高安 【京都ラーメン紀行】
平成22年2月2日。この2が並ぶ記念日に、京都ラーメン紀行はついに100杯目を迎えることとなった。昨年3月から始まって330日で100杯。ラーメン打率は3割を上回っている。栄えある100件目として向かった先は、聖地・一乗寺。これまで何度か通りがかったが、いつも行列ができていた「高安」を訪れた。この日はたまたま行列もなくすぐ店に入れた。
何ともラーメン屋らしからぬおしゃれな店構えである。テーブル席に円卓、カウンター席もあるがイスはまるでカフェのようなソファーとなっている。行列こそなかったが、客はほぼ満席に近い状態。円卓の中で一つだけ空いていた席に案内される。メニューはおすすめと書かれていたからあげ定食を注文。ライスの量が選べるそうなのだが、段階がやたらたくさん分かれている。
それほど待つこともなく、ラーメンと、やがて唐揚げも登場。スープは白濁、この味この色合いは純粋なとんこつスープ。背脂などのアブラギッシュもなく、店の雰囲気同様スープもおしゃれだ。麺は普通の太さのストレート。堅めをリクエストし忘れたのを激しく後悔。デフォルトではやや柔らかい感じだ。それでもスープとよく絡んでうまい。具はメンマと、かなり太めのネギをそれも荒く切ったものが入っているのが目を引く。チャーシューはとても薄く切られたものが入っているが、大変ジューシーでこれまたよろし。そのままのスープに飽きたら卓上のにらごまを入れてみたが、これはかなり辛い。激辛、少量ずつどうぞとの案内は正しかった。
と、ラーメンだけでも十分なのだが、加えて唐揚げがデカい。巨大な塊が3つも入っている。見た目はおしゃれでも量は二郎級である。カリッと香ばしく揚げられていて、スパイシーである。カレー粉がちょびっとかかっているようだ。食べきれない人も多いのだろう、持ち帰り用の袋を無料で用意してくれるそうだ。現に隣にいた女性客は3個とも持ち帰りにしていた。この定食、1人で1つ注文して下さいの意味がよく分かった。2人で定食1つ頼んで、1人はラーメン、もう1人が唐揚げとご飯でも十分に食事として成り立ってしまうぐらいなのだ。
からあげ定食(中華そば、唐揚げ、ライス(大中)) 950円
ライスの量はどれを頼んでも同料金、しかもおかわり無料だそうだが、とてもそんな真似はできないハンパない量。質・量ともに京都の腹ぺこ学生を満たす、まさにこれぞ京都ラーメンというラーメンだった。
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