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しらはま紀行(温泉編)

この週末は紀州口熊野マラソンに出場することになっているので、前日から現地へ移動。宿泊先は白浜ということで、新大阪からオーシャンアローに乗る。鉄道関係は例によって別項でまとめることにする。

120204_1新大阪から2時間少々で白浜に到着。今回は安宿なので駅からの送迎はなく、路線バスに乗って古賀浦まで移動。到着が早すぎてまだチェックインできなかったので、ほど近くにある共同湯「長生の湯」を訪れた。

120204_2利用料金は500円、内湯と露天風呂があるだけのシンプルな造りだが、湯がいい。無色透明だが、なぜだかとろみを感じる。かすかに硫黄臭。味はかすかな塩味とダシのような味。ヌルヌル感かなりあり。掲示によれば加水なし加温なしの完全掛け流し。久々の本格派温泉に満足満足。これだけでも白浜に来た甲斐があったものだ。露天風呂には備長炭で組まれた浴槽もあった。

★★★★★ 文句なしの星5つ。

120204_3続いて向かったのは「崎の湯」。約2kmほど離れたところになるが、天気もいいので歩いて行った。その名のとおり岬の先っぽのところにある共同湯だ。料金は400円だが、脱衣場には鍵がないので貴重品は別途貴重品ロッカーに入れる必要があり、さらに100円かかる。

120204_4脱衣場と言っても海水浴場にあるような簡易なあずまやに棚があるだけで、屋根こそあるが風がかなり吹き込んで寒い。そそくさと脱いで風呂場へ向かうと、それはまさに海。階段を降りていくと全部が露天の岩風呂状態であり、特に下の段の浴槽はすぐそこまで波が打ちつけていて、下手すれば海水が侵入しかねないスリルある風呂だ。実際、海が荒れると波に洗われてしまい危険だから使用禁止になるそうだ。まあ、風呂というより一種のアトラクションとでも言ったらいいのだろう。ただ、残念なことにこの風呂にはカメラ類の持ち込みや撮影は一切禁止となっているので、この迫力は文章でしかお伝えすることができない。

それで、泉質の方は無色透明塩味硫黄臭、ヌルヌル感はなしとこれまたパンチの効いたいい湯である。あふれた湯が海に流れ出す岩のところには析出物がびっしりと堆積している。しかし湯は文句ないが、風呂を出てから着替えるまでが大変である。風に吹きさらされて、せっかく温まった体がすっかり冷えてしまった。冬の寒い時期、特に風の吹いているときは向いていないということを覚悟しておかねばならない。

★★★★☆ 湯は文句ないが、今回のコンディションとコストパフォーマンスを勘案して減点。

120204_5最後にこの日泊まった宿の風呂も温泉なのでアーカイブ。白浜の中でも比較的駅に近い方の古賀浦にある「ベイリリィ国民宿舎しらゆり荘」を予約。まあ国民宿舎というぐらいなので施設のグレードは知れていて、ちょっとくたびれた感はある。ペットと一緒に泊まれる宿というのがウリのようで、ワンちゃんを連れた客の姿もちらほら。

120204_6部屋には温泉がついておらず、4階の浴場を利用する。大浴場というにはやや足りない。中浴場ぐらいか。シャンプー、ボディーソープの備え置きはあるが、いかんせんシャワーやカランの設備はだいぶ古ぼけている。温泉の方はこれも源泉掛け流しであろう。泉質は場所が近いだけに先に訪れた長生の湯とほぼ同じ感じである。窓は西向きのようで夕日がきれいだと思われるが、冬のこの時期だと日没方向はかなり左端になってしまうようだ。湯に浸かっている分には暖かいのだが、浴場や脱衣場が寒い。

★★★★☆ 湯はいいのだが、設備のグレードと、食事もいまひとつ。まあその分コストパフォーマンスはいいわけだが、せっかくの旅行なんだからケチらずに奮発した方がよかったかも。

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コメント

白浜とは真逆だけど、
数年前に行った城崎の
「ホテルブルーきのさき」が
「大江戸温泉なんちゃら」
に変わってるみたい
つぶれたんかな、ブルーきのさき…
自分が泊まったことのある施設が
つぶれるのって、なんか切ないのぉ…

投稿: いもうと | 2012/02/08 00:22

まいどです。城崎も久しく行ってないから外湯巡りしたいなあ

最近は不景気でどの温泉宿も苦戦しているみたいですね。それで湯快ナンチャラとかに買収されていくんだねえ。

投稿: くりりん | 2012/02/08 23:12

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