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JR西日本大回り乗車

220522_01日曜日のこの日、特に予定はなかったのだが、義母から子ども達を連れてお出かけしましょうとお誘いがあった。当初の予定では、伏見稲荷か比叡山あたりでハイキングでも、というつもりでJR京都線に乗り込んだ。

だが、長男坊が、ハイキングには乗り気ではなく、京都鉄道博物館か、大回り乗車の旅なら受け入れるという話になって、急遽計画変更。まずは駅ナカのコンビニで昼食用の軽食などを買い込んだ。

このような急な変更が利くようになったのも、IC乗車券のおかげ。従前であれば改札に入る時点で目的地を決めて、そこまでのきっぷを買っておく必要があったからだ。

ここで「大回り乗車」について簡単に解説すると、「大都市近郊区間内のみの利用の際は、実際に乗車した経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができる」という特例を逆手に取った、隣の一駅までをわざと遠回りして電車に乗りまくるという裏技である。ただし、この場合、経路は重複や交差をしない一筆書きにしなければならない。

220522_02さて、その経路をいくつか検討し、琵琶湖一周、草津線から関西本線なども候補に上がったが、ダイヤを調べると絶望的に接続が悪いことがわかったので、無難に京都から奈良線で南下というルートにした。

これも昔なら時刻表とにらめっこして予め予定を組んでおかないと難しいことだったが、今ではスマホでネット検索ですぐに答えが出る。ほんの10年、20年足らずでこれだけ変わるとは隔世の感がある。なお、余談になるが、似たような鉄道乗り回しは、過去1997年2002年にも敢行したことが自身のページに記録されている。ただしこれらは大回り乗車ではなく青春18きっぷ等の乗り放題きっぷを利用していた。

京都から、みやこ路快速に乗り込んだ。もちろん先頭車両。

220522_03インバウンド華やかりしコロナ前ならいざ知らず、さほど乗客も多くはない奈良線だったが、運転台かぶりつきが既におり、さらに不思議だったのは運転台には運転士以外に3人も添乗乗務員がいたこと。子どもにそのことを聞かれて、最初は試験の教官じゃないのとか適当に答えていたが、車内アナウンスを聞いてその理由がわかった。

アナウンスでは、複線化切り替え工事による運休でご迷惑をおかけしました、と述べていた。奈良線では、前日の5月21日及びこの日5月22日に一部運休を行っており、一本前の普通電車(城陽行き)が運転再開後に初めて走る列車、今乗ったみやこ路快速は、京都から終点まで通しで走る列車としては初(しかも宇治で先行の普通を追い抜くので宇治から先では一番列車)となるのだった。それでかぶりついて前面展望を録画してた人がいたわけだ。

そこを踏まえて前方を注視すると、複線化がすべて完了したわけではなく、まだ作りかけで、右側通行している場面もしばしばあった。実際に複線運用となるにはもうしばらく時間がかかりそうだ。

220522_04木津駅で学研都市線に乗り換え。この間に買い込んでいた軽食をいただくが、昼食休憩にしては微妙に短いインターバル。かといって、1本後の電車は1時間後。学研都市線のこの区間はローカル線並みの扱いで、コロナ禍もあり便数が減らされている。

220522_05乗り込むのは207系区間快速塚口行き。学研都市線からJR東西線で尼崎へ、さらに福知山線に乗り入れる。

で、1時間1本しかないダイヤだが、それでも車内はガラガラ。需要が少なければそういう扱いをされてしまっても仕方がない。

220522_06学研都市線は、木津からしばらくは運行本数が少ないが、同志社前を過ぎると同駅始発の電車が、松井山手を過ぎると更にそこ始発の電車が増える。

そこで、中途半端だった昼食休憩を再度取るべく、一旦京田辺駅で下車して改めて休憩。

それにしても、近鉄の乗り換え駅である新田辺に比べると、本線は単線、駅は対面式2面3線(引き込み線1線に昼寝中の207系)というちょっと寂れた感じは否めない。

220522_07京田辺からしばらくの間は単線で田園風景が広がる。

松井山手で複線となり、徐々にローカルからアーバンの雰囲気に変わっていく。乗客も増えてきた。

220522_08放出でおおさか東線に乗り換えだったが、元々同一ホームに列車が並んで0分乗り換えのダイヤ設定のところ、乗っていた電車で車内対応があったので数分遅れてしまい、遅れても乗り換え先も合わせて待っていてくれてたため、ダッシュでの乗り換え、駅名看板も電車も撮れずに飛び乗った。(掲載画像は降車した新大阪で撮ったもの)

おおさか東線のこの区間は、以前一人で乗りに行ったことがあるが、その際は黄緑色に塗られた201系が走っていたのだが、今年のダイヤ改正以降すべて221系に置き換えられたらようだ。追い出された201系はどこに行ってしまったのだろう。

220522_09新大阪の駅名看板。現時点では、梅田の貨物線経由で大阪環状線の福島あたりから合流して西九条が次駅として表示されているが、建設中の地下・うめきた新駅が完成した暁には、次駅も「大阪」という表示に変わるのであろう。

新大阪のエキナカでスイーツでも、と思ったが、子どもらのおめがねにかなうアイスクリーム等が無かったので、そのまま東海道線でラストラン。朝の乗車駅の一つ手前の駅で降りたら、ICOCAの引き去り額は130円也。

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