった。川を渡れずに無駄に動いた分と、よく見るとGPS等による位置精度がイマイチな時がそこそこあってフラフラ揺れているような道筋で計算された分長く出ているものと思われる。
最後のおまけに、今回のマラニック中、発車メロディーの確認で利用させてもらった動画はこちら。
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