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いいちょ 【京都ラーメン紀行】

100301_1京都ラーメン紀行もいよいよ大詰め。あと何件積み重ねられるか。小雨降る中訪れたのは、北大路通り沿いにある「いいちょ」。実はこのブログで最多登場、ラーメンネタとしても一番初期の頃に記事にしているラーメン店である。2年弱ほど前の前回登場時には、既にこの京都ラーメン紀行フォーマットの原型ができていたのである。

店内はごくわずかのテーブル席とカウンター席がいくつか。天候と時間帯もあって並ばずに入ることができた。厨房では4人ほどの店員が忙しく動き回っている。壁の飾り物など見ていると、1998年にオープンしたということのようだ。この手の店で12年続いていれば大成功と言ってよいだろう。

100301_2最も注文されているであろうラーメンとやきめしのセットを麺堅めでリクエスト。セットだと100円引きとなる。

出てきたラーメンは、豚骨しょうゆに背脂と、まさにこれぞ京都ラーメンの神髄という見た目。浮いている背脂の見た目に反して味はしつこくなく、ダシのうまみがよく出ている。麺は黄色みの強い、普通からやや細めのストレート麺。メンマはシャキシャキとした歯触りで、チャーシューは薄切りでまあ普通。味わいもこれぞ京都ラーメンである。卓上に置かれた紅しょうがや辛子にんにくなどでちょっと味にアクセントを加えることもできる。

セットで出てきたやきめしはやや色が濃いめなのが特徴。それもそのはず、ここの店長はかつて新福菜館で修行したことがあるらしい。新福菜館のチャーハンはあの黒いスープと共通の材料を使うため黒さが強いのが特徴だが、ここのやきめしもその系譜を受け継いでいるということのようだ。やきめしも旨い。味がやや濃いめなので、最後の方は酢を入れてみるととてもサッパリとした味わいに変わってまたこれも面白い。

ラーメン、やきめしセット(ラーメン(並)、やきめし(並)) 900円

先に登場している「あかつき」「高安」とともに新鋭の京都ラーメン代表格とされている。

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