天天有 【京都ラーメン紀行】
2月とは思えないほどの暖かさとなった。京都ラーメン紀行は100件が一応の目標ではあったが、達成したら終わりとは一言も言っていないので、春が来て終了の鐘が鳴るまではオーバーテイクを重ねることとする。101件目も一乗寺へ。今晩は上着が要らないぐらい暖かかった。
今宵の店は京都ラーメンの中でも老舗として有名な「天天有」本店。着いてみるとずいぶん行列ができている。それもそのはず、夜の営業は19時からとちょっと遅め、着いたのがたまたま開店直後で、最初の客で満席となってまだ出てきていない状態だったため、第二陣待ちの客が渋滞していたということのようだ。店の前に並んでいると、ちょうど厨房からの換気扇排気がもろに当たる場所で暑いぐらいだった。
しばらく待ってからようやく店内へ。テーブル席とカウンター席がいくつか。それほど広くはない。カウンター席の方が空いたのでそちらに座る。メニューを見ると味玉入りでもなしでも値段は一緒だったので、当然味玉入りを注文。麺の堅さやスープの濃さも選べるそうだが、初めての客はまずはデフォルトで、と掲示があったのでそれに従ってみた。
出てきたラーメンは白濁でわずかに茶色味を帯びているスープ。かなりトロみが付いている。一口すくってみて、かなりダシの強さを感じる。魚介系なわけはないが、そんな雰囲気。とんこつよりも、鶏ガラのダシ、コンソメポタージュに近いイメージである。各所のネットの評で「甘い」と表現されていることが多いのはこのせいかもしれない。個人的にはこれはこれで旨いと思う。
麺はやや細めのストレート。デフォルトの茹で方だと食べ始めはベストだが、やはり時間が経つにつれやや延びてきて柔さが気になるので、やはり最初は堅めの方がよいだろう。具のチャーシューは脂身は少ないものの柔らかめでまあまあ、メンマはかなり甘みが強くよく味が滲みている。そして味玉は黄身がトロトロでよく味が滲みていて秀逸。
掲示に従い、まずはそのままで食べてから、途中で紅しょうがを入れて麺にからめながら食す。いったん口の中の味をショウガでさっぱりとリセットするという感じになる。この取り合わせはまるで博多ラーメンであるが。他に卓上にはラーメンダシ(濃い味好み用か)、辛子にんにく等が置かれている。辛子にんにくを入れるとさらにワイルドな味へと変化した。
中華そば (中・味玉入り) 650円
コストパフォーマンスは上々であろう。スープは日によって当たりはずれがあるそうだが、今日はどっちだったのだろうか。
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コメント
わたしも行きました。
天天有は、「てんてんゆう」なのか、「てんてんう」なのか未だにわかりません。
あと、ぬるくなかったすか?
投稿: のりたか | 2010/02/26 00:39
コメントありがとございます。私は「てんてんゆう」だと思っていたのですが、そう言われると地震、じゃなかった、自信がなくなってきました。
スープがぬるいという指摘もネットでは散見されたのですが、私は特に気にはなりませんでした。というかむしろ熱くて口の中ヤケドすることがしばしばなので、個人的には熱すぎない方がいいです。
投稿: くりりん | 2010/02/28 22:50