温泉イン36SO
この日乗鞍高原で泊まったのは温泉イン36SOという宿である。乗鞍高原の鈴蘭地区の中でもかなり山頂寄りのところにある。
観光センターから歩いて15分程、たどり着いてみると予想外に年季の入った宿であった。宿の看板には「36SO」の上に「山麓荘」と書いてあった。ものは言いよう、見事にネーミングにごまかされてしまったわ。
既に17時を回っていたので、早速食事前に風呂をいただいた。これまたかなり年季の入った風呂で、カランは3つあったが実質1つしか使えないようだ。浴槽は木でできており、これまたこぢんまりとしている。
しかし、お湯の方はそれまでの設備のボロさを忘れさせる素晴らしい泉質だった。乳白色に濁り、硫黄臭をたたえ、味は酸味と苦味とえぐ味が混じっていて何じゃこりゃあ、という初めて味わうものだった。
4要素の掲示はなかったが、源泉温度49℃とあったので加温は要らないだろうし、これだけ小さい浴槽なら加水も要らないだろう。浴槽内に排出口は見あたらず、縁の一角から流れ出るのみであり、いわゆる源泉掛け流しと思われる。浴槽にびっしりと析出した白い湯の花も成分の濃さを伺わせる。久々にパンチ力申し分なしの湯に出会った。草津温泉に匹敵するレベルだろう。
★★★★★ 施設の状態はさておき文句なしの★5つ。
食事は、牛の陶板焼きに始まり、お造り、海老フライ、そして大きな海鮮鍋などこれでもかという品数が出てきて食いきれず、敗北。
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