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さどしま紀行(総括編・2)

1000004394総括編・1からの続き)
佐渡ヶ島二日目。八幡館を出たあとは、昨晩も飲んだ佐渡の地酒「真野鶴」の蔵元である「尾畑酒造」を訪問。観光客向けに見学できるようになっていて、ドライバーでなければ試飲もさせてもらえる。

「魔の鶴」は品切れだったが、辛口のお酒を自宅のお土産用に1本購入。

1000004395続いて向かったのはトキの森公園。佐渡ヶ島全体で言えば、真ん中の平野部のやや東寄りに位置する。

大阪よりマシとはいえ、日なたは暑い。

1000004396トキのキャラクター、「サドッキー」も登場したが、さすがに木陰となる場所での待機。

本人(本鳥?)が喋ることはないが、我々含め訪れた観光客との記念撮影に応じていた。

1000004397本州も含めかつては多数生息していたトキも、やがて数を減らしていき最後に残ったこの佐渡ヶ島でも、日本古来のものは絶滅してしまった。

その後、中国にもごくわずかながら生き残りがいて、遺伝子的にも日本にいたものとほぼ同じということで、中国から連れてきたトキを地道に繁殖、ようやく300羽までに至った、というのが現状だそうだ。

1000004398展示館のほかに観測小屋もあって、ガラス越しではあるがタイミングが良ければ目の前にいるトキを眺めることができる。

泥の中をくちばしで探っていって、ドジョウを見つけたら食べる、という光景が見られた。

1000004399移動中に、相方氏が、この辺に田んぼアートがあるはず、という情報をキャッチしたので訪問。

のぼりがいくつか立っているだけで、展望台らしき建物も見当たらないが、近くに看板が立てられていた。

1000004400
土手の上から眺めるようになっているらしい。眺望ポイントの印に立つと、おお、確かに絵ができている。

観測者との高低差がさほどないため、平面上ではかなり大きく歪んで描かれているため、間近、あるいは田んぼと同じ高さで見ても何か分からない。土手の上の指定されたポイントに立って初めて、ちゃんと描かれているのが分かる次第。左の方のトキはすぐわかるが、右の方のアリみたいのは何かと思ったら、サドマイマイカブリと看板に書かれていた。
1000004401次いで向かったのは、佐渡西三川ゴールドパーク。佐渡ヶ島全体としては、南側の山塊のやや西寄りあたりに位置する。佐渡のもう一つの金採掘地跡、こちらは砂金がかつては豊富に採れた場所だ。今は、砂金採りの体験ができる観光施設になっている。

昨日に訪れた佐渡金山は鉱脈の岩を掘っていったものだが、ここは鉱脈中の金が濃縮された後に風化して崩れ、細かい砂となって川に流れて溜まったもの、ということだそうだ。

砂金採りの体験コーナーでは、細長い大きな水槽が何列も並んでおり、底には川砂が敷き詰められている。水槽の水がやたら冷たい。緑色の大きな皿を使って砂金を探し出す。

やり方は係の人に教えてもらうが、そう簡単には採れない。まずは川砂をすくったあと、皿をガサガサ揺らす。金は重いからこのとき底の方に沈むので、上の方の砂は大胆に洗い流していく。これを繰り返すと最後に砂金が何粒かは残るそうなのだが、何もないじゃん。

1000004402子供らは運良く何粒か自力で採れたようだが、こちらは全然ダメだったので係の人が採った砂金を、小さなカプセルに入れてもらった。

水とともに砂金が入っている。耳元で強く振ると、カリカリと容器に当たる音が出るのが砂金の証だそうだ。普通の砂だと水の抵抗でそうはいかないが、それだけ金が重いということ。

今でも金が採れるなら採掘を続けてもよさそうなものだが、たったこれだけの微々たる量では採算に合わないのだろう。さてでは今の観光地としての運営は採算が採れているかどうか。文化遺産指定でもっとたくさんの客が来るかにかかっているだろう。

1000004403二日目最後の立ち寄り箇所は、この日の泊地である小木方面に向かいつつ何かないかと当てずっぽうで、佐渡太鼓体験交流館"たたこう館"を選択。

自分はよく知らんかったが、国際的に活動する太鼓芸能集団 「鼓童」はここ佐渡が拠点となっており、この施設もその一環で作られたものだそうだ。

1000004404中は体育館のような広いフロアがあり、超巨大な太鼓が2つと、それ以外にも様々な太鼓が並んでいた。時間の決まった体験コースもあるそうだが、時間自由の見学であれば、料金500円で居並ぶ太鼓を叩き放題。

他には客もおらず、貸し切り状態で太鼓を叩いて回った。これは中々に穴場の観光スポットであった。

この日は小木地域にある「かもめ荘」に宿泊。ここも温泉がある宿ということで、別項の温泉編にて記載。本編もまだ続く。
総括編・3続く)

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