« 2022年8月 | トップページ | 2022年10月 »

京都鉄道博物館 2022_9月

220924_01シルバーウイーク後半、もはや2ケタ行ったかと思われるぐらいリピートしている京都鉄道博物館に、ジュニア達を引き連れて行った。

220924_02そのお目当ては何かというと、これ。既に昨年で放送は終了したアニメ「シンカリオンZ」だが、それとのコラボ企画ということで、埼玉県大宮の鉄道博物館、名古屋のリニア・鉄道館、そして京都鉄道博物館の3館にまたがるスタンプラリーを制覇すると記念品をもらえるというものなのだ。

そう、今年8月のリニア・鉄道館つい先日の鉄道博物館訪問は、すべてこのスタンプラリー完遂のための布石だったのだ。

いやあ、名古屋ぐらいは何とかなるけど、大宮はさすがに遠かったわ。京都ならいつでも行ける。逆に言えば、関東方面在住者にとっては京都まで来るのはだいぶハードル高いのだろう。当該コラボ企画サイトに、このミッション達成者のニックネームを載せることができるのだが、その人数は現時点ではさほど多くはない。

220924_03さて、もはや何度も来ていると常設展示は見飽きているので、期間限定展示しか興味無くなるわけだが、この日設置されていた異形のものには目を惹き付けられた。

以前ネットニュースでチラッと見た覚えのある、架線等での高所作業のために開発中の、汎用人型作業用ロボット「零式人機ver.2.0」である。これのデモンストレーションがあるということなので、最前列に陣取って待つことに。


開始時間ちょっと前ぐらいからお試しで動き始めたロボットを動画撮影。実に滑らかで音が静かなのに驚く。

これを見て想起せざるを得ないのは、そう、機動警察パトレイバーに出てくる、土木作業用ロボット「レイバー」である。作品がでた当時は、近未来の夢物語の創造物だったのが、現実になっちゃったよという驚きである。そういえば、作品で設定されていた近未来の年代よりも既に先の年代に時は進んでしまったのだが。

後でネットを調べてみると、このデモンストレーション会場にパトレイバー作者のゆうきまさみ氏も訪れて、ロボット開発者と対談したという記事を見つけた。そこでの記述の方が、このロボットの蘊蓄についてきれいにまとめられているので、解説はそちらに譲ることにする。

一言で感想を言うなら、直感的に操作できるシステムというのは、オペレーターの習熟も早く、誰でもすぐに使える優れものである。人馬一体ならぬ「人機一体」という開発企業名にもその心意気が現れている。現時点ではまだ研究中らしいが、そう遠くない日に正式デビューして活躍する姿も見られることだろう。
220924_04その他、期間限定の車両展示では、先代トワイライトエクスプレスの客車が置かれていた。

220924_05こちらは常設展示の、ATCやATSについて模型の電車を走らせながら学ぶコーナー。

予約や別料金不要で並びさえすれば誰でも体験可能。

220924_06この日は昼過ぎからの参戦のため、比較的短めでお開き。梅小路京都西駅の横で屋台村があるということで寄り道してみた。

かつては山陰本線から東海道本線下り方向に合流する分岐線で、両2線とあわせて梅小路デルタと呼ばれる三角形を形成していた高架線部分が廃止となり、跡地を歩行者天国状態にしているようだ。「梅小路ハイライン」と名付けられている。

220924_07細長くつながった屋台村の一番奥では、かつての線路がそのまま残っている。ちなみにここで行き止まりなので、別の出口に通り抜けることはできないようだ。

お父ちゃんはハイボール一杯、子供たちはラムネを1本いただいて帰路に就いた。

| | コメント (0)

埼玉・大宮弾丸ツアー

220918_a1今回の鉄道博物館訪問については、さすがに日帰りは無理ということで、シルバーウイーク中の一泊二日として宿を予約していたが、直前になって台風14号が立ちふさがった。

どう見ても直撃で中止やむなしかと思っていたが、どうやら進行速度の予測にブレがあって、近づくほどに当初予想より後ろ倒しにズレていったため、三連休最終日に早めに帰れば逃げ切れると判断、決行と相成った。

朝3時起きで出発準備、夜間割引を狙って4時前に茨木ICから名神に乗りこむ。運転を相方氏と交代しながら新名神、伊勢湾道、新東名と経由して、少々の雨に降られる程度で順調。そして御殿場から先は未知のゾーンへ突入。

