近鉄特急「ひのとり」とリニア・鉄道館2024
3月末、翌日もまだ春休みで遠出しても大丈夫な日曜日はこれが最終ということで、子守当番の私が子供らを引き連れて名古屋に向かうことにした。
目玉は、わざわざ遠回りしての近鉄特急「ひのとり」乗車。全席指定で、当日でも何とかなるかと思いきや、なんのなんの、前日夜に予約状況を見たら、朝の時間帯の特急はほとんど埋まっている状態。慌てて3人分予約して当日を迎える。
近鉄大阪難波駅は、今や阪神とも直通していて終端駅ではないため、ひっきり無しに列車がやってくる。お目当ての真っ赤なボディ「ひのとり」がやってくるのも、出発予定時刻のわずか数分前。何とか先頭車のご尊顔を撮影してから乗り込む。さすがに人気があるのか、他にもスマホのカメラを向ける人の姿多め。
ちゃんとお前ら乗ったんやでという証拠を残すべく、子供らの着席状態を記録。朝食も買い込んで車内でいただく。始発駅の難波ではかなり乗客少なめだったが、途中から徐々に増え最終的には予約時の表示同様ほぼ満席状態になった。
実は近鉄名阪特急に通しで乗ること自体は初めてではなく、はや20年も前の話になるが、豊橋に向かう際、近鉄・名鉄と特急を乗り継いで行ったことがある。その際は、当時の最新車両だったアーバンライナーnextを狙って予約したはずなのに、何故か初代の方の車両がやってきてガッカリだった記憶があるが、今回ようやくそのリベンジを果たせたことになる。
ただ、それにしても名古屋までの2時間は長い。最初の方こそご満悦だった子供らも、じきに飽きてきて「ヒマ〜」と言い出す。そんなこともあろうかと、タブレットを2台持参しており、車内サービスで飛んでいるWifiをつかんでYoutube動画などを見させて凌ぐ。この辺の変化は20年前とは隔世の感がある。
名古屋駅であおなみ線に乗り換え。あおなみ線も初乗車。ホームの端ギリギリに停まっているので、これ以上引いて撮れなかった。
あおなみ線の開業は2004年と比較的最近になってから(それでももう20年になるが)。JR東海の運営ではなく三セクとなっているのは色々と事情があってのことだろうか。線路自体は元から名古屋と名古屋港を結ぶ貨物線としてだいぶ昔に引かれたもの。周辺に住宅が増えてきて旅客線のニーズが高まったことを受けたのだろう。
24分の乗車で終点の金城ふ頭駅に到着。駅下にあるコンビニで昼食を買おうとしたら何かエラく混んでいた。イベントでもあるのだろうか。
そして2021年、2022年に続いておそらく三度目となるリニア・鉄道館へ到着。既に昼過ぎとなっており、全く並ぶことなく入れた。
三度目ともなればおよそ回るべきところは回り尽くしているので、画像と解説は省略。
唯一今回のキーポイントとして、リニアの展示コーナーの年表は採り上げておこう。従前は、リニア新幹線の開発年表の最後のところに、2027年リニア中央新幹線開業予定と示されていたのだが、つい最近のニュースで、JR東海は2027年には確実に間に合わないとギブアップを表明したことを受け、その部分に「調整中」のシールを覆いかぶせて隠したのだ。
なお、このわずか数日後に、リニア中央新幹線に横槍を入れ続け工事を遅らせた張本人の静岡県知事が、自らの舌禍で辞職に追い込まれることとなった。
0系新幹線の前で記念撮影をしており、手持ちのスマホでもついでに撮ってもらった。
博物館スタッフが撮った写真もすぐその場で印刷されて、額に入れていかがですかと提示されるが、いかんせん千数百円もするのなら結構です要りません、となる。
この辺はもう少し工夫して、ぐっと抑えた金額で、電子データをダウンロードできるQRコードを印刷して渡すといった工夫はできないものだろうか。数百円程度なら買う人は増えると思うのだが。
閉館時間までまだだいぶ時間があったが、さすがに子供らも飽きてしまって、早々と帰途に就いた。
帰りは、あおなみ線で名古屋へ行ってあとは新幹線。往路でかかった時間は何だったんだというぐらい、速い。
子供らに持たせているGPSで、一定時間ごとに所在地を地図上にプロットした移動履歴を見ることができるのだが、往路と復路のドットの間隔の違いからもその差は歴然。しかも、近鉄経由のほうが圧倒的に交通費もかかるしなあ。一度経験すればもう十分だわ。
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