京都鉄道博物館
この日は平日であったが、休暇を取って、長男を連れて京都鉄道博物館を訪れた。この博物館のオープンは2016年4月。息子にはいつか連れて行ってやると言っていたが、結局2年近くも経ってようやくその約束を果たせる日が来た。寒波襲来で寒いが、天気は晴れ。
0系新幹線の前で記念撮影。0系の運転終了は2008年のことだから、この子が生まれる前に既に引退している。もう今時の子供は、新幹線と言っても、この顔を思い浮かべることはないのだろうなあ。
本館建物に入る前の、屋外部分の車両展示で、かつてブルートレインの食堂車だった車両をそのままレストラン(というよりは、自由に弁当などを食べてよいスペース)として利用しているところがあり、その車両の入り口で新幹線弁当箱入りの弁当の呼び込みをしているのを見つけた長男が「あれ食べたい」と言い出したものだから、のっけから超早い時間の昼食となった。まだ11時前なのだが。
で、その弁当がこれ。容器がプラスティック製でドクターイエローの形をした弁当、1350円也。箱代がかかっているのか、父ちゃんが頼んだカレーライス900円よりも高い。なお、支払いにはクレジットカードは使えず、ICOCAなどの交通系ICなら使える。チャージ残額が足らなくなったので、現金で支払い。この博物館に来る前にICOCAは十分にチャージしておく必要があるようだ。
それで、後で帰宅後調べると、我が家にはドクターイエローの弁当箱が既に3つあったことが判明(これと全く一緒のものではないが)。4つもいらんやろ、というオチ。
昼食を終えてもまだ建物内にたどり着かず屋外の車両を見て回る長男。先代のトワイライトエクスプレスの機関車の前には、大きなカレンダーが置かれていた。どうやら、これをバックに写真を撮ったら、後でカレンダーにできる、という仕掛けのようだ。後でみたところ、ここ以外にも何か所かの車両の前にこの巨大カレンダーが置かれていた。
ようやく建物内に入る。本館2階に、特設イベントのきかんしゃトーマス・スタンプラリーの受付があった。平日休んでまで来たのは、実はこのためだった。このイベントはあと数日で終わるので、もうこの直後の土日では間に合わなかったのだ。
隣にはトーマスとその仲間たちのプラレールが設営されていた。版元は今年夏上映予定のトーマスの映画の宣伝を、タカラトミーはトーマスのプラレールの宣伝を、そしてP社は、そのプラレールに入れる電池には当社の長持ち乾電池を使ってねという宣伝と、3社がそれぞれの思惑でタッグを組んでこの博物館に乗り込んだ、ということのようである。
館内に4箇所おかれたスタンプポイントを回ると、トーマスのシールがもらえる、というものだった。もうネタバラシして大丈夫だろうからいうと、ポイントは本館の1、2、3階各フロアに1つずつ、そして最後の一つは機関庫に設置されていた。最後のは盲点だったが、よく考えたらトーマスは蒸気機関車だから、ティドマス機関庫にいるのがいちばんしっくりくるわけなのだな。
巨大鉄道模型ジオラマも設置されていたが、上映時間にタイミングが合わず、というか時間に合わせて並ばせようといったコントロールを長男に課すことが困難だったため、鑑賞することはできなかった。上映時間外は、列車は走っていないがジオラマを見ることは可能。
SLスチーム号の乗車も可能(有料・別料金)だが、平日は運行回数が少ないのと、3年ほど前に、鉄道博物館となる前の梅小路蒸気機関車館を訪れた際にも乗っているので今回はパス。
やがて長男は、キッズスペースで自由に遊べるトーマスたちのプラレールにかまけっきりとなったので、その合間にダメ元で運転シミュレータの抽選に応募した。入場券1枚当たり1回のみ挑戦が可能で、番号が書かれた抽選券が渡されて、1日に何回か行われる抽選結果発表で、その番号が当選していたら、シミュレータ利用の整理券が渡される、という仕組みになっているようである。すると、自分と長男の2人分とも当選してしまった。やはり平日だから当選確率が上がっていたのだろうか。
というわけで開始予定時刻前になったら、長男も無理くり連れ出して運転シミュレーターのコーナーへ向かった。
渡された運行ダイヤの札は画像の通り(画像クリックで拡大)。摂津、播磨など架空の駅名が7駅並び、駅間はどれも2km程度。時速80kmでノッチオフ(加速をやめ惰性で走る)と案内されているが、個人的にはもう少しスピード出さないとキツいのではないかと思われる。
実際に自分及び長男が運転しているところの絵は撮れなかったのでテキスト報告のみ。かつてしこたまやりこんだ「電車でGo!」に比べてブレーキの利きが甘いという情報は事前に得ていたので十分に気を付けたつもりだったが、それでも20mほどオーバーラン。次の駅では手前で十分に減速して0mに停めるも、今度は時間オーバーで終了となった。電車でGo!の場合は時速40kmを切るあたりから同じブレーキノッチでもググッと強く減速していく(だから停車直前ではブレーキを弱めていく)のに、このシミュレータではどうもそれがないようで、感覚としては低速時もヌルヌルと滑っている感じがする。しかし、ランカーブを覚えるまでやりこむのは実際無理だしなあ。
それで、強制終了になっても、持ち時間の10分間は何度でも初めからやってよいととなっている。設定時刻や気象条件はランダムで、最初は夜だったが、次にやったときは雪降る昼間で、ちょうど今にピッタリ。ところで、運行ダイヤを見ると、全区間走破するには10分以上掛かるはず。しかし、10分経ったら、運転途中でもやめて次に譲らねばならないので、どんなにうまくても最後までは走れないということになる。何か矛盾していないだろうか。
長男にはせっかくだから、貸してくれる制服の衣装を着せてやったのだが、写真を撮ろうとしてもちゃんとこっちを向いてくれなかった。ちなみに、利用時間が全く一緒だったので、長男に付いてやる余裕もなかったのだが、一人で勝手にやっていた。すべてコンピューターにお任せのモードがあるのでそれを使うよう指示したのに、自分で運転するモードを選択したようで、案の定まともに動かせない。即終了となって、見かねたガイドのお姉さんが次は全自動モードにしてくれたようだ。
展示物は他にもいろいろあるのだが、子供を連れてだと思うようにならない。また、鉄道の仕組みを科学的に説明する展示もいくつかあるのだが、さすがに4歳児にはまだ理解できないようだ。
期間限定でこの博物館を訪れていたEH800(新幹線と一緒に青函トンネルを走れるよう、専用装備を施した電気機関車)は何とかカメラに収めた。ここの線路は営業線とつながっているので、現役の車両も連れてきて展示できるのが特徴の一つである。やはり、自分が楽しむには一人で来ないとなあ。
(くりりんの問わず語り「梅小路蒸気機関車館」にトラックバック)
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