広島・岩国観光
広島二日目。ほんのわずかばかり早起きして、市内を走る。こういうとき目指すのはやはり、城。広島城のオリジナルは原爆で消滅してしまったので今あるのは再建された物。白か黒かというよりも、木の板目そのままの壁が印象的だ。
広島城は「鯉城」と呼ばれるそうで、これがあの広島カープの由来となっているとのこと。
メンバーそろっての見学は平和記念公園にある広島平和記念資料館からスタート。50円という中途半端な入場料を払って中へ。
今更原爆の話をここで事細かには記載しないが、印象に残った記述を取り上げる。原爆が投下された経緯で、そもそもナチスドイツに対抗するべく米国で開始された核開発「マンハッタン計画」だが、競争相手であったナチスドイツが早々と降伏してしまった。しかし、ようやく核兵器が完成したのに日の目を見ないのでは、巨額の経費を注ぎ込んだことの説明が付かない、というわけで、まだ降伏していなかった日本に原爆を投下して「原爆のおかげで戦争が早期に終結できた」という理屈を付けたのである。何と、いかにも官僚的な言い訳のために14万人の命を奪ってしまったとは。
国家の都合、言い訳のために市民が血を流し命を落とす構図は、敵味方関係なく、昔も今も繰り返されている。慰霊碑に書かれた「過ちは繰返しませんから」の約束を守るために後世に残された我々の責任は重い。
続いて平和記念公園近くの旧広島市民球場へ。今でも野球場として残っていて、スタンドには無料で入れるとはしらなんだ。グランドでは草野球チームが利用していた。ちなみに、バックネットに張られているワイヤーネットにクモ男がよじ登っていった事件を思い出した。…ってそれはずいぶん昔の話だが。
今度は車に乗り込み、一気に西へ。岩国市へ入り、これまたベタな観光スポットだが錦帯橋を訪れた。橋を渡るには300円が必要。渡り終わって橋のたもとから見るこの構図が最もポピュラー。サザエさんのオープニングにもよく使われているはず。橋周辺でも食べ物関係のトピックがあるがこれらはまとめて別項にて。
再び広島市内に戻り、今度は新球場へ。マツダ・ズンズン・スタジアム広島と書かれている。これが今の広島市民球場だ。中にカープグッズを扱うショップがある。さすがは広島、赤ヘルカラーで染まっていた。
最後に遅めの昼食を市街地からやや北に外れたつけ麺屋でいただく。かなり食い気にウエイトがかかった広島訪問はこれにて終了。山陽道を東へ帰っていった。
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コメント
お疲れ様でした。僕はいま岩国に住んでるんですよ!仕事でいろんなとこ回ってるんですね。楽しそうですね。ラーメン通なのも最高です。
投稿: オリっち | 2010/02/09 19:39
コメントありがとうございます。岩国在住でしたか。それはそれはお邪魔しました。
今回の訪問は単なる観光で、仕事とは全く関係ありません。以前の職場仲間が、日本各地に散らばっているので、同窓会が持ち回りで各地開催となっているものです。
投稿: くりりん | 2010/02/09 22:12