きりしま紀行(観光編)
そもそものきっかけは、相方の持っているANAのマイルが期限切れになりそうだ、ということだった。それならば使ってしまえ、行き先はこちらの希望で、未踏の都道府県で残る秋田か島根か宮崎に、となった。でもマイル優待で行けるところは限られている。そんな中、申込期限の緩い霧島登山マラソンを発見。会場は宮崎県だが、宮崎空港よりもむしろ鹿児島空港の方が近いぐらいだ。宮崎行きの便は空いていなかったが、鹿児島行きの便には空きがあった。しかも機材はB-787!。こうして、鹿児島空港経由の霧島登山マラソン参加というシナリオが完成した。
さて旅行初日朝、大阪空港は大混雑だった。8:00発の各地への便が集中しており、保安検査場が処理しきれず長蛇の列となっていた。こちらは8:05発なので、その混雑の後に並ぶことになる。慌ただしく搭乗口へ向かったので、せっかくの787初乗りを堪能する余裕なし。結局鹿児島行きも20分程遅れて出発した。
787の機内でまず目を引いたのはブラインド。今まではプラスチックのシャッターを上げ下げしていたが、787では電子ブラインドとでも言うのか、窓下のボタンで調整して、窓がそれに合わせてサングラスのように黒くなるのである。ただしボタンを押してから実際に窓がその黒さになるまで若干タイムラグがある。動画に撮ってみたがうまく伝わるだろうか。
鹿児島空港に到着してようやく787の機体をまともに撮ることができた。空港からはレンタカーに乗って移動。今回はコンパクトカーで予約していたら、車種はダイハツのTantoだった。コンパクトながら天井が高く、フロントガラスも広く感じる。助手席側の後部座席がスライドドアとなっており、しかも間の柱がないというのが特徴だ。そういえばコマーシャルでやっていたな。
まず向かったのは霧島高原まほろばの里という施設。ずらっと並べられたタヌキの置物が目立つが、ここでは焼き物の工場があって中を見学できるようになっており、陶器の販売もされている。他にも切子ガラスの体験や販売、グラススキー場、カートなど、主にファミリー向けのアトラクションが中心のレジャーランドという感じだが、どうも全体的に活気がない。やはり訪れている観光客の絶対数が少ないのがうら寂しさを感じさせてしまうのだろう。
次に向かったのは、霧島周辺に数多くある温泉宿の一つ、旅行人山荘。温泉編は別項とするが、お風呂前に宿周辺の散策路を歩いて、対岸にある花房の滝を見た。
昼食には石焼きビビンバをいただいて、次は道の駅霧島・神話の里公園を訪れた。上の方に展望台があるということで階段を上がっていく。最後は有料のリフトに乗るしかないようだが、ここまで来たら最後まで上ろうとチケットを購入。展望台では、天気がやや曇ってかすんでいたが、かなりの眺望になっていた。下りは再びリフトに乗るか、スライダーで降りるかのどちらかなので、スライダーで降りた。スピード出すとコースアウトするからダメと釘を刺されたので控えめにしたが、もっと飛ばせばボブスレーみたいで面白かったかも。その様子を動画に撮ってみた。
次は霧島神宮を訪れた。予想外にたくさんの参拝客が押し寄せていて驚いた。京都でいえば上賀茂神社という感じである。
きれいな朱塗りの本殿や巨大な御神木が印象的。
神宮近くの観光案内所で安納芋の焼き芋をいただく。100グラム115円と良心的な価格できっちりと測って価格決定。これがスイーツのように甘くて柔らかい。
と、ここまでずっと鹿児島県内で遊覧して、ようやく最後に宮崎県へ突入、この日に泊まる温泉宿に到着した。これで未踏の府県を一つ塗りつぶし完了。翌日のマラソンはまた別項にて。
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