市橋容疑者タイーホ
帰宅したら臨時ニュースが飛び交い始めるところでびっくりしたが、2007年に千葉県市川市で外国人語学講師の女性の殺害遺体が見つかった事件で、死体遺棄の容疑で指名手配されていた市橋容疑者が、大阪南港で身柄確保されたとのこと。件の容疑者については、最近になって整形手術を受けていたとか、その資金集めのために大阪茨木市で住み込みで働いていたなど驚くようなニュースが続いていたところだが、ここにきて急転直下で捕まるとは思ってもみなかった。以前にも同様の話題で使った言葉だが、「天網恢々疎にして漏らさず」とはまさにこのことを指すのだろう。
それにしても、2年ほど前に捜査員が踏み込んだところを振り切って裸足で逃げ出して、そのままとんと音沙汰がなく、自殺説まで出ていたのに、どっこい生き抜いて逃げおおせていたとは、まるで映画のような話ではある。もっとも、踏み込んだときに取り逃がすという大チョンボをしでかした千葉県警は猛省しなければならないところ、ようやくフリテン解消になっただけとも言えるのだが。
しかし、この容疑者、逃げおおせたところで将来の見通しは立っていたのだろうか。パスポート取得を画策していたとの報道もあったが、よしんば海外高飛びに成功したところで、素性は名乗れない、家族にも二度と会えない、友人もいないという状況下で生き延びて、いったいどうするつもりだったのだろうか。目先に降りかかる危機を振り切れたとしても、長期的スパンで見れば何も解決しなかったのではなかろうか。やはり人一人殺めた時点で既に破綻しているシナリオに過ぎなかったのではあるまいか。
本題はさておき、身柄が千葉まで送られる際に使った新幹線はのぞみ58号、確か東京行きの最終列車ではないだろうか。9時頃に南港だから結構時間的にはギリギリだったはず。ご丁寧に名古屋駅でも中継映像を流していた報道番組があったが、普通の座席ではなく多目的室を使っているそうだ。この場合の運賃ってどうしているのだろうか。それに、これを報道するために同乗した報道陣は、護送が決まってから慌てて切符を購入したのだろうか。この辺どうなっているのか、余計なことだが気になる。その列車はあと少しで東京駅到着の予定時刻。
それともう一点気になるのは懸賞金1000万円の行方。フェリーターミナルで通報した港の職員ということになるのだろうか。整形手術を見破ったクリニック医師もかなりの手柄ではあるが。
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コメント
テレビがないので、昨夜はラジオでニュース23を聞いていたけど、移送する人をヘリを使ってまで追いかけて、何が面白いのでしょう?
どんな情報が得られるというのでしょう?
「顔を隠していて表情がわかりません」
なんてレポートで、避けてるな、と心情を計るのでしょうか?
新幹線に飛び乗って同行しようとしたり、あるいは途中駅で中継したりして、他社を出し抜く情報が得られるのでしょうか? 何の意味があるのかわかりませんし、何でそんなことに世の中の人が興味を示すのか、不思議です。
投稿: くまぼう | 2009/11/11 08:03
「茨木市に1年もいた」ってのがびっくりだわさー。
もしかしてどこかですれ違ってたかもねぇ、なんて話で
保育所で盛り上がって(?)ました。
整形するためなら頑張って働けるんだ…(笑)
投稿: いもうと | 2009/11/13 10:33
くまぼうさん:
昔の江戸時代とかで、罪人を市中引き回しの上、打ち首、といった処罰があったと思いますが、こうしてマスコミの集中取材を受けることが現代の市中引き回しなのかなあ、と思い至る次第。
しかし別の不審死事件で取り沙汰されている某「毒女」2名ほども、もっと晒されてもおかしくないと思われるのに、なぜかこれは姿を映しませんね。
いもうと:
という書き込みが続出したとか。
1年間で約100万円ほど稼いだそうで。某2ちゃんねるのニート板では、容疑者にも負けた
投稿: くりりん | 2009/11/13 23:33