銀・銅凱旋
先日閉幕したバンクーバー五輪のスピードスケートで銀メダル・銅メダルを獲得した長島選手、加藤選手が表敬訪問に来るということで、野次馬根性丸出しで見に行った。さすがオリンピックのメダリストは注目されるのか、いつもにも増して人垣が長く厚くなっていた。この盛り上がりは北京五輪の朝原選手の時以来だろうか。相変わらずシャッターチャンスを逃してダメダメなショットになってしまったが、本人らは思ったより小柄で、ごくふつうの好青年という感じだった。ただ、後ろから見るとやっぱり太ももが太いわ。
それはさておき、この2選手が所属する日本電産サンキョーという会社は、かつて三協精機として、長野五輪金メダリストの清水選手も輩出したぐらいの名門実業団であったが、経営危機に陥り日本電産グループに買収されたそうだ。このグループの社長はかなりやり手の経営者で、経営不振の会社のスケート部など真っ先にリストラするのかと思いきや、ポケットマネーまで出してこのスケート部を全面バックアップしたそうだ。そうした縁の下の支援が今回の快挙につながった要素の一つであることは間違いない。
長引く不況で企業のスポーツ部は軒並み廃止・縮小の憂き目を見ているが、これが最近のオリンピックをはじめとする国際大会での日本人選手の全体的な不振につながっているのではないか。遠征費もろくに出してもらえず汲々と働く選手に、世界と戦って勝てなど、あまりにも無茶な注文というものだ。そんな風潮の中、今回の快挙は一服の清涼剤といえるだろう。がんばった選手はもちろんだが、バックアップした企業にもあっぱれ。
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