第27回全国視覚障害者駅伝大会
今年も、昨年に引き続きOSAKA EKIDEN in 長居兼第27回全国視覚障がい者駅伝大会に伴走者として参加。
ここ数年はずっと、走ってなくてましてや伴走もしてなくて年に一度これだけ、というような状態が続いていたが、ようやく今年は頻繁に練習会で走ったりロング走もしたり子連れで長居公園に赴き伴走もするようになった。
そして今年もゲストにはパラリンピアンやオリンピアンの豪華メンバー。多少の入れ替わりはあるが、プログラムに載ってた野口みずきさんはともかくとして、どこにも載ってない福士加代子さんが座ってる。一般チームの伴走者として参加されるとのこと。
12時にレースはスタート。11月だというのに暑く感じるぐらいの快晴。
ただしこの2日前は元台風くずれの秋雨前線で大雨となり、この長居公園を会場としていた高校駅伝の予選会が途中で順延になっていたそうだ。
自分は例によってY氏の伴走で3区を担当。タスキは視覚障害の部では2位で回ってきた。10秒少々の差があり、差を開けられるでもなくかと言って詰まることもなく、数十メートル前の背中を追い続ける。
この日公園内では別の大きなイベントがあって、地下鉄駅出口からその会場まで行き来する人が多く伴走には気を使ったが、大声で牽制して事なきを得る。ところが、比較的閑散としてたはずの北東あたりのエリアで、子供の自転車に予期せぬUターンを目前でやられて急減速。数秒ロスした。それでも最後のトラックでペースを上げて盛り返し、10秒以内の差でアンカーにリレー。3.4kmを14分57秒、振り返れば昨年と全く同じタイム。
その後のレース展開は、先行ライバルチームのアンカーが圧倒的に速く、大差をつけられての2位に終わった。今年も1区ランナーにパラリンピアン(前回とは別の方)の飛び道具を使っていたのだが、後続のメンバーがリードを守れなかった。まあ、昨年は僅差で辛くも逃げ切って優勝だった我がチームに数秒差で敗れていたチームが、今回リベンジを果たして優勝されたのでそれはそれでよかった。いつまでも年寄りが居座る必要もない。
閉会式も終えて、チームのメンバーでJR長居駅近くの中華料理屋で打ち上げ。メンバーに多少の入れ替わりはあるものの、毎年これを楽しみに参加しているようなものだ。
すると、同じ店の隣の席に、福士加代子さんらが加わっていたチームも打ち上げで乗り込んできた。福士さんが伴走していたのはRさんだった。自分もだいぶ昔だがRさんの伴走を務めて入賞したこともあった既知の仲である。お久しぶりですとわずかの間挨拶を交わす。ちなみにRさんは当時の伴走後リオパラリンピックで女子マラソン出場まで登り詰めたんだから大したものである。
それで、そのRさん率いる駅伝チームにはカンテレが密着取材をしているそうで、駅伝大会の際はもちろんのこと、この打ち上げの様子も撮りにカメラが来ていた。どんな番組になってるのか知らんが、視覚障害者伴走のことがより広く知ってもらえればありがたいことだ。
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