謎のギリギリ
最近はもっぱら鴨川河川敷なのだが、今日は久しぶりに京都御所でN氏の伴走を行った。
それで、ずっと前から気になっていたのだが、紫宸殿の東側を走っていると、東の方から「ギリギリギリギリ」という音が聞こえてくるのだ。単純に虫の鳴き声なんだろうな、とは思っていたが、虫の声にしてはかなり機械的なのだ。実は虫ではなく、何かの機械が設置されていて、そこから発する音かもしれない、とも思っていた。
そこで今日はその音の主を確かめようということで、いつものランニングコースから外れて、音のする方へ探索してみた。その方向は、やはりどう見ても木が生い茂り草が生えている一帯であり、何らかの施設や機械が置かれているということはなさそうだ。音の発信源に更に近づいてみると…人の気配を察知したのか、鳴き止んだ。「鳴き止んだ」という表現をすること自体でもう虫の鳴き声であることは間違いないのだが、残念ながら暗くて音の主を目視で確認することはできなかった。
ただ、近づくにつれて「ギリギリ」と聞こえていた音が「ガリガリ」いや、「ガチャガチャ」という感じであることがわかった。「ガチャガチャ」といえば…「虫のこえ」という歌の歌詞あるではないか。「がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫」。これはきっとクツワムシに違いないということで、ネットで調べてみた。
何年か前にも同じ様なネタで調べたサイトにクツワムシも載っていた。その鳴き声を聞いてみると、確かにこれに違いない。積年の疑問、ようやく解決。
しかし、クツワムシだったのはそれでよいとして、他にもたくさん草むらなどがある京都御苑の中で、なぜ紫宸殿の東側にしかいないのかは依然として謎である。
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