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金星日面通過

120606_12012年6月6日は21世紀最後の金星日面通過が見られる日だ。前回は8年前の2004年だったが、見ていなかった。今回見逃すと次のチャンスは105年後となってしまう。

さすがに仕事を休むわけにもいかないので、いつもより早めに出勤して、仕事前にまず観察。場所は開けているので京都御所にした。天気は、早朝は曇りだったが、少しずつ晴れてきて、京都御所では日差しもまぶしいぐらいとなった。

120606_2先日の金環日食でも活躍したフィルター付き双眼鏡でのぞいてみると、太陽の左真横にちょっとシミのような黒い部分が見えたのだが、勝手にこれは金星ではないと思いこんでいた。といいうのも、事前に国立天文台が紹介している画像では、太陽の左上の方から入ってくる図となっており、左真横では違うものだと決めてかかっていたのである。

しばらくして見ると、さっき左真横にいたシミが、今度は太陽の中にしっかり入り込んだ黒丸になっているではないか。やはり最初に見たものは金星の影だったのだ。

なぜ左真横なのかを考えてはたと気づく。そうか、あの太陽の図の上下は天球上の北と南に対応しているのであって、確かに南中しているときは見た目の上下と一致するが、まだ昇りかけの太陽ならあの図をもっと左に傾けた状態を見ていることになるのだ。そうすれば、金星は左上ではなく左真横に見えて正解だったのだ。せっかくの第一・第二接触をこれではないはずと思いながら見ていたとは、実にもったいないことをしてしまった。

それで、この姿をデジカメで撮ろうとしたがうまく行かず。金環日食の時よりもさらにシビアな被写体なので、手で持ちながら撮るのは無理だ。朝の観測はもう仕事が始まるので時間切れ。13時過ぎまで日面通過は続くので次は昼休みにトライ。

120606_3さて昼休みになって、時折雲がかかるものの、概ね太陽は見えている。今度は職場の建物屋上で観察だ。今度は、フィルター越しの撮影をやめて、双眼鏡を通して拡大した太陽を黒い板に投影して間接的に見ることにした。これはビンゴ!何とか金星の黒い影を画像に残すことができた。だが、投影すると左右が逆に映るようだ。フィルター越しに肉眼で見たときは右端の方に金星の黒丸が見えている。

次の金星日面通過は2117年12月11日。ここまで正確にわかっているのに、その日の天気は直前にならなければわからない。それより、105年後ともなると人類が無事に生き延びているかすらわかったものではない。果たして100年後の人々がこの記事を目にすることはあるのだろうか。昔の人はこんなことを気にしていたんだねえと笑って読んでくれる人々が居ることを祈ろう。

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