くまもと紀行(観光編)
ちょっと時間が経ってしまったが、1/14,15の週末で職場の旅行があった。行き先は1日目が熊本、2日目が福岡である。どちらも初めてではないので、できたら未踏の地である宮崎などを期待していたが、今回は移動に九州新幹線を利用するということで文句なし。
というわけで朝の新大阪駅に集合。九州新幹線が開業してから訪れるのは初めてだ。電光掲示板では「さくら」の文字がピンク色で表示される。まさに桜色である。車両等詳しくは例によって別項にてまとめることにする。
10時前に出たさくらは3時間少々で熊本に到着。特に博多からがあっという間だった。1時を回っていたので早速昼飯に太平燕を食べに行ったが、グルメ編もまた別項にて。
その後向かったのは熊本城。ここは以前2009年にも訪れているが、その際行きそびれていたところがあった。それは、天守閣ではなく、宇土櫓というやぐらである。オリジナルの熊本城は西南戦争で焼けてしまったが、たまたま風上にあったこの櫓は火災を免れたのである。つまり、文化財的価値としてはこちらのほうが貴重ということになる。確かにこの櫓の方が国の重要文化財に指定されている。
櫓の中にそれほど数は多くないが展示物がある。それで、この建物もさすがに創建当初のままというわけではなく、これまでに何度か解体修理を行っている。所々鉄鋼で梁を渡して補強しているところもあった。
宇土櫓から臨む熊本城天守閣。もちろんこちらもこのあとささっと見て回る。
城下には武士の格好をした若者が何人かいた。かなり本格的なので、これはコスプレではなく観光客向けのサービスなのだろう。入れ替わり立ち替わり記念撮影を頼まれていた。
ここからはいちびり感を出して熊本市内を回る。ここも前回行けなかったところなのだが、市電の洗馬橋電停付近にあるせんばばし。かつては船場といったそうだが、この地こそ、あの「あんたがたどこさ」で始まる手まりうたの「せんば山」のポイントなのだ。ただ、そこにはせんば山なる山はない。かつてこの川の脇に小高い丘があって、それがせんば山と呼ばれていたそうだ。歌の由来を示すものは電停付近にあったたぬきの銅像。ただ、たぬきは鉄砲で撃たれちゃうんだがな。
洗馬橋のたもとには、エビとたぬきをかたどったオブジェが載っている。それ以外に何の変哲もないただの橋である。
次に向かったのは水前寺公園。正式には水前寺成趣園というそうだが、残念ながら着いたときには5時を回ってしまい、中には入れなかった。水前寺といえば歌手の水前寺清子だが、やはりその名前の由来はここだそうだ。
市内中心部に戻りつつ、最後に寄ったのは味噌天神。正式名は本村神社というそうだが、ここは日本で唯一味噌の御利益がある神社なのだそうだ。何でも、味噌が腐敗してしまい困った僧侶が願掛けしたところ、境内の笹の葉を入れよと神のお告げがあり、その通りにしたら味噌がおいしくよみがえったという言い伝えがあるそうだ。せっかくなので我が家のぬかみそ「ぬか太朗」の健勝もお祈りしておいた。
このあとは熊本の郷土料理の店で夕食。こちらはグルメ編にて。別項へ続く。
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