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新都造営の経過(その2)

「その1」の記事以降、既に先月には新都は完成し遷都まで済んでいる。後追いになるが前回書ききれなかった事項を駆け足で記録。

土地の選択にあたっては、なるべく災害を避けることを念頭に置いた。市のハザードマップで浸水被害が予想されるところは外した。

難しかったのは地盤が強固なところを選ぶことである。阪神大震災でも、元が川や池だったところの被害が大きかったと聞く。古の人々はそうしたところを住居にするのは古来からの知恵で避けてきたそうだが、近代の宅地化はそうした区分けがまったくわからなくなるくらい、全てが住宅地になってしまった。そもそも大阪平野は元はすべて海の底だったのでどうしようもないのだが、たまたま今回選んだ土地は、地盤調査の結果杭打ちをしなくて済むレベルの強度があったようだ。ほんのすぐ近くにある当初の検討地点では杭打ちが必要になったそうだ。個人的な推測だが、今回の土地はわずかながら周りより高くなっていて、かつては自然堤防とか砂嘴、砂州等の比較的硬めの土地だったのかも知れない。

140721_1建てる住宅のコンセプトは、3つの大きなポイントを基本とした。一つ目は地震等の災害に強いこと、二つ目は断熱性が高いこと、三つ目は収納が多いことである。

一つ目の地震への備えについては、「制震テープ」の採用が大きな特色である。地震への耐性は、強度を上げること(耐震)、揺れにブレーキをかけること(制震)、揺れをいなすこと(免震)の大まかに3つの方法がある。耐震は、設定限界を超えると一気に壊れやすくなるという課題がある。免震は最も効果があるが、導入には非常に費用がかかるという課題がある。

制震を行う場合は、筋交いをダンパーにする制震ダンパーが知られているが、家の全てにそれを入れると費用が高くなってしまうので、一部に入れていくことになる。一方、制振テープはその名のとおり「制震」を目的としたごく薄いテープを、柱の部材と壁の部材の間に貼る、という何とも原始的で単純な方法である。こんなので揺れが防げるのか頼りないが、揺れた際に歪もうとする動きを熱エネルギーに変えることでブレーキをかけるのだそうだ。制震テープのの優れたところは、モノ自体はそれほど高価ではないので、家中のあらゆる壁に貼ることができ、家全体がダンパーとなるということである。先の制震ダンパーの方が当然制震する力は強いのだが、全ての壁に導入するわけにもいかないので、ダンパーのあるところとないところの差がかえって歪みを生むという恐れがある。というわけで、この度の新都では制震テープを採用した。増加した費用は坪単価で言えば1~2万円程度のアップである。なお、耐震強度も3相当(証明までは取らず)のものとした。

140721_2二つ目の断熱性については、断熱材に発泡ウレタンを家中の壁に吹き付ける「アクアフォーム」の採用が特色である。この他、窓にはペアガラス・Low-Eを用いられた。このおかげなのかわからないが、以前の家では西日が酷くてエアコンなしには耐えられなかった真夏の夕方も、窓を開けて風を通すと、エアコンなしでも今のところ何とかしのげるぐらいの状況となっている。

三つ目の収納については、以前の集合住宅よりは広くなるので当然ではあるのだが、玄関収納、屋根裏部屋、台所のパントリー、床下収納と収納スペースをより多く取れるよう設計した。特にパントリーが良かったようで重宝している。

この他のポイントとしては、エコウィル(ガス発電機)の採用、将来の太陽光発電導入を視野に入れた南向け片流れの屋根、2階にもトイレ・洗面台を設置、ベランダをやや広めに取るといったものがある。

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コメント

今日は 新居おめでとうございます。
、「制振テープ」って なんだか テーピングに似てますね~~ 技術は進歩しますね~~

投稿: たけした | 2014/07/22 10:37

遷都おめでとうございます。
わたしんとこは、ハザードマップまでは見なかったです。まぁ、それこそ古くから人のいるところですけど、それでも100年以内かな。最近確認したところでは浸水の可能性は少しあります。
地面の耐力は建設前に調査してもらいました。杭打ちは不要とのこと。それとは関係なく基礎はべた打ちで立ち上がり部分も太くなってます。
建物は、免震にするとお高い&建物が狭くなるので耐震のみ。レベルは不明。木造ですが柱は太い目になっているはずです。
施工会社のほうの実績では、神戸の時にも全壊した家はなかったとのことで(元の分母は小さいですけども)とりあえずはそれを信用しています。
あと、一階部分は部材の時点で丸ごと防虫処理してるので、長く持つはず(と聞いています)。

断熱は、、、すっごく入っています。夏ごろの内装工事だったんですが(引き渡し9/23)、工事の大工さんも「この家は暑い」というてはりました。いまも、暑くて暑くて、春~秋の3シーズンはずっと寝不足です。相方の感じる気温と違うのよね。。。断熱の問題ではないな。。。

あと、ガスを入れると、リビングとキッチンの間の天井に出っ張り(煙除け用?)がいるとのことで、まよったすえオール電化にしました。
間取り的にはリビングを大きくとったので、居心地はいいですね。
ソーラーが流行る(?)前だったので太陽光発電は考慮しなかったのですが、建築場所の関係で屋根の形を規制されまして、東西に下がる形(道路から屋根が見えるかたち)になっています。瓦の色も細かく指定されました。茶色も不可でして。。。「平安神宮の鳥居の色はいいのか」と言いましたが「あれは例外です」とかなんとか。

うちも、もうすぐ7年。
細かいところに不満も出てきてます。
コンセントをもっとつけときゃよかった、とか
うらの屋外にも水道栓と電源をつけときゃよかった、とか
大雪降ったら屋根からずり落ちてくる(で、ガレージの屋根に直撃)とか、、、
でも、まぁまぁすごしやすいですね。


投稿: ひらの | 2014/07/22 12:40

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平成30年大阪府北部地震の記事続き。地震当日からだいぶ経ってからの投稿のため、その後の報道等も含めての検証を中心とする。 まず今回の地震の震源について。当初はてっきり有馬・高槻構造線(阪神・淡路大震災を引き起こした活断層の延長線上にある断層帯)が動いたものかと思ったのだが、震源地はそれよりも若干南にずれていた。また、震源地よりも若干離れた茨木市内でも被害が大きかった。 地震から1ヶ月後の7月18日付朝日新聞の記事によると、震源では2つの異なる断層が別方向に動いたとみられるとの解析結果が載っていた。 ... [続きを読む]

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