PC危篤
最近、我が家のデスクトップPCを起動すると、英語で、ハードディスクに不具合が検出されたので、早急にデータのバックアップを取ってハードディスクを入れ替えよ、という趣旨の警告メッセージが出るようになった。このPC、就役は2010年と実に10年超え、しかもWindows7のままで引っ張っているロートル機である。HDDは購入後2年ほど経った際に一度故障して交換している。
なぜWindows10への無償アップグレードの機会があったのにしなかったのか、という批判はされて当然ではあるが、それをしなかった一番の大きな要因は、このPCは地デジの視聴・録画ができるSmartVisionというアプリが入っているが、Windows10にアップグレードするとそれが使えなくなることが分かっていたからだ。我が家のテレビでは相方の意向によりだいぶ前からB-CASカードが引き抜かれ、DVDかYouTubeしか見られないモニターと化している。何かこれは録っておきたいというテレビ番組があっても、保存できるのはこのPCだけになっていたため、ズルズルと引っ張ってしまった。また、スペック的にも10にはだいぶ無理があり、無理してアプデするよりも、朽ち果てるまで使って朽ちたら新しいのに買い換えようという方針で臨んでいた。そしていよいよそのときが来たというわけだ。
なお、意図して録画予約していたわけではないが、お任せ録画という設定で「ブラタモリ」というキーワードを設定していたため、電源入れっぱなしあるいはスリープモードになっていた際に、同番組の放映があると勝手に録画されていて、それが結構な数溜まっていた。もったいないからコピー10が効くのでDVDにせっせと移していくが、それなりに手間がかかりその時間もなかなかなくて、コロナ禍で在宅勤務となった際にようやく進捗して一掃できそうという矢先で今回の不具合発生となったのである。
一応Cドライブのディスクチェックをかけてみたが、それでも回復しなかった。もはやこれまでということで、いくつかの画像やらメールやらのデータファイルを外付けのHDDに退避。元から画像ファイルはつなぎっぱなしの外付けHDDとミラーリングで保存していたので大したダメージはない。
さて、次のPCをどうしようかと考えたとき、そもそもこのような母艦的なデスクトップPCが要るのだろうかということに疑問が出てきた。以前ならいざ知らず、日々家事育児に追い立てられる今となっては、デスクトップPCの前に座ってじっくりと向き合う時間など無くなってしまった。それ故ここ2年ほどはブログ記事の更新も滞った。デスクトップではなく、枕元においたタブレットで、早朝にジュニア達が寝静まっているときに布団の中で書くというスタイルになってようやく追いついた(今回の記事もまさにそれ)。毎日のSNS閲覧・投稿もタブレットで足り、プロバイダの電子メールで連絡を取ることもめっきり少なくなった。というかプロバイダのメールはタブレットのWebメールでも読み書き可能だ。スナップショット的に撮る画像や動画も、タブレットのSDカードに溜まるだけだ。
というわけで、正直言って新たにデスクトップPCを買うことはもうないだろう。こんなこともあろうかと、実家で親父がかつて使っていたデスクトップPC(Windows10にアップグレード済み)が、親父亡き後もう使っていないということで我が家で引き取っている。そのPCも新しいものではなくスペック的にも厳しいが、無いよりはマシだ。もし新たに購入するならノートPCだろう。実は我が家では主に家計簿入力やWeb会議システム利用用途のノートPCがもう1台あり、ただしWindows8.1だ。今後買うとしても、それのサポート切れが迫ってきてからで十分なんだろうなあと思っている。この10年の間で、パソコンやインターネット利用をめぐる環境がずいぶん変わったなと感じさせられた。
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