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匠力 【京都ラーメン紀行】

091020_1日曜日の妙見山の疲労を抜くべく鍼治療の後は、京都拉麺小路第六弾として、銀座 匠力(しょうりき)を訪れた。昭和時代を思わせるようなちょっとレトロな外観になっている。しかし、この店はすぐ隣の宝屋に行列が出来ているのと比べると、いつも人が少ないようなのが気になっていたところ。店内の先客は1人。とりあえずメニューの一番左上にあった特製中華そばを注文。

091020_2出てきたラーメンは、スープの色がしょうゆでもなく味噌でもなく何とも言えない色合い。鰹だしを使っているとうたわれており、確かにそうした味わいがある。麺はやや細めで断面が角張った感じのする縮れ麺。他に、煮玉子、海苔、メンマ、ほうれん草などが入っている。チャーシューは凡庸。これまででチャーシューがうまいと思ったいくつかの店には遠く及ばない。それで、ラーメン自体の香りというのか、後味が何かに似ていると必死で思い起こしたのだが、一番近いのが、カップヌードルを食べているときのにおい。たまたまスパイスとかダシのフレーバーが似通ってしまったのだろうか。

まずくはないのだが、かといって特筆するようなポイントも見あたらず、可もなく不可もない感じとなってしまった。行列が出来ていないのも何となくわかる気がする。

特製中華そば 950円

コストパフォーマンスもよくないねえ。値段からするとかなりがっかり。

091020_3このままでは何かスッキリしないので、もう一ネタ求めて、同じ拉麺小路内にあるLOGKITという名のファストフード店を物色。ここでは佐世保バーガーなるものが売られている。以前からその名は聞いており気にはなっていたが、この際食べてみることにした。店員が真っ赤なカウボーイハットをかぶっているのがここの特徴なのだろうか。それにしてもフルサイズ980円はとても食えそうにないので、ハーフサイズの佐世保バーガーを注文。

091020_4ちゃんと注文を受けてから調理するようなので、待つことしばし、ようやく現れた佐世保バーガー。ううむ、どこがどう佐世保なのか。ふつうのハンバーガーではないのか。食べてみると、バンズがほんのり甘い感じがする。そして、ハンバーグの他にベーコンと薄焼き玉子も挟み込まれている。まあ要するにベーコンエッグバーガーということなのか。

佐世保バーガー(ハーフ) 630円

わざわざこれ食べるために佐世保まで行こうというほどではないなあ。某大手Mバーガーよりもさらに高めの値段設定だし。英語のメニューリストもあったのだが、佐世保バーガーはSpecial Burgerとなっている…って全然佐世保入ってないし。

…ところが後で調べてみたところ、佐世保バーガーとは、特定のレシピを指すものではなく、大手ハンバーガーチェーンが日本全国を席巻するずっと前から、佐世保市域での郷土料理的に存在した手作りハンバーガーの総称ということがわかった。というわけでさっき食べたのも立派な佐世保バーガーというわけやね。なるほど。

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