神奈川県内に入り東名のみになったあたりから、台風の取り巻きと思われる雨雲で時折とんでもない土砂降りに遭遇。前がよく見えないのと、急激な雨で水溜まりができたためか、スリップして事故りたての車もいて、その横をすり抜ける。

220918_a2_ohashi東京ICから首都高に入るが渋滞気味。そしてナビの案内をよく見ると、この先で二重のループを描くルートが示されていた。

何じゃこりゃあ、と思ったら、これが大橋JCTなるものらしい。円筒状の施設に上り下りのらせん状の坂道がさざえ堂のように組み込まれており、クロスする2路線各方面全てに移動可能というとんでもないジャンクションだ。

後から改めて構造を眺めても訳がわからないが、実際に走ったときは3号渋谷線から東北道方面へ向かうというミッションで、この場合赤く塗られたレーンにひたすら従えばいいという状況で、案外分かりやすかった。

トンネルが続いたあとはさいたま新都心西まで首都高行けて、そこから鉄道博物館は程なくというところ。子供たちのトイレ休憩でタイムロスはあったが、それでも11時過ぎには鉄博にたどり着いた。

220919_01以下、前項の鉄道博物館訪問後のエピソード。この日は西川口駅すぐ近くのホテルに泊まる。ホテルといっても、元はマンションだった建物を宿泊施設に改装したもののようだ。

口コミでは駅や線路が近すぎてうるさいとの評もあったが、窓は二重化の改造がなされており閉めておけばさほど気にならなかった。むしろ、眼下に京浜東北線と宇都宮線・高崎線の列車がバンバン通るのは、ジュニア達にとっては最高のアトラクションになった。

220919_02翌日。台風は既に九州に上陸しており、なるべく早く帰ることにはしているが、さすがにイベント何も無しではかわいそうなので、西川口から一駅だけ電車にのって、川口駅に向かうことにした。

220919_03京浜東北線のE233系にジュニア達はもちろん初乗車。

駅で電車が接近する時のメロディを聞いて「あ、お父ちゃんの携帯の音が鳴ってる」というが、息子たちよ、逆なのだ。このJR東日本のATOS(自動音声案内)の音をお父ちゃんはわざわざ携帯着メロに設定しているのだ。

220919_04川口駅のすぐ近くに、川口西公園(リリアパーク)という公園があり、トレインビュースポットにもなっているということでここを訪れたのだ。

公園の方が線路より一段高くなっているので見晴らしがいい。長男坊もカメラを構える。

220919_05公園なので遊具もある。すべり台は前日からの雨で濡れて使えないが、この時点では拍子抜けするほど穏やかに晴れている。時おり風が強く吹く程度。

そしてこの後想定外のトラブル(?)に巻き込まれる。

220919_06遊具近くのベンチに佇んでいた人物が、どうやらハムスターらしき動物の入ったケージを置き去りにしたようなのだ。

私は子供らの近くにいたのでよくわからなかったが、やや離れて傍観していた相方氏が気づいて、立ち去った人物を追いかけて話しかけるも、「私じゃありません、よかったら持っていてください」という趣旨のことを述べたらしい。

後段の物言いに引っ掛かるところがあり、やはりこれは意図的な置き去りではないか、このまま放置だとハムスターが死んでしまう、ということで、川口駅前の交番に届けた。いや、正確にいうと、このカゴは持っていかずに、交番に申し出てお巡りさんをこの場所に案内して、警察に回収してもらった。

ここが重要なポイントで、私らが持っていてしまうと、私らが拾い主ということで届け出て、落とし主からの謝礼をもらったり、落とし主が現れなかったら落とし物自体をもらう権利が発生するのだが、本件ではそれってむしろ罰ゲームのようなものだ。今回のように、警察官を案内して拾ってもらうことにより、拾い主は埼玉県警となるので、我々は罰ゲームを逃れることができた。

後日埼玉県警の落とし物一覧のホームページを見ると、この時の落とし物が「小動物その他」として確かに掲載されていた。ハムスターのその後の運命やいかに。

220919_07さてその後はとっとと逃げ帰るべく西へ車を走らせたが、神奈川県あたりからところによってとんでもない豪雨。

そのせいで東名高速では上下線とも事故が多発し、下りは大井松田IC手前で通行止めとなってしまった。

画像は事故当時のツイッター投稿記事から拝借。誰もがスマホをもって常にネットに繋がっているからこそ、このような情報が即座に入手できる世の中となった。件の事故では亡くなられた方がいたそうだ。謹んでお悔やみ申し上げる。

