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雨ニモ負ケズ、地震ニモ負ケズ

5日間にわたった支援業務もこの日で最終。無事に次の担当班に引き継げそうだという安堵感が漂いはじめた14時半過ぎの職場に、地震が起きた。はじめは震度1、2ぐらいかと思っていたが、数秒後さらに激しい揺れがおそってきた。やられた、最初のは初期微動か。揺れの感じからすると震源は遠くて深い海溝型か。そのときになって携帯の緊急地震速報エリアメールがブイッ、ブイッと警報音を発した。その設定があるのは知っていたが、実際に本番で稼働するのは初めての体験だった。だが既に揺れ始めており、タイミングとしては遅すぎる。

すぐにTVをつけると、福島、宮城沿岸に津波注意報が出ていた。津波注意報自体はやがて解除されたが、気になるのは公共交通機関への影響だ。この日のうちに帰宅する予定で新幹線を予約していたのだ。案の定東北新幹線は安全確認のためストップ。その後運転再開したが、かなりの遅れが出ているようだ。指定席の予約自体はえきねっとで取っているので、いくらでも変更可能であり、その日中はあきらめて郡山もう一泊という選択肢もあったが、とりあえず行けるところまで行こうと思い郡山駅へ向かった。

110819_1郡山駅の新幹線改札はかなり混乱していた。列車案内を見ると、1、2時間前に発車予定の列車が掲示されたままである。ただ、遅れてはいるものの動いているようなので、とりあえず東京までは動こうと判断。というか、遅れておりまだ実際は出発していなくても、予約している電車の出発「予定」時刻までに切符を引き替えておかないと無効になってしまうから、引き替えざるを得ない。同日・同区間の指定席特急券であれば、指定列車以外でも自由席には乗れるので、予約列車より前にくる予定だったが遅れてくる列車の自由席に乗るという戦術を取った。しかし同じことを考える人は他にもたくさんおり、郡山駅ホームの自由席車両乗車口には列が出来ていた。

約1時間遅れでやってきたやまびこ号は到着時点で既に立席の客も出ていたので見送り。次に2時間弱遅れでやってきたつばさ号は車両編成が短いので、自由席乗車位置のはるか手前で停車。そこまで移動しても空いている保証はないのでこれも見送り。その次にやってきた各駅停車のMAXやまびこには、わずかながら空席も見えたので、これに乗り込んだ。さすがはオール2階建て16両編成である。乗車定員1634人は伊達じゃない。各駅だから後続の列車に抜かれるが、そのわずか10数分の違いのために1時間以上立ち尽くすよりはましだろう。

3列シートのB、C席が空いていたのでB席に大きな荷物を置き、C席に座り弁当を食い始めたが、那須塩原で乗り込んできた客がB席に座れるかと聞いてきたので仕方なく荷物を通路にどかす。今度は宇都宮駅で乗り込んできた老人男性が、いかにも席を探しているような感じで車内を歩いてきた。あいにく既に満席である。既に弁当も食い終わったので、これまた仕方ないと席を譲った。「思い」は見えないけれど、「思いやり」はだれにでも見える、という某CMを思い起こした。でも次の駅でまた別の客が降りて席が空き、また座ることが出来た。各駅停車の場合こうした席が空くチャンスが多いというメリットもあるのだ。こだまでしょうか、いいえ、やまびこ。

110819_2上越・長野新幹線も合流してくる大宮から先がボトルネックになるのが気がかりだったが、デッドロックになることもなく、ようやく東京駅に到着。ものすごい客であふれている。東海道新幹線乗り換え口に向かったが、何と閉鎖されていた。それで皆在来線乗り換え口に向かうから込んでいたわけだ。

東海道新幹線改札口も、窓口に並ぶ客で長蛇の列が出来ていた。こちらは静岡あたりで大雨が降った影響で遅れているのだ。東海道新幹線の方はEX予約をしており、これも所定の出発予定時刻に間に合いそうになかったので、既に先の車内で翌日早朝の列車に予約変更をしていたのだが、この様子だと遅れてはいるが次々と列車は出発しているようなので、再び当日の予約に変更し直して、空いている自由席を狙うことにした。列に並ばなくても携帯でチョイチョイとできるのが強みである。

ただここでちょっと納得行かないのは、既に出発予定時刻は過ぎているが遅れていてまだ出発できていない列車の座席は、たとえ空いていても予約できないのだ。新幹線は次々と発車していくが、自由席は満席、指定席はガラガラという矛盾した状況が起きている。自分と同じように、指定席予約はしたものの、その列車が出発するまで待ってられないので、先に出発する列車の自由席に乗り込むからこのようなことになるのだ。指定はしたけれど、その席に座る権利を放棄したという情報をリアルタイムで反映させ、空いている限りは出発予定時刻を過ぎている列車でも予約できるというシステムができれば、このような座席のロスも防げるはずなのだが。あるいは、EX予約で指定している客は、列車が遅れている場合、先行する列車の指定席に、その指定客が来ない限りは座ってもよいというルールにするだけでも、かなり混雑は解消できると思うのだが。

さて、当初乗る予定だった列車よりも10分前に出発する予定だったのぞみ号が40分遅れていて、その列車の自由席を何とか確保した。ABC3列のB席だが、この際座れただけでもよしとしよう。始発の東京駅だからこそできることで、これが品川・新横浜だとどうしようもない。

東海道新幹線は走り出せば速度自体は順調で、通常の所要時間で行程をこなしていった。ただかなりの過密運転のようで、名古屋では駅到着時に同じホームの向かい側から列車が出発し、こちらが出発するときにはそのホームに列車がやってくるという状態だった。こんな状態でも某国高速鉄道のように追突事故を起こさないのは、むしろ奇跡である。結局のところ、当初予定したスケジュールより約30分遅れで自宅最寄り駅まで帰りついた。郡山から5時間半、地震に雨という2つのトラブルにもかかわらず、この程度で済んだのは不幸中の幸いだろう。しかも、普通に帰っていれば何ともない話が、格好のブログネタとなった。お笑い的にはこういうのをオイシイという。

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