« 大勝軒 京都拉麺小路店 | トップページ | 第58回高槻市長杯駅伝 »

杞憂


2013年2月15日現地時間午前9時20分頃(日本時間同日午後3時20分)、ロシアのウラル地方上空で隕石が落下、その衝撃波により1200人余りが怪我をするという事件があった。その日の夜遅くに帰宅したのだが、早くもYouTube上にその様子をとらえた映像が多数掲載されており、ついつい見入ってしまった(その中の1つがこちら)。

これらを見ていて思ったのが、車の運転中に撮った映像が多いなということ。常に録画しっぱなしのドライブレコーダーにたまたま映ったということなのだろう。調べてみると、ロシアでドライブレコーダーが普及しているのは交通事故の際に自らの潔白を証明するために必要という事情があるという記事が見つかったのはご愛敬。

NASAの分析では、この隕石の大きさは約17メートル、質量約1万トンとのこと。このレベルの大きさだと、事前に観測で見つけるということは難しいらしい。まあ、その程度の大きさだからこそ、この程度の被害で済むということではある。また、このレベルの隕石が落ちるのは100年に1回程度らしい。しかも、地球の表面を考えれば人の住んでいるところに落ちてくる可能性は極めて低い。従って、今回これだけの映像がたくさん残せたというのは、とても奇跡的なことなのだ。10年前だったらその日のうちにYouTubeで見るなどとても考えられないことである。被害に遭われた方にはお気の毒だが、元天文部としては是非ともその現場で体感したかったという思いである。

さて、これよりもっと大きな隕石が落ちてきたらどうしよう、という不安が起きるのはもっともだが、もっと大きな隕石であれば事前に小惑星として発見できる可能性が高い。また、これより大きな隕石となると、発生確率はさらに下がり、おそらく数千年、数万年、いや数億年に1度といった頻度になろう。となると、一人の人間の一生の間に起きることはまずないと思っていいだろう。せいぜい、一つの種の生物が繁栄した期間内に起きるかどうか(まさに恐竜がそれ)というところだ。隕石が怖いと恐れるぐらいなら、まだ100年程度の頻度で繰り返される海溝型地震に備えることや、さらにはもっと身近なところでは、道路を渡るとき青信号でも暴走してくる車がいないかどうかを常に注意する方が、効果は高いものと思われる。故事で天が落ちてくるのではと心配した話は、まさに杞憂である。

|

« 大勝軒 京都拉麺小路店 | トップページ | 第58回高槻市長杯駅伝 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 杞憂:

« 大勝軒 京都拉麺小路店 | トップページ | 第58回高槻市長杯駅伝 »