京都いちびりツアー・2011秋
紅葉シーズンのまっただ中の京都で、以前の職場の友人らを案内することとなった。有名どころはとてつもない混雑がわかっているので、それらは一切外して、洛北・西賀茂の地にある神光院を訪れた。四条河原町からバス1本で行けるのだが、結構遠くて、1時間近くかかってしまった。真言宗系の寺で、東寺、仁和寺と並ぶ京都三大弘法として有名なのだそうだが、他の2寺に比べると知名度は低く、訪れるのは初めてだ。
そのマイナーさ故あって、境内は実に静かで、わずかな観光客がいる程度だ。紅葉の名所ほどたくさんはないが、それでも、はっと目を瞠るような見事な紅葉がある。まさに穴場と言えよう。厄病除けの祈祷「きゅうり封じ」が行われるそうで、境内には「きうり塚」と書かれた塚があった。
次は、ほど近くのところにある上賀茂神社を訪れた。正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」だが、そんなことを知るのはごく一部のマニアだろう。ここはいわずと知れた世界遺産の一郭をなす有名神社である。ただ、紅葉の名所ではないので、人は多いがそこそこの賑わいで済んでいる。境内には、和服をまとった結婚式のカップルが数組、七五三でかわいい着物を着た子供が複数見られた。いい天気に恵まれてよかった。
門前の土産物屋で売られている「やきもち」を1ついただく。120円也。
その次は、堀川通りを下って、晴明神社を訪れた。昔を知る人に言わせるとうらぶれた神社だったそうだが、マンガや映画になった「陰陽師」の大ヒットのおかげで爆発的にブレイクして、今やキンキラキンの観光名所と化してしまった。きれいになったのは結構なことだが、ちょっと情緒としてはどうだろうか。
今回は舞妓さんというポイントを加味できなかったので、次回への課題とした。よろしければまたおこしやす。
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