妙見山HE、ならず
子守当番非番のこの日、さらにロング走のテストをということで、高槻の自宅から妙見山までの往復(勝手に妙見山HE(Home Edition)と名付けている)にトライしてみた。
あまりに久しぶりすぎて前回いつ走ったのかもわからないが、ブログに記録されている限りでは、2011年2月に自転車で往復との記事、脚で走ったのはさらにさかのぼり2007年1月のことになる。それだと独身当時なので、今の家からは実はまだ一度もやってないようだ。
スタート地点の安威バス停までも今の家からだと若干遠くなっている。そして、安威川ダム用に新しい道が整備された関係で勘が狂ったのか、出だしでいきなりコースミスして、自分が思う道よりも北側にそれたルートで突っ込んでしまった。
何とか山手台の住宅地あたりで本来のコースに復帰できたが、ここでもかつてとは風景が激変していてびっくり。住宅地の反対側は樹が生い茂っていたはずが、ガリガリと造成されて広大な空き地になっている。さらには、既に巨大な物流倉庫らしき建物もできている。
それもそのはず、新名神高速の完成で、このあたりは茨木千提寺インターチェンジまでほんのわずかのところにある交通至便の地に一転、こうした物流拠点を置くには格好の場所へと変貌していたのだ。
大岩という集落あたりから分かれる箇所に、看板が立っているが、どうもリニューアルされているっぽい。
近寄ってみた案内図がこちら(画像クリックでやや大きめに表示)。新名神が、これまであったコースの真ん中編をぶった切っている。
長年来てなかったからこの変化には全く気付かなかったし思いもよらなかった。いったいどうなっているのか。確かめねば。
木立に覆われた自然歩道から。突如開けた場所に出る。これが、新名神だ。茨木千提寺ICとPAが併設されているあたりだ。これまで記憶にあった風景の途中から先が、一気に消えてなくなってしまった。
こりゃあ一大事だ。以前に作成したこの妙見山HEの案内ページ、大幅に書き換えなアカン。
新名神を高架の歩道橋(「旧能勢街道」と示されている)で渡った先に、画像のような分岐案内が出ていた。ひとまず、以前のコースガイドでは緑色で示していた泉原バス停を経由するルートを通ることとして、左へ。
途中からは以前にも見覚えのあるコースに復帰し、泉原バス停も経由したが、その先の分岐をしくじったようで、どうやら以前のコースガイドでは水色で示していた山脈自然歩道を通るルートに入り込んでしまったようだ。
山脈自然歩道は、林道のような舗装路が延々と続き、結構アップダウンもある。標高500mあたりまで一旦上がっていた。これではだいぶ遠回りだ。
東海自然歩道とも一部重複しているのだが、このまま行くと北摂霊園、つまり箕面から妙見山に行くときのかなり序盤のところに送り込まれてしまう。どうやらここでも若干コースミスをしていたようだ。
何とかしかるべき方向に復帰して、茨木市から能勢町にかけての地名である「上音羽」の案内を発見。
非舗装の砂利道を抜けると、ようやく府道110号線、本来通りたかった道に出た。途中給水ポイントがなく、手持ちのペットボトルも空っぽになっておりかなりヤバかった。
余野のスーパーだいやすに到着。最近ではほとんどのランナー・バイカーはイートインのあるファミマに寄るのだろうが、ここは漢気を発揮して元祖大休止ポイントを懐かしみつつ訪問。
店内は節電のためかやや薄暗く、客も少なく閑散としている。そして清々しいまでの現金決済オンリー。
それでも往時のひそみに倣ってコロッケ&ビールで大休止。かつては大勢のランナーがここに集結したものだが、今やその姿はない。
ここまでコースミス連発で大幅に遠回りしてしまったので、妙見山頂はあきらめてここで折り返して自宅に帰ることとした。
帰路は慎重にコース取りをして、以前のコースガイドでは最短の車道コースとして黄色で示していたルートをひた走る。
汗だくで操作したからかスマホがおかしなことになっていて、ライトが付きっぱなしでバッテリー低減、省電力モードに切り替わってGPSも切られてしまったので、ランニングアプリでの正確なトレースや距離測定が復路途中からできなくなった。というわけで何キロ走ったのかが不明。40kmほどは行ったような気がする。疲労困憊、這う這うの体で何とか帰宅。
妙見山HE、コンプリートならずで課題を残した。果たして今度は完走できるのか。
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