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大山鳴動して津波120cm

2月27日にチリで発生した地震による津波が、日本近海にも押し寄せるということで大津波警報まで発令されたようだ。で、結局のところ最大でも120cm程度ということで、多少水に浸かった沿岸の街もあるようだが、列車を止めたり道路を通行止めにするというのは正直騒ぎすぎという感じがなきにしもあらずである。もちろん、大丈夫だろう、とたかをくくって予想より被害が大きいよりも、十分警戒して被害がない方がましなので、非難するのは酷ではあるが、あまりに毎度毎度騒いで被害がないと、イソップ物語のオオカミが来るぞ状態になってしまうので、警報の精度を上げておくことが今後の課題であろう。まあ、とりあえず今回はいい抜き打ち訓練にはなったということか。今回はチリだから時間があったけれど、来るべき南海・東南海地震だったら、とても警報を聞いてからでは間に合わないだろう。

それにしても、津波というのは普段打ち寄せる波と違って、波長がかなり長いから、たかだか1mといっても侮れないようだ。また、地形的要素によって収斂されたり、一旦反射した波が干渉して第一波よりも後の方が大きくなったりすることもあるそうで、油断も隙もない。波の性質といえばそれまでだが、科学的には実に興味が尽きない話である。というわけで、本日は簿記試験報告の予定を変更して津波に関する情報をお伝えしました。

他にも同じ発想の記事があるかもしれないが、一応お約束ということで、TSUNAMIといえばサザンをどうぞ。

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コメント

ハワイ@1mぽっち でも、けっこ凄かったみたいだよ
http://www.youtube.com/watch?v=If88d-t0x4w&feature=player_embedded

こんな阿呆も居たようで…
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100228-OYT1T00957.htm
沖に連れ去られても、捜索なぞせんで良いような気がす。

投稿: HUQ | 2010/03/01 05:45

実際に浸水した地域があるわけで、イソップ物語と比較するのはいかがなものかと。むしろ、気象庁しっかり仕事してまんな、これからもしっかり頼みまっせ、ぐらいで勘弁してやって。褒めて育てること、を学生から教えられている今日このごろ。ちなみに、数学的には津波と波は別物でして単純に波長だけでは比較できないはず。

さざんのTSUNAMIは良い曲ですな。カラオケの十八番一つです!!!年齢ばれしそうですな(笑

投稿: トリッキー | 2010/03/01 09:30

コメントありがとうございます。

HUQさん:
沖の方ではたかだか1mでも、海底が浅くなることで実際はもっと高い波となる、だからこそ津波(「津」=「港」つまり海岸沿い)と言われるゆえんなんでしょうね。

トリッキーさん:
風で出来る波や潮の干満(これも波長が地球半周の波といえなくもないが)とは違って、津波はソリトン(孤立波)ということやね。この場合は波長というよりも海底部分がボコッとへこんだ(隆起した)体積部分の量がどの程度かに影響されるんでしょう。

気象庁の警報は空振りとまでは言わないまでも、大津波警報はやや過大評価だったという印象です。50年前の三陸大津波とはどこが違ったのか、いろいろ分析して今後に生かしてもらいたいものです。

投稿: くりりん | 2010/03/01 22:44

津波を侮ってはいけません。コメントにもありますが、波長は長いのです。波乗り程度の波がばちゃんときておしまいではないのです。

私の郷里は50年前に津波にやられて甚大な被害を出しました。小さい頃から大人たちが口を酸っぱくして言っていたものです。その際はリアス式海岸の特徴で波が急激に高くなり20m程になって、高台に逃げていた人も多くが犠牲になったそうです。

しかし私自身も、何年前かの海外の津波ニュースで初めて知りましたが、たかだか30cmの津波でも人は簡単に足をさらわれ、ながされていくのだそうです。水深30cmのプールでは身動き可能かもしれませんが、その水が大きい川のような速度で流れていたら、しかも川幅は付近の海岸線程度なわけで、たぶん多くの人命が失われると思います。

50年前の津波より高さはわずかかもしれませんが、可能性として起こる被害を考えると気象庁の出した警報は妥当であると私は思います。というより、皆さんお願いですからそう思って下さい。

投稿: saru | 2010/03/06 18:34

ネタが津波なだけに波紋が広がっているようです

どうも私の元記事が、「気象庁の警報、空振りしやがって、ゴルァ」という非難と取られているような節があるのですが、決して気象庁を非難しているわけではないのでその辺は御了承ください。

ただ、今回はたまたま結果的にやや過大評価になってしまったが(結果論なのでそのこと自体を責めはしないが)、もし今後もこのような過大評価が続くと、警報が出ても誰も相手にしなくなってしまうので、今後はそうならないようさらに精度を上げていってほしい、という建設的な「喝」であるというふうに取っていただけると幸いです。

投稿: くりりん | 2010/03/06 22:21

お返事ありがとうございます。

私も、警報が出ても誰も相手にしなくなる、という事態を恐れています。気象庁の対応ももちろんですが、国民の行動を大きく左右する各種メディア★が、国民を誤った方向へ導かないようにしてほしいな、と希望しています。NHK以外あまりTVを見ないのですが、民放各社も「気象庁は謝ってますが、次も津波に気を許さないで下さい」と言ってくれているといいな、と思います。

★の各メディアに、数多くの個人blogも含まれるのではないでしょうか。考え過ぎですかね。

投稿: saru | 2010/03/06 22:42

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