かじか荘(閉館)
最近件数が減ってはいるが、温泉シリーズも健在である。今日は摂津峡の「かじか荘」を訪れる。実家から自転車で15分ほど。すぐ近くに祥風苑美人の湯があり、そちらには何度も行ったことがあるのだが、意外にもここは初めての訪問。温泉旅館というイメージがあるので利用する機会がなかったのだが、日帰り入浴も可能である。
普段は料金1200円だが、現在サービス期間中ということで1000円に値下がりしていた。玄関に靴を置いてフロントで料金を払い、2階の浴場にも受付があるので、そこでフェイスタオル1枚と蒸し風呂用浴衣を借りることができる(利用料金込み)。
では早速蒸し風呂を試してみようということで、浴衣を着て蒸し風呂室内へ。中は3人ほど入れば一杯になるぐらいのごく狭いスペースだが、先客は誰もおらず。床にはむしろが敷いてあって、その上に仰向けに寝るのだそうだ。こりゃ枕がいるな、と思ったら後で気が付いたが風呂入口に枕が置いてあった。気温50℃、湿度80%ほどということで、分類で言うならスチームサウナに近い。寝ころんでみると、床が暖かい。これって、原理的には岩盤浴と同じではないか。室内は、敷いてある藁のせいか、何とも言えない独特のにおいが漂っている。悪くはない。昔の家とか、老舗の旅館のにおいのような感じもする。10分少々入っていると汗が噴き出してきた。
さて浴室の方は、銭湯よりはやや狭いぐらいのスペースで、シャンプーなどは結構上等なものが備え置き。カランなども特段問題なく整備されている。浴槽のお湯はやや熱め。無色透明無味、わずかに塩素臭。わずかにヌルヌル感あり。祥風苑ではかなりのヌルヌル感だが、それに比べるとやや弱い。その代わりに祥風苑ではかなり塩素臭がきついが、ここではそれほどではない。
露天部分にも浴槽があり、眼下に摂津峡を流れる芥川を望むことができて、なかなかよい眺め。露天風呂の方がわずかに温度が低い。後で四要素を確認したところ、加温あり、加水なし、循環あり、消毒ありの三重苦となっている。
★★★★☆ 岩盤浴付きでこの値段だとすれば案外お得なのかも。★4つ献上。
ロビーあたりに掲げられているサインを見ると、野口みずき選手や谷川真理さんをはじめ、ガンバのサッカー選手や阪神タイガースのメンバーらのものもあった。ここって結構有名どころなのか。今度は食事サービス付きで訪問してみたい。1階にも露天風呂があるそうだ。
(後日追記)
2011年2月ごろから営業停止となっている。破産手続きをしているもよう。
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