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ああわが母校

121117_1卒業後20周年記念ということで、かなり大規模に同窓会が開催されることとなり、その前座で母校を探訪するというプレイベントから参加した。同窓会自体はこれまでも開催されていて、何度か参加はしているのだが、母校自体を訪れるのは卒業以来20年ぶりということになる。

当時通った最寄駅からの途中の道すがらの光景も、大きいビルやマンションなどが増えて、だいぶ変貌していた。そもそも平成7年の阪神大震災で一帯は建物倒壊などの被害を相当受けており、それ以降も区役所移転の再開発などで大きく変わっているようだ。

母校の正面から見る風景はそれほど大きくは変わっていなかった。というのも正面の本館は文化財に登録されており、建て替えられることはなくそのままの姿で保存されているからだ。

121117_1_2しかし校内に一歩踏み入れると、中は激しく手が入れられていた。新しく建て増した、あるいは建て直された棟や、既存の建物もリニューアル工事をやっており、工事中で通行止めのエリアも多数あって迷路のように複雑になっていた。20年も前の話で、前がどんなのだったかも思い出せないぐらい変わっている。

121117_2そんな中、教室のうちの一つに入れてもらえた。現役中に使っていた木製の机と椅子が一体となったものはまだ健在だったが、これは中学だけに残っており、高校では一体型は維持しつつも別の形に変わっているそうだ。

さらに、教室内は冷暖房完備、黒板の上には大きなディスプレイが掲げられるなど、ずいぶん快適な環境に変わっている。

121117_3この機会に恩師が来られていた。N先生は既にだいぶ前に勇退されてはや御歳87歳。さすがに足腰はだいぶ弱くなられたがまだまだ元気である。K先生は今でも音楽教師として現役。この日集まった我々10数名のために特別授業を開いていただいた。

121117_4ひとしきり母校を見回った後は、大阪・心斎橋に場所を移して同窓会夜の部。この会場だけでも50名近く集まったが、これと同時に東京でも開催して、2会場をネット中継で結んでお互いの様子がわかる形で進行された。20年前には考えられなかったような技術の進歩、か。東京会場にも50名ほど集まっているので、全部で100名という盛会ぶりであった。

かなりハゲしく老けた奴や、昔とあまり変わらない奴、肥えた奴、痩せた奴などいろいろの人間模様。昔話に花が咲き、この日これなかったメンバーのビデオレターや、昼に母校を見たときの画像などをさっそく映し出して見せるなど、幹事団がいろいろと趣向をこらしてくれた。黒板消しでしばかれるという、伝説のシーンも再現された。皆もうええ歳のオッサンばかりなのだが、この歳になっても先生と慕える師がいるのはありがたい。

二次会でも積もる話は続く。医者になっている同級生も多いのだが、稼ぎはさておき、仕事はどこもかなり大変なようだ。楽な暮らしをするために頑張って勉強したはずなのに、ちっとも楽にならないというのは、いったい何なんだろう。

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