佐賀訪問2024(鉄道編)
6年ぶりとなるフルマラソン参加のため、一路佐賀へ。家族同伴はなく単独行である。時系列上最初に来る鉄道編をこの項にまとめる。
まずは山陽新幹線で西へ。のぞみの2ケタ号数列車にしたからN700Sに当たるに違いないと思いきや、残念なことにN700Aの車両だった。一本前の100番台の号数列車はSだったのになあ。車内で昼食に寿司を食しながらの旅、グルメ関係は別項にまとめることとする。
あいにくの雨で、景色はイマイチ。水墨画のような山々や海沿いの景色もまた一興か。
博多駅でJR九州の在来線に乗り換え。ただし、山陽新幹線は博多までJR西日本の管轄なので、新幹線駅の看板はJR西仕様のデザインになっている。
ここで一つトラップにハマったので後学のために記しておくと、JR九州の特急券をネットで事前購入済みだったのだが、新幹線博多の駅改札内でこれの発券機は置かれていないのだ。JR西日本での乗車駅(新大阪駅でも可)のみどりの窓口発券機で予め入手しておく必要がある。今回の場合は一旦改札から出て、博多駅の改札外にある発券機で入手することとなる。乗り換え時間は余裕を持っていたので全然問題なかったが、速攻で乗り換える行程だった場合は要注意だ。
というわけで一旦改札を出たところにある特急券発券機。事前購入した際に使用したクレジットカードと、会員登録時の電話番号下4桁が必要なのでこれもお忘れなく。
ちなみに、かつては新幹線から在来線特急に乗り継ぐ際の在来線特急料金を割引く制度があった(今でもサンダーバードでは残っている)が、JR九州に関しては既に全廃されているそうだ。
せっかくの改札外に出た機会だから、路線図と運賃表も見てみる。土地勘がないからあまりピンと来ないが、博多駅は左上隅のあたり。
これから向かう佐賀方面はその博多駅から真下へ下がって途中から左に枝分かれする長崎本線。
これまたせっかくだから駅の外に出て駅ビルの様子を撮ってみる。それにしても、九州最大のターミナルだけあってすごい人混みだ。
さて在来線改札内に改めて入場。列車案内板の掲示。乗る列車は特急のハウステンボス・みどりが併結されたもの。ハウステンボス号はハウステンボスへ、みどり号は佐世保へ、途中で分かれてそれぞれの目的地に向かう。
佐賀はその手前にあるのでどちらに乗っても構わない。
駅名看板はこちら。在来線ホーム側なので、これが本来のJR九州仕様のデザイン。
はかた、と大きく書かれた中央下に、おそらくは各駅ごとに異なるシンボル的なイラストがあるが、博多駅のこれはおそらくはどんたくか。
併結された後ろ側の特急みどり。783系車両はだいぶ古いものらしい。
乗降口は、車両の真ん中付近に1つだけ。なので、同じ車両でも前寄り・後ろ寄りを区別できるよう号車番号に加えてA室、B室と記されている。
鹿児島本線から途中で長崎本線に分かれて、40分ほどの乗車で佐賀に到着。
この経路は、かつて長崎に旅行した際も鉄道利用で通っているので初めてではないが、佐賀駅での降車は初めて。在来線なので線形はあまりよくなく、結構揺れる。ただ、40分程度ならわざわざ新幹線を通すほどかどうか、というのは確かに微妙ではある。
佐賀駅の隣のホームには817系が停まっている。九州では普遍的な近郊型車両だそうだが、当然こちらにとっては何も馴染みはない。
ホーム上になぜか恵比寿さんの造が置かれていたので撮る。後で調べたところ、佐賀の街中には恵比寿さんの石像がたくさんあるのだそうだ。
ここで時系列的にはさが桜マラソン編やグルメ編諸々をすっ飛ばして、帰路の鉄道編を先に続ける。
マラソン終了後そのまま帰るので、15時頃の特急で博多方面へ。行きと同じ車両ではつまらないので、リレーかもめ号の787系に乗車。
これも1992年登場のもはや新しいとは言えない車両だが、独特の顔つきはさすがの水戸岡デザイン、デビュー当時はブルーリボン賞も受賞している。
時間が読めなかったので自由席特急券での利用だったが、車内はずいぶん混んでいてデッキに立ちっぱなし。
そんなこともあろうかと、帰路の新幹線は新鳥栖でさくらに乗り換えのルートとしていた。立ちっぱなしでも10数分なら許容範囲。ただ、これが博多まで40分以上はちょっと辛いかもしれない。というわけで画像は在来線側の新鳥栖駅名看板。描かれているイラストは、地元サッカーチーム・サガン鳥栖のマスコット「ウィントス」だそうだ。
新鳥栖駅では在来線と新幹線の乗り換えであっても一旦は改札を出る構造となっている。
出たついでに新鳥栖駅の駅舎を撮る。ただ、前日の博多駅での混雑ぶりと比べると、人の姿は少なく閑散としている。
改めて九州新幹線側の改札を通ってホームの駅名看板。
ここはJR九州の管轄だから基本デザインは在来線のものと共通だが、黒に近い紺色の下地に白い文字で書かれる色違いバージョンとなっている。イラストも無し。上り方面の次の駅は博多だ。
乗る予定の電車の一本前に来たつばめ号。つばめには乗った記憶があるが、新800系だったかどうか。
なお、ホームは2面2線だがすぐ次が博多なので、通過待ちなどは基本的に無さそうな雰囲気。
その次にお目当てのさくら号、N700系の到着。新大阪まで乗り換え不要なのはありがたい。
ただしちょっとだけ残念だったのは所属がJR西日本側の車両だったため、車内メロディがいい日旅立ちだったこと。ここはJR九州側の向谷メロディを聞きたかったところ。かくして佐賀往復の旅は終了。
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