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天地明察

120905_12たかつきバルだけでは時間を持て余すので、夕方まで映画を見ることにした。ちょうどこの日からロードショーとなった「天地明察」を高槻アレックスシネマで鑑賞。いつも10名足らずと心配な客入りだったが、今回はさすがにそこそこ席が埋まって賑やかな映写室である。

舞台は江戸時代初期。太平の世になったものの、それまで800年ほど使い続けられた宣明暦が、積もり積もって実際の天体運行とは1、2日ほどのずれを生じてきており、ごくわずかだが知る人は気がかりとなっている状況であった。ここに会津藩で将軍に碁を教えることが使命とされた家系に生まれた安井算哲(後の渋川春海)という男がいたが、決まり切った碁には飽き飽きし、趣味の天体観測や算術に没頭していた。そんな算哲を見た会津藩主は、彼に暦を正すための任務を命じた。しかし、暦とは古来から朝廷の専門とされている仕事。そんな大変な改革が出来るのか。これは元天文部としては外せないネタだ。

(以下ネタバレ注意)

算哲は、日本各地での観測を行い、暦のずれを確信。本格的な観測態勢を敷き、あまたある暦のうち元で作られた授時暦が正しいと確信し、日食・月食の当たり外れで6番勝負を挑む。授時暦は正解を続けたが、最後の1番で誤りとなった。なぜ予想は外れたのか。苦悩の末、元と日本の位置のずれが誤りの原因と判明し、これを補正した大和暦で、ある一日が皆既日食になるかどうか、再度命をかけた勝負に挑む。果たしてその結果は…。V6の岡田准一が算哲役を熱演。妻のえん役を宮崎あおい、この他水戸黄門で有名な水戸光圀を中井貴一、会津藩主を松本幸四郎が演じる。監督は「おくりびと」の滝田洋二郎、音楽は久石譲。

今でこそ、いつどこで日食や月食が起きるというのは事前に正確にわかっているが、当時の暦でそれを予測するのはさぞや大変だったことだろう。それにしても、日食月食なんてそう頻繁に起きることではないのに…と思ったら、この6番勝負は3年ぐらいかけてやっていたようだ。大変気の長い話である。なお、映画は基本的に史実に基づいているが、一部脚色を加えたところもあるそうである。

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