京都九条ねぎフェスティバル
京都の梅小路公園で開催された「京都九条ねぎフェスティバル」を訪れた。会場には「まゆまろ」と佐川急便のキャラクターも来ていて2ショット。
フェスティバルの中でも最大の目玉であるのが九条ねぎラーメンバトル。日本各地のラーメンが九条ネギを活用したラーメンでの評価を競うというものである。もちろんこれを目当てにやってきたのだが、すごい人だかりに圧倒される。先にチケット(1枚750円)を購入し、相方と別の店に二手に分かれて並ぶこととする。
まず最初に並んだのは宮城県から登場した「ラーメン七福来(しちふく)」。今回参加している17軒の店のうち、唯一の震災被災地からの参加である。
40分近く待って、ようやくラーメンにありつけた。今回のイベント用特別メニューの「四季祭麺」。ラー油系の赤いタレがかかった部分と、胡椒系の黒いタレがかかった部分、そしてもとのベースとで見事な赤・黒・茶のトリコロールが形成されている。最初はあえて混ぜずにそれぞれの味を楽しむ。こんなこともあろうかと家から保冷剤に包んだ缶ビールを持って行って大正解。特に辛い部分がビールによく合う。
麺は中ぐらいの縮れ麺、他にメンマ、チャーシューなどの具が入っている。九条ネギは元々たっぷりかかっているが、さらにお好みで加えることができたのでてんこ盛りにしていただく。このネギがスープに浸されたのもまたうまいんだな。
少し遅れて相方の並んでいた「らーめん処 潤」も出来上がってきた。こちらは新潟県からの参加である。今回のメニューは「越後背油味噌らーめん」ということだそうだ。おすそ分けをもらうと、まず一口目に広がるスープの魚介系のダシの味。そしてスープがとても熱い。表面に背油のバリアが張られているので、スープを熱いまま保てるようだ。
麺は極太、大変食べ応えがある。中心には担々麺風のそぼろ肉が載せられ、他にも鶏チャーシュー、海苔、キクラゲ、生麩など具材が多彩である。
あと1杯だけいただくことにしたが、もう何十分も並びたくないと思い、行列の一番短そうなところを選んで並ぶ。大阪のアメ村からの出展、「つけ麺 雀」の「たこそば」をゲットした。揚げ玉にかつお節、まん中にはタコがあって、マヨビームが網目状に撒かれた様子はまるでタコ焼きである。
しかしこれはラーメンとしてはやや失敗ではなかろうか。下のほうに極太の縮れ麺とつけ汁があってこれだけなら相当ハイレベルのつけ麺として成立しそうなものを、上に乗った紅ショウガとマヨネーズが全く異なった味わいにしてしまっている。純粋のつけ麺として味わいたかったところ。見た目のインパクトは確かにあるが、奇を衒い過ぎてしまったような気がする。なるほど列が短かったのも納得。
というわけで都合3杯を食した。人の集まり具合からしたらイベントとしては大成功だろうが、果たして本来の目的である九条ネギの普及・知名度アップが図られたのだろうか。さらにラーメンブースの問題点として、並んでラーメンを入手した後の客が調理テントの背後に出て行くのだが、そこはガスや水道の配管があって立入禁止ゾーンだと係員が何度も呼びかけていることの繰り返しだったことがあった。ラーメン入手後の客の動線が確保されておらず、仕方なく背後に回るしかないのだが、対症療法的に呼びかけても根本的な解決にはならない。カラーコーンとポール等を使って、退出用の動線も確保すべきだったのだ。その辺改善して次回も是非開催してもらいたいものだ。
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