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無理なく走るランニング講座

091114_1「無理なく走る!ランニング講座」というのが開催されるとのことで、某公民館を訪れた。市の成人向け講座ということで無料。あの高橋尚子選手を大学時代に指導したという大阪学院大学の山内準教授が、各参加者のランニングフォームを撮影のうえ解説してくれるという大変ありがたい講座である。

天気が心配されたが、開始時にはすっかり雨も上がり、公民館前の狭い敷地だがそこを実力別に4グループほどに分けて撮影開始。ゆっくりジョグと、レースペースに近い速さの2通りを撮ってもらう。

091114_2撮影後は部屋で動画をプロジェクター上映しながら、参加者それぞれについて解説してもらう。自分の場合は、てっきり猫背を指摘されると思ったのだが、たまたまその時はそれほど曲がっておらず、むしろ蹴り足が流れ気味であるので早めの引きつけを心がけるようにとのアドバイスであった。

蹴り足が流れている、という指摘は結構他の参加者でもあった事項だ。ストライドを伸ばそうとするとき、どうしても地面を足裏で蹴って距離を稼ごうとするのだが、地面に最も推進力を加えられるのは、足が体の真下に接地しているときで、そこから後ろに行くほど、蹴ったところで大して推進力には貢献せず、また足裏で蹴るとふくらはぎの筋肉を使うことになり、最後まで持たない。これは以前からよく聞いたことのある話であるが、自分のフォームでは未だに蹴りに頼り気味という傾向にある。トップレベルの選手では、蹴るのではなく、股関節の可動域を大きくして、太もものコンパスを広くすることでストライドを確保するのが常識となっている。

他にも先生の話によれば、骨盤を前傾するとよい、と進めるような解説も見受けられるが、それは腰が落ちているフォームの人を直すのには有効かもしれないが、既に問題がない人に骨盤を必要以上に前傾させるのはかえってムダになるので気を付けた方がよいそうだ。また、骨盤を旋回させることでストライドを伸ばすという解説もあるようだが、現在のトップ選手を見る限り、骨盤を旋回させない方が主流だそうだ。長距離走でも短距離走のフォームが取り入れられるようになってきており、現在世界最速のボルト選手でも骨盤は全く旋回していない。いろいろ参考になる話が聞けて大変有意義であった。

091114_3さて講座が終わるとお昼を回っていたので、昼食を食べに行く。近くに知る人ぞしるラーメン店があるということで寄ってみた。その名も「ベトコンラーメン新京」。京都市内ではないので、京都ラーメン紀行には加えられないが、番外編である。

ベトコン、というとベトナム戦争の話か、と思ってしまうが、あながち無関係でもないようだ。ただし、ベトナム発祥というわけではなく、愛知で生まれたラーメン店の暖簾分けしたところがここにも開店しているということのようだ。店内はカウンター席がずらっと連なっているが、そのほとんどが埋まるという盛況ぶりである。

091114_4出てきたベトコンラーメンというのがこれ。ラーメンの上に細めのモヤシ、ニラ、肉が炒められた物がドカンと盛られている。スープの味は、野菜炒めとかニラレバ炒めで皿の底にしみ出てくるエキスのうま味が感じられ、普通のラーメンとは明らかな一線を画している。独特のスパイシー感と辛み、わずかな酸味が相まっている。麺はやや博多ラーメンに近い感じのやや細めのストレート麺。とてもスタミナが付きそうなラーメンである。

ラーメン定食(ベトコンラーメン、ライス) 730円

店を出るときには店外で並んで待っている客もいるという人気ぶりであった。

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