HAYABUSA
以前から、ぜひ見に行かねばと思っていた、大阪市立科学館の全天周映像「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」をようやく見る機会を得た。ネットでの座席事前予約が出来ない仕組みなので、13時からの上映に対して11時過ぎ頃に科学館へ行ったが、残り座席数16席と辛くもギリギリでチケットを購入できた。
2003年5月9日、小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられた。目標は小惑星「イトカワ」。しかも、通常行ったきりで終わる探査機と違って、はやぶさはイトカワの岩石のかけらを地球に持って帰るという大変困難な使命を与えられていた。太陽系原始の状態を保つ小惑星の成分は、太陽系誕生の秘密を探る貴重な資料となることだろう。
2005年11月、ようやくイトカワにたどり着いたはやぶさは、小惑星へのタッチアンドゴーを試みた。ところが、トラブルが発生。はやぶさに危機が訪れる。
(以下ネタバレ注意)
地球からの通信が途絶えたはやぶさは、通信回復後の分析によれば、一旦はイトカワに着陸したもようであった。が、岩石の収集ができたかは確認できない。そこで、2回目のタッチアンドゴーを敢行し、今度は見事成功させた。
しかし、最初の着陸で機体にもダメージを受けた影響か、イトカワ離脱後のはやぶさは姿勢制御不能に陥り、再び地球との通信も途絶した。ミッションはここで終わってしまうのか…。だが、彼はあきらめなかった。傷ついた機体を奮い立たせ、地球への帰還の旅が始まる。
大変美しいCGで探査機や小惑星が描かれ、全天周映像の迫力も加わり圧巻の映像だった。全体的にとても暗い画面ばかりとなるのは、漆黒の宇宙空間を飛ぶのだから仕方ないことだろう。当初の予定では2007年に帰還予定だったはやぶさは、トラブルの影響で遅れること2010年6月の帰還を目指して、現在も航行中である。最後のミッション、回収した岩石を地球に届けるところまで成功することを祈らずにはいられない。
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コメント
遊びに来ました。(*^-^)
良かったら、私も今度、一緒に連れて行って下さーい。(*^ω^*)ノ彡
投稿: LaLa | 2009/07/22 03:34