さが桜マラソン2024
6年ぶりとなるフルマラソン出場。選んだ地は、佐賀。人気のある大会だそうだが、抽選ではなく先着順のため、ずいぶん前に申し込んで確保した。
天気は、残念ながら雨。前泊した宿から会場まで、佐賀駅をまたいで徒歩40分とグーグルマップに示されていたところを、それでは間に合わないので小走りで向かう。スタートブロック閉鎖時間に何とか間に合って、並ぶ。
例によってサルの着ぐるみの姿で走る。というよりも最近のレースは全部この格好の気がする。しかし、雨の中では走りにくい。特に脚の部分の生地が濡れて重くなり垂れ下がる。
レースペースは、「わか練」に繰り返し通って会得したキロ4:30で行けるところまで、のつもりだったが、のっけからペースがいまいち上がらない。それよりもさらに深刻な問題が序盤から露呈した。梨状筋症候群である。ここのところ、左の臀部の奥の方に筋肉痛のような違和感がずっと残っており、調べてみたところ梨状筋という骨盤の奥の方にある筋肉に起こる支障で、なかなか治らないものらしい。
前述のわか練では10kmも行かない短い距離しか走らないので違和感があるな程度で終わっていたが、10kmをはるかに超えるロング走はほとんどしていなかったところ、やってみたらやはりダメだったか、ということを改めて思い知らされた。いや、こうなることを薄々感づいていたのでロング走を避けていたという方が正直な表現かもしれない。
16kmあたり、サブ3.5のペースメーカー集団に抜かれた時点で、気持ちが切れた。左脚臀部の痛みは増す一方。何ならつま先の方まで痛みがピッと伝播するような感じすらあった。そこから残りの消化試合の長いこと。中盤以降、吉野ケ里遺跡公園の中のコース、一部区間は全面冠水しており足首まで水に浸かって萎える。サブ4のペースランナー集団ともすれ違って、彼我の距離差とペース差からしてこれにも抜かれるだろうなあと予想し、そのとおりに後で抜かれた。とにかく完走だけはしようと這々の体でSAGAアリーナに帰ってきた。このときに居合わせたラン友に写真を撮ってもらったのがこの画像。
振り返りたくもないが、現実を直視すべく、途中経過も含め記録。
ネットタイムでかろうじて表定速度キロ6分。前後半のタイム差はおそらく生涯最大値。
SPLIT LAP
Start-0 0:02:05 --:--
00-05k 0:25:54 23:49
05-10k 0:49:33 23:39
10-15k 1:14:13 24:40
15-20k 1:41:30 27:17
(HALF 1:47:59/2:25:38)
20-25k 2:11:47 30:17
25-30k 2:44:58 33:11
30-35k 3:18:19 33:21
35-40k 3:58:53 40:34
40-FIN 4:13:37 14:44
----------------------------
記録 4時間13分37秒 (ネットタイム4:11:32)
総合順位 2091位/7236人中(年代別 365位/1156人中)
会場のSAGAアリーナという施設はどうやら完成したばかりで、今大会が初お目見えということのようだ。いやはや広くて立派、雨にもかかわらず大人数の選手が皆屋根の下で着替えられるのはありがたい。
ただ、ゴール後から更衣室までたどり着くまでに延々とブースのあるゾーンを歩かされるのは、ちょっと食傷気味に感じた。会心のレースで意気揚々ならともかく、故障の脚を引きずった濡れ鼠ならぬ濡れ猿にとってはさながら罰ゲームのようだった。もちろん、この大会自体は素晴らしいものであって、悪かったのは自分のコンディションであるのだが。
さて、今回の大会参加はコロナ禍が明けてからの初レース、ようやく育児休業状態からも徐々に復活か、かつてのタイム追求が今もできるのか、そろそろ老後も見据えたランニングとの付き合い方をどう考えるかを占う重要な試金石でもあったのだが、生涯まれに見る故障に見舞われて、思案投げ首状態に陥ってしまった。ひとまず梨状筋を治さないことには話が進まない。
唯一進んだのは、マラソン国盗り、要するに47都道府県で何らかのマラソン大会に出場の記録が、これまで空白地だった佐賀県も今回塗りつぶせたということ。まだ半分近くは空白が残っているので、先は長い。
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