麺屋ソミーズ
久々に遠方への出張で福知山へ。用務は昼一番からなのだが、JR西日本がいまだにコロナ減員対応で特急の運行本数を間引いていて、早すぎるはしだて1号か、ギリギリ過ぎて現地での昼食ができないきのさき5号しか選べないという状況。
現地でのお昼ご飯にこだわって前者を選択。約1年ぶりのラーメンパトロールとして訪れたのは「麺屋ソミーズ」という店。店構えはパッと見ではラーメン店とは気づきにくい。早めに訪れたのに既に外で待っている先客あり。コロナ対策をかなり厳重にやっているようで、食券を買ったら外に並び、2人連れでも一人ずつしか案内しませんという徹底ぶり。店内でも食べるとき以外はマスク着用、食べるときも黙食を求められる。感染最盛期ならそれぐらい必要だったかもしれないが、現時点のこの感染状況なら要らんよなあ、と思いつつも、そこはニコニコ黙って大人の対応。
注文したのは、セオリー通り券売機左上筆頭のメニュー、煮干しラーメンの塩。澄んだ薄い黄色のスープにやや太めで平たいストレート麺。平打ちのようだが角が無く、とてもツルツルした表面。今まで見たことのないタイプの麺だ。
スープも、和風懐石の汁物で出てもOKというぐらいの、煮干しダシがしっかり効いた上品なあっさり味だ。まずはスープと麺だけの「かけそば」状態で味わって、それからトッピングを載せてください、とのこと。
ひとしきりスープと麺を味わった後は、チャーシュー、メンマとネギを載せて第二形態へ進化。
チャーシューは豚と鶏の二種類入っているようで、どちらも薄切りで柔らかくてジューシー。メンマもこれまで見たことがない、かなり黒みの強い色で肉厚、濃厚な味わいと、随所にこだわりを感じさせる逸品だった。これなら並んで待ってでも食べたくなるのは納得である。
煮干しラーメン・塩 900円
なお余談だが、同じ福知山駅前にある人気ラーメン店で、8年前に立ち寄った記録のある「とん吉」は、コロナ禍以降テイクアウトのみの営業となっているそうで、この日もチェックしてみたが依然としてそのままであった。
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