六甲山避暑ツアー
お盆まっただ中の週末のこの日、家にいても暑いので涼しいところへ出かけようということで、六甲山へ行くことにした。ただし、これまでは六甲山といえば走るところだったが、今回は一切走らず純粋な観光モードである。
交通機関はまず阪急、六甲駅から神戸市バスで六甲ケーブル下、そして六甲ケーブルを利用。こうした一帯を公共交通機関で動き回る場合は、「六甲・まやエンジョイパス」が便利である。阪急版の場合は1900円で阪急全線、市バス、六甲ケーブル、まやビューライン、六甲山上のシャトルバスが乗り放題になる。単純往復だけでも十分に元が取れるうえに、山上のいくつかの施設が割引になるのでお得だ。
まあこれだけの猛暑だけに皆考えることは同じで、六甲駅からのバスも大行列、満員で乗り切れない人も出るわ、六甲ケーブルも立ち乗りが出るほどの盛況ぶりである。ケーブルで標高差500mをわずか10分で上って行くと、空気が変わるのが感じられる。いつもなら走って上って徐々に下界との変化を感じるが、こんなに楽に涼しい世界へ到達できてしまう。
ケーブル六甲山上駅からはシャトルバスで六甲山植物園に向かった。涼しい。園内に置かれた温度計を見ると25℃である。クーラーで人工的に冷やされた空気と違って、とても心地よい涼しさである。
この植物園の平均気温は北海道南部とほぼ同じなのだそうだ。その気候を生かして高山植物を中心に様々な植物が自然に近い形で配置されている。ブナの木に聴診器をあてると、かすかにゴーッという音が聞こえる。木が水を吸い上げる音だそうだ。
さらにシャトルバスで六甲山牧場へ移動。昼食はレストランまきばというところに入ったがこれまた満員。だいぶ待たされてようやくありつく。ただこのレストラン、空調がない。植物園に比べるとだいぶ暑かった。チーズハンバーグをいただく。なかなか美味しかった。
牧場内では羊があちこちで放し飼いにされている。人を全く気にする様子もなく、ひたすら草を食い続けている。それ以外の羊は日陰の涼しい場所にかたまっていた。ほかにも牛、馬、ヤギ、豚などいろいろな家畜関係の動物がいて間近で見ることができる。
牧場内にあるチーズ館ではチーズの製造過程を見学することができる。ちなみにQBBチーズってここ六甲山牧場が発祥だったとは知らなかった。
帰りは摩耶山上からロープウェイとケーブルで降りる。いつも六甲縦走のときに通る掬星台、走らずにたどりついてしまうのはなんだか罪悪感。そういえば山上バスで移動中もわずかだがランナーの姿があった。観光もいいが、やはり六甲山は走るのが一番である。
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