洛中紅葉巡り2009
急遽、海外から来日したお客さんを、京都市内の紅葉スポットに案内せよという任務を拝命することとなった。この時期、メジャーな紅葉の社寺に行けば大混雑は必至。というわけで、メジャーどころを思いっきり外したシナリオでミッションを遂行することにした。
まずは京都駅で地下鉄一日乗車券を買い、丸太町へ。第1のスポットは京都御苑である。意外なことに、いつものわか練の集合場所のすぐ近くに閑宮院という旧公家屋敷跡があり、無料で観覧できるのだ。そこにも1、2本紅葉はあった。それよりも、敷地内の池周辺にカワセミやらいろいろな鳥が訪れるそうで、係員の人が単眼鏡で見せてくれた方が印象に残る。
続いて九條家の旧跡「拾翠亭」を訪れる。ここは有料(100円)での公開。ここには茶室と池がありこの眺めもまた素晴らしい。その後は御苑の中を今出川まで徒歩で移動。途中にもいくつか紅葉している木々がある。
今出川から再び地下鉄に乗り、北山駅で下車。第2のスポットは、京都府立植物園。ここは入園料200円。園内のあちこちに紅葉している木々がある。なかでも圧巻だったのは巨大なフウの木。下の方は黄色く、上の方は赤く色づいており、見事なグラデーションを呈している。写真を撮る来園者も多数。ただ、携帯のデジカメでは肉眼で見たときの美しさを示すのにはほど遠いようだ。
日もやや傾いてきて、メジャーではあるのだが第3のスポットとして大徳寺塔中の高桐院(こうとういん)へタクシーで向かった。ランナーなら走って移動というところだが、さすがに海外ゲストをそんな目に遭わせるわけにはいかない。16時前でも結構な混み具合である。拝観料400円也。
実はこの寺の縁台からの眺めは、1996年の「そうだ京都、行こう」のポスターに使われた風景だそうだ。それにあやかって、縁台に座って抹茶を一服。真っ赤な絨毯とまではいかなかったが、赤・オレンジ・黄色と苔の緑が鮮やかである。拝観は16時半までだったから、ちょうどギリギリのスケジュール。
さすがにこれ以降の時間では拝観できるところも少ないので、近くの船岡山に登ってみた。…って結局ゲストを歩かせてしまったのだが。途中建勲神社境内にもちょっとだが紅葉あり。そして船岡山山頂から、東山、北山、西山をご覧いただく。徐々に暮れていく京の街並み。
山から下りたらバスで北大路へ、そこから地下鉄で京都駅ゴール。にわか造りながらまずまずmission completedといってよいだろう。ただし、英語は全然まずかったが(汗)。
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コメント
ほほう~
京都御所に植物園に大徳寺、船岡山と。
うちのまわりを半径1~2キロで反時計回りに周ったというかんじですな。
植物園のホウの木はすばらしい。見に行きたいとこだけど時間無いな~(今日は大工仕事しなきゃ)
投稿: ひらの | 2009/11/29 10:20
コメントありがとうございます。
今回のスポットがすべて半径1、2キロとはずいぶん素晴らしいロケーションにお住まいで。一度遊びに行かせてもらおうかしら。
投稿: くりりん | 2009/11/30 21:49