和醸良麺 すがり 【京都ラーメン紀行】
ここは事前に場所をリサーチしておかないと絶対にたどり着けないだろう。四条新町を上がって、まるで隠れキャラのように四条と錦小路の間にある細い路地を東に進んだところにこの店はある。他にも並びに何件か京町家を改造した飲食店があるが、ここもその一つのようだ。
「和醸良麺 すがり」という店名とのことだが、その看板は地味でほとんどわからない。やたら狭くて頭をかがめるような入り口を通ると、一旦奥の方に進んで、そこに券売機があるので食券を買うというシステムになっている。そのあとようやく店内に入る。中は細長くカウンター席のみ。洗練された和風バーという趣である。席数は少ないがほぼ埋まっていた。注文したのは券売機ボタン左上にあったもつそば。
待つことしばし、出てきたラーメン。ラーメンというかほんとにそばのような外観である。スープの味は、これまた魚介ダシが効いていて超和風である。麺は灰色で中に粒々の見えるやや太めのストレート麺。いわゆる全粒粉というヤツで、これで思い出すのは先日行った「高倉二条」だが、後で調べてみればそれもそのはず、この店は高倉二条の系列で3号店にあたるそうだ。
具には緑鮮やかなキャベツ、そして炙ったモツが入っているのが非常に独創的。これだけさっぱり系のラーメンになぜモツが入っているのか。しかし、食べてみると、ジューシーなのだがしつこくなく口の中でさっと溶け去る脂が大変美味である。他にネギと、ニンニクの芽。これまた個性的だが、なかなかどうして、よくできている。驚きました、参りましたという感じですっかり完食。
もつそば 780円
味は申し分ないが、若干量は物足りないかも。満足したければプラス100円で麺大盛りとするか、つけ麺の麺2玉を注文するのがいいだろう(1.5玉か2玉選べて同料金)。
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