おおさか東線2019
連休前半の某日昼下がり、ぽっかりと自由時間ができたので、今更ではあるが、この年の3月のダイヤ改正で延伸開業したおおさか東線の新大阪~放出間を乗りに行った。
できれば奈良行きの快速に乗ってみたかったのだが、運転本数は少なく、訪れた時間帯では一切走っていない。すべて各駅に止まる久宝寺行きである。
車両は201系、かつて東海道線や大阪環状線で走っていたおさがりであろう。車体の色は大和路線と同じ黄緑色、先頭車両の窓枠の下に白いラインが1本引かれ、行先表示幕はLEDタイプに改造されている。
新大阪駅おおさか東線ホームの駅名看板。右側が新規開業の南吹田駅なのは当然として、左側が西九条と示されていることにむしろ意外性を感じる。確かに、関空特急はるかやくろしお等は、新大阪から貨物線を利用して大阪駅はパスして、大阪環状線の福島駅付近から同線に合流して次に止まる駅(通過の場合もある)が西九条となる。ただしおおさか東線で西九条まで営業している列車はなかったと思う。さらに言うと、現在大阪駅の地下に建設中のうめきた新駅が完成すれば、この「西九条」の表示も「北梅田」あたりに変わるのであろうか。
乗車後は当然のごとく先頭車両の運転台後ろに向かったが、既にかぶりつきの先客が複数名いたため、かぶりつくことができず。開業から1月半経過したがまだ物珍しさが残っているということだろう。というわけで前方の展望画像はなし。
新大阪を出て、すぐ横に東海道線の東淀川駅があるが、おおさか東線の駅はない。阪急京都線に中津駅がないのと同じような感じか。そして高架に上がっていってその東海道線をオーバークロスする。その風景は尼崎駅で福知山線が東海道線から分かれるのと似た感じだ。以降、各駅に停車しつつ、15分ほどで放出駅に到着。放出駅では同じホームの向かい側に松井山手行きの快速が止まっていた。これも尼崎駅で見かけるのと似た雰囲気だ。
放出駅の駅名看板。おおさか東線も学研都市線も鴫野駅は共通で、この先は以前から開通している高井田中央へ分かれていくことになる。
放出で折り返して新大阪へ戻る。この列車でも運転台かぶりつきの先客がいたので、またしても前面展望は撮れなかった。仕方がないので、進行方向右側からの車窓を動画で撮った(というか、前面展望動画は自分が載せんでもYouTubeに山ほどアップされているはず)。まずは城北公園通ーJR淡路間。かつて歩行者が通れた赤川鉄橋で淀川を渡る。
もう一つは南吹田ー新大阪間。ホーム端に撮り鉄がいる。タブレットのカバーと窓ガラスが擦れる音がうるさくなってしまった。
それにしても、乗換案内で新大阪から放出や久宝寺までを検索しても、このおおさか東線ではなく、東海道線で大阪まで出て大阪環状線に乗り換え、さらに京橋で学研都市線、あるいは天王寺で大和路線に乗り換えの方が早く着くと表示されるのが残念な感じだ。おおさか東線では1時間に4本ぐらいしかないのと、いずれも各駅停車ばかりでチンタラ走るからそういうことになる。放出、久宝寺、奈良方面に利用するという機会もそもそもほとんどないので、東海道線沿線ユーザーにとっては、物珍しさ以外にあまりメリットはなさそうだ。
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