しまなみ紀行(今治編)
福山から高速バスで一路今治を目指す。尾道の市街地は通らずに、国道2号線のバイパスからそのまましまなみ海道に抜けるようだ。橋とトンネルが交互に現れる感じで、思ったより橋でない部分の方が圧倒的に多かった。約1時間半で終点の今治桟橋に到着。
この日泊まるホテルの自転車を借りて、ごく簡単だが今治市内を観光する。まずは桟橋のすぐ近くにある今治城を訪れた。この城は藤堂高虎という武将が築城したそうだ。これも江戸時代に入ってから建てられたもので、程なく天守は丹波亀山城へ移築され、今の建物は最近になって再現されたものだそうだ。お決まりの鎧甲などの展示とともに、自然史の資料とか郷土の産業とかの展示もあったのだが、脈絡なく並ぶおまけの展示のあまりのショボさに失笑。
天守閣最上階にあがると、今治市内が一望できる。北側には来島海峡や瀬戸内の島々、南は石鎚山をはじめとする四国山脈が見えた。これで1日に2つもの城を攻略。ひとりテンションUPである。
今治と言えば繊維・タオルの街ということで、次に向かったのはテクスポート今治。本当はタオル美術館に行ってみたかったのだが、思いのほか遠いようで、今回は時間もなく近場のこちらを訪れた。要は地元今治で生産されたタオルを展示即売しているところのようだ。生産実演などもやっているそうだが、既に訪れた時間も遅かったのでそれは見られず。店に並べられたタオルをひとしきり見て回って少しばかり購入。タオルと言えば今ではほとんど中国などの安物アジア製品がほとんどを占めているが、こうした国産品は値段は高いがそれだけの価値があって肌触りが断然いい。値段の安さだけでモノを買ってしまうのはどうかということを考えさせられた。
さてホテルに戻って本日の夕食。今回利用したのはホテル菊水今治である。ホテルのレストランで出る料理もセットになっているのでここを選んでみた。一番安いコースにしておいたのだが、それでも鯛のかぶと煮、お造り、小鉢、エビ、鶏ササミの天ぷら、鯛飯に赤だしまで付いて十分おなかいっぱいになった。1泊2食付きで1人6000円ならリーゾナブルと言えるだろう。部屋の内装などは、まあ値段相応というところである。
いよいよ翌日は自転車でしまなみを渡る。続きは別項にて。
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