220919_08通行止めとなった区間を避けるべく、伊勢原JCTから未完成の新東名高速へ逃れ、新秦野ICまではスッカスカだったのだが、出口で下道に降りるところで大渋滞にハマってだいぶ時間をロスした。こんなことなら、当初案にあった中央自動車道迂回の方が正解だったかもしれない。

静岡SAで昼食の後は、新東名をひたすら進むが、その先の伊勢湾道が既に強風で通行止めのため、東名ー名神と迂回。その途中、愛知県内でも時折の豪雨に見舞われる。厄介なのは、ずっと大雨なのではなく、突然急激に降って来ることだ。そもそも大雨がずっと続いていたらとっくに通行止めになっているわけで、それには至らない所々の大雨に短時間だが晒されるという状況だった。

何とか無事に大阪に帰りついたのは18時頃。台風の中心はまだ中国地方で、その夜はさぞや強風に遭うかと思いきや、九州蹂躙で勢力を失ったのか、驚くほど平穏にやり過ごして翌朝を迎えたのであった。

| | コメント (0)

鉄道博物館2022

Horizon_0002_burst202209181134018042シルバーウイーク前半のこの日、子どもたちにとっては念願の、自身にとっては生涯二度目となる、埼玉県さいたま市大宮の鉄道博物館を訪問した。私が以前に訪れたのは何と14年も前の2008年2月、開館間もない頃のことだった。

当時とはすっかり社会情勢も変わり、未だコロナ禍の世の中ということで、入館チケットは事前購入の前売券のみ、それも入館可能時間が決められており、当日券は売られていない。前日に購入した時点では既に10時入場券は売り切れ、11時の入場券を何とか確保という状況だった。とはいえ、未明に大阪を出て車で遠路はるばる、到着が11時過ぎだったので、それでちょうどだったのではあるが。

220918_02150年前の開業当初の1号機関車、これは開館当時からもここで鎮座していたであろう。

この他にも多数の車両があり、あちこちと駆け回る次男坊をひたすら追いかけるお守り役に徹した。

220918_03程なくしてお昼時、子どもたちには館内で販売されている新幹線の形をしたお弁当、大人チームは事前にコンビニで買った弁当。この館でも弁当持ち込み可はありがたい。

外では時折豪雨と雷鳴がとどろいていており、屋外の区間は一部封鎖されていたが、館内にいる分には特段支障なし。

220918_042階から車両ステーションを見下ろすポジションにてパチリ。

実際の見た目はもう少し薄暗いのだが、スマホのカメラが夜景モードで対応したようで、かなり明るめに写っている。


15時に、中央の転車台にいるC57がぐるり一回転するショーが行われるので2階から見物。実際はもっとゆっくり回るのだが、タイムラプス動画で撮影してみたらコンパクトに収まって面白い。

途中何回か汽笛を鳴らすが、既に釜に火を入れることは無くなったのにどうやっているのかと思ったところ、圧縮空気を汽笛に送り込んで鳴らしているとの説明があった。
220918_05別の展示スペースでは、400系新幹線とまだ現役バリバリのE5系新幹線車両が並んでいた。

このゾーンは鉄道の未来を主たるコンセプトにしているらしい。

220918_063階にある新幹線ギャラリー。博物館のすぐ横を通る東北・北陸等各新幹線を間近で見ることができる。

本来なら屋外のテラスに出たかったところだが、この日は台風接近に伴う悪天候で閉鎖されていた。長男も一眼レフを構えて撮り鉄に。

220918_07これは一眼ではなくスマホで撮ったものだが、ピントが手前の窓の水滴になってしまってて残念。

220918_08また別のゾーンでは、鉄道に関する科学のあれこれについて、主に子供向けに体験しながら学習するという展示がなされていた。

例えば底面ベッタリのソリとゴムタイヤの車と鉄輪のトロッコで摩擦力の違いを実感するだとか、発電機をグルグル回してオシロスコープに映し出して直流と交流の違いを見るだとか。

知ってる大人の立場から見れば、ああこれはこのことを学ばせたいのだなと痛いほどよくわかるが、実際に器具で遊んでいる子どもらがその辺を理解しているのかどうかは、かなりおぼつかない。

とこのように、閉館時間ギリギリまで居続けたあと、この日は西川口駅近くのホテルに宿泊。翌日の話や旅程全般のリポート等は別項にて。

| | コメント (0)

