大分・国東半島
大分県国東市で開催されるとみくじマラソンに参加すべく、2年ぶりに大分へ向かう。大分空港では手荷物受け取りのベルトコンベアーに、佐伯の寿司をアピールすべく巨大な寿司のサンプルが流れてくるのがお約束である。
空港でレンタカーを借りて、一路国東方面へ。途中の道の駅で昼食。旬の野菜たっぷりの定食を注文。いろいろ野菜の天ぷらと、汁物はだんご汁。これで730円とは結構お得である。
マラソン前日受付にはまだ少し時間が早かったので、会場付近の国東市富来付近をぶらつく。海近くから山へ向かって「開運ロードとみくじ」と名付けられた道がある。富が来ると書いて「とみく」、その道だから富来路(とみくじ)、しかも約10kmほどの道のりなので、十(とう)千(せん)、つまり当選(とうせん)ということで非常に縁起がいいのだそうだ。
その道の途中にある泉慶寺というお寺、何の変哲もない普通の寺だが、庭に十分と立派な松の木がそびえていた。樹齢300年だとかで、横へ横へ枝が伸びている。縁あってしばしお茶をいただいた。
とみくじロードの最後にあるのが文殊仙寺。日本三大文殊のひとつだとか。長い石段を登ると本堂がある。断崖に食い込んだような建物だ。頭が良くなるという御利益のある知恵の水もいただいた。
再びとみくじロードを戻ってきて、その中心的存在とも言える「富来神社」を訪れた。正式には八坂社というらしいが、その名前からして縁起がよいということで、宝くじ当選の神社として全国中から熱心に拝まれているそうだ。宝くじ当たりますようにという数多くの祈願とともに、中には高額当選の御礼参りも掲げられている。ただし、確率論から言えば、これだけたくさんの祈願があればその中から高額当選者が出るのは当然あり得る話で、科学的根拠はない。というわけで、お参りはしたものの、巨額の宝くじ当たれというお願いではなく、身の丈にあった幸せがずっと続きますようにと祈願した。
とみくじロードの海側の終点には「富来猫」と書いて「マネー来猫(マネーきネコ)」と読ませる招き猫の像が置かれている公園を訪ねる。ここまで来れば語呂合わせも何でもありやなという感じだ。モノ自体は比較的新しい。運だめしと書かれているのは、ネコの真ん中に空いている穴に小石を投げ入れると、後ろ側に大吉から吉、小吉などと書かれたくぼみのどれかに入るという他愛のない仕掛けである。ちなみにやってみたら大吉だった。
招き猫像のすぐ近くに「願い橋」という橋が架かっている。これまた何の変哲もない小さな橋だが、願いをかけながら渡ると願いが叶うそうだ。
というわけで開運名所を見て回って、ようやくマラソンの事前受付をするのであった。以降、別記事へ続く。
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コメント
熊本の実家では「だごじる」と呼んでました。と思ったらwikipediaに書いてあった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%82%93%E3%81%94%E6%B1%81
投稿: トリッキー@ジュネーブ | 2010/11/14 23:42
コメントどうもです。中心的ではあるけれど大分だけの特産というわけでもないのですね。だんご汁の中身をきなこにまぶしたデザートがやせうまというのを今回初めて知りました。
投稿: くりりん | 2010/11/20 22:24