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ロマンスカーミュージアム

20230623_03かながわいちびりツアー、後半戦は小田急線海老名駅にあるロマンスカーミュージアムを訪問。

ここは2021年に開設された、小田急電鉄の博物館である。関西からはなかなかアプローチしにくかったので、この機会をずっと伺っていた。

20230623_04古い時代の小田急電鉄の車両。奥の映像コーナーでは小田急電鉄の歴史を紹介している。会社としての設立は今年でちょうど100年となるようだ。

20230623_05企画展示か何かで、小田急ロマンスカー以外にも、類似するコンセプトの私鉄車両でブルーリボン賞を受賞したものを紹介していた。

小田急3000形は1958年にブルーリボン賞を受賞。ってかこれがブルーリボン賞制定の初代受賞車両らしい。

その隣は小田急3100形で1964年の同賞受賞。

20230623_06白いロマンスカー、小田急50000形VSEは2006年にブルーリボン賞を受賞。唯一これだけは2008年に乗っている。まだまだ新しく美しい車両にも関わらず、既に引退同然となっているのが実にもったいない。

20230623_07名鉄パノラマカー、京成スカイライナーといった名車が掲げられている。いずれも残念ながら乗った記憶はない。

20230623_08実物の車両展示に戻ってこちらは小田急10000形HiSE。これも1988年のブルーリボン賞受賞。

20230623_09ロマンスカーHiSEの車内。パノラマシート先頭席はさぞや絶景であろう。

20230623_10そしてロマンスカーの代名詞ともなった特徴的な連接台車。

乗り心地はいい反面、メンテナンスが大変でコストもかかるため、先のVSEも早々と引退を余儀なくされた要因であった。現時点で最新の赤いロマンスカーGSEは連接台車ではなくボギー台車となっている。

20230623_11小田急20000形RSE。JRにも相互乗り入れして特急「あさぎり」として運用されていたのだったっけ。これも1992年ブルーリボン賞受賞。

20230623_12別のフロアでは部屋一面にジオラマが設置され、模型の電車が走る。一定時間になるとプロジェクションマッピングと組み合わせた演出が上演される。


演出がされているときの様子を動画でも記録。「箱根湯本」という投影も一瞬出てくるが、ここのジオラマ自体が、新宿から箱根湯本までの小田急沿線をデフォルメして形作られており、主要駅に模型の電車が差し掛かるごとにこのように表示される。

20230623_13屋上のフロアからは海老名駅のトレインビューができるようになっている。

特急の時刻表も掲示されているので、直近の列車を狙ってみたが、残念ながらEXEだった。30000形EXEも立派なロマンスカーではあるが、いまいちプレミアム感が薄い。

20230623_14そしてついに運転シミュレータを発見。入館料とは別に整理券を500円で購入し時間指定となっている。この日は平日だったためガラガラで直ぐに入手できた。

まずは先客の様子をうかがいながら予習。運転席(7000形LSE当時のそのもの)の前に(CGではない)実際の走行時の映像が投影されている。


静止画ではわかりにくいので動画でも少し。後ろから離れてギャラリーしてると前方スクリーンが小さく見えるが、運転席だとスクリーンにかなり近づくので、それなりの没入感はある。あと、動画では記録できなかったが警笛もリアルに鳴って結構デカイ音が出る。ただしミュージックホーンではなくタイフォンである。

20230623_15いよいよ自分の順番が回ってきた。シミュレータでは、難易度設定が3段階ぐらいに分かれているようだが、某電車でGOでの経験をタテに無謀にもいきなり最高難度の設定を選択。その設定だと前方の風景スクリーンには何もガイド表示はされず、制限速度等も投影される風景の信号や標識を見て判断しなければならない。

ただし、実はシミュレータ用に増設された小さいディスプレイ(運転台右側)にも現在の制限速度と、その先の制限予告は表示されるので、それを見ながらの運転となった。運転区間も3通りほどあるようだが、最も線形がよく最高速度110km/hが出せる区間を選択。いざ出発。

マスコン(ワンハンドル式)のクリック感がイマイチで、いま何ノッチに入っているのかがわかりにくい。特に力行を終えて惰行に入ったつもりが、手を離しても自動的にニュートラル位置には戻らないのが非常にやりにくい。さらには、制限速度も結構頻繁に変動して対応が大変。勾配も結構あって、最大で20パーミルぐらいの上り下り(シミュレータ用のディスプレイに制限速度とともに勾配も表示)があり、上りで力行入れるのが遅れてせっかくの110km/h区間にもかかわらず80km/h台まで落ちてしまうこともあった。

そんなこんなでようやく区間終端に到着。途中駅はすべて通過で、停車は最後の1駅のみである。ここも電車でGOで鍛えた腕前の見せどころだったが、停目手前で停まってしまう痛恨のミスを連発。構内再加速を何度かやらかしてしまった。初見でランカーブもわからんままやったらそらそうなるわな。

最高難度の場合、終了後に運転評価が表示されるが、100点満点中の40点と惨憺たる有様。だが、係の人の話では、最上級難度での評価は激辛で、下手すれば0点とかも平気で出まくるところ、初めてで点数が出せるのはまだマシな方だそうだ。これは修行して出直しだな。

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