タブレットからファブレットへ

220904_1ついに、というべきか、とうとう、というべきか、何を今更、というべきか、初めてスマホを手にするに至った。

これまで、ガラケー&タブレットの2台持ち政策を続きてきており、何度かタブレットの買い替えはしたが、今回はどうにも納得の行くタブレットを見出せなかったので、やむなく大きめのスマホ、いわゆる「ファブレット」に乗り換えた。

購入したのはシャープのAQUOS sense4 plus。MVNOのSIMを利用しているIIJのサイトでセール中だった。30k円弱。Androidはバージョン11(購入後の更新で12にアップデート)。6.7インチ大画面をうたっているが、8インチタブレットからの乗り換えだととても狭くなったと感じる。

220904_2とここまで来て、以前のタブレット履歴がこのブログに記載されていなかったことに気づいたので、ここでついでに過去を振り返りつつ記録に留めることとする。

今回で交代、退役となったタブレットは、ASUSのZenPad3 8.0である。購入時期は2018年12月頃。購入当時で既にASUSは低価格タブレットから撤退しており、若干古くなっていた残りもの(Android6、購入後に7までアップデート)だが、他の選択肢がイマイチだったのでやむなく購入した。40k円ぐらいだっただろうか。低価格タブレットは華為(ファーウェイ)やレノボなどでも出されていたのだが、中国本土メーカーの機器は一切購入しないというセキュリティポリシーのためそのような選択だった。

バッテリーの持ちは良かったが、さすがに4年近くなるとヘタリ具合がひどくて使い物にならなくなってきた。8インチの大画面は見やすいが、当然ポケットには入らず、マラニックの際などもウエストポーチに入れるにはやや大きすぎた。

220904_3その更に一世代前はZenPad 7.0 Z370KL-SL16を使用していた。7インチのSIMフリータブレットでAndroid5.1。某通販の履歴によれば、2017年3月購入、20k円弱の記録。その更に前に使っていたNECのタブレット(これは当ブログに掲載あり)がWifiのみで、その後モバイルWifiルータとの併用(これも過去記事あり)をしていたが、それならSIMが刺さるタブレットでよくねえか、ということで乗り換えたものである。

ハイスペックでは無かったが、普段遣いには十分で、マラニック時もギリでウエストポーチに入るサイズと機嫌よく使っていたが、たった1年ほどで、軽く落っことしただけなのに液晶のバックライトがイカれてしまい、泣く泣く上記のように買い替えた経緯がある。今も捨てずにどこかに残っているはずだが、見つけられなかったのでネットの拾いもの画像を掲載。

220904_4さて、スマホにSIMを差し替えたらそれでしまいと思いきや、SIMカードのサイズが変わっていて刺さらない。それまではMicroSIMというサイズだったが、最近はnanoSIMという更に小さいサイズが主流になっているのだった。

MVNOのIIJに申し込めばサイズ変更は可能だが、2k円ほどの発行手数料が必要。どうせ費用が発生するなら、ということで、これまでデータ通信専用だったのを、SMSも使用できるタイプ(音声通話はできない)に変更した。これによって、別途持ち続けているガラケーの電話番号とは別に、もう一つの携帯番号を所持することとなった。

月額料金がわずかに上昇するが、これに伴いわずかにメリットが生じた。以前からタブレットでもLINEを利用してきたが、此奴には携帯番号は教えたくないということでFacebook認証での登録をしていたため(その後仕様変更により、電話番号認証無しでは登録できなくなっている)、LINEポイントが取得できない状態だったのを、このSMSのみ新番号を認証用にくれてやることで利用可能となった。

更には、LINEOUTの無料版を使うことで、LINE通話だけでなく電話番号への発信もできるようになった。従前のガラケーで掛けたらしまいやん、と思うなかれ。先日KDDIで大規模通信障害が発生した際、auユーザーは音声通話ができなくなってしまったのだが、Wifi等ネットが繋がるところではLINEOUTで音声通話を発信できたのだ。このような非常時のバックアップ手段として使える。ちなみに、このLINEOUT無料版でかけるには広告を見る必要があり、また、通話時間・回数に制限があるのと、着信時の番号は「通知不可能」で表示されることになる。

というわけでこの記事も早速新スマホで書いてみたが、やはり画面狭くてやりにくい。もっと小さいスマホ使ってる人たち、よく文字入力できるなあ。…ああ、そうか、そういう人たちはフリック入力してるのか。私は慣れないのでキーボード表示で入力してるのよ。

| | コメント (0)

« 2022年8月 | トップページ | 2022年10月 »