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シンデレラを斬る

最近どこぞのタレントがプロポーズにシンデレラのガラスの靴を送ったとかいう話を聞いてインスパイアされたわけでもないが、久々に斬るシリーズ、見参。(ほとんどシリーズとは言えないぐらい記事数は少ないが。)

おとぎ話でも最も有名な部類に入るシンデレラ、誰でもそのストーリーはご存じだろうが、実はツッコミどころ満載である。まず、12時になったら魔法使いの魔法が解けてしまうにもかかわらず、なぜガラスの靴だけがそのまま残っていたのか。これは、靴だけは魔法ではなく最初からリアルのガラスの靴を履いていたからだといえば説明は付くにしても、なぜ靴だけは魔法に頼らず現物にしたのか、ましてやなぜそれを片方だけ落としていったのか。実は意図的なシンデレラの策略だったのではないか、と空想をふくらました小説仕立ての面白いストーリーが書かれたサイトも検索で見つけた。

次に、そのガラスの靴だが、実は誤訳ではないかという説もあるそうだ。最近の某テレビ番組でも取り上げられたほか、ずっと昔からも議論にはなっているようだ。フランス語が原典ということで単語を見てもわけが分からないのだが、「vair」=リスの毛皮、という単語を、発音も同じ「verre」=ガラス、と聞き間違えたのではないかという話である。ガラスではなく毛皮だと絵的にはずいぶん地味になってしまいそうだ。

最後にかなりキワモノネタだが、「靴」というのは、欧米では実は女性器を象徴するものでもあるのだそうだ。もしシンデレラの話もこの象徴を意図して書かれていたのだとすれば、片方残された靴を手がかりに王子が国中の女性を捜し回ったというのは、これまたとんでもない話になってしまうのである。シンデレラの義姉たちもガラスの靴に足を入れたが靴が小さすぎて合わなかった。ということは王子は…。…とこれ以上続けると放送禁止になってしまうのでこの辺でやめておく。ちなみにおとぎ話をよくよく解析してみると、実は18禁のほかエグいネタ満載というのは結構あるようなので、機会があれば別の話も採り上げてみたい。

こうして見ると「シンデレラストーリー」というのは、運命的な幸運でスターダムにのし上がる話ではなく、実は偶然を装っているが巧妙に仕組まれた出来レースではないのか、ということである。こんな話はよい子には絶対教えられんわ。なお、この記事の話はすべて他所からの伝聞であり、その内容が真実かどうかは一切保証できないのでご了承願います。

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