高麗美術館
たまたま招待券をもらったので、京都市北区にある「高麗美術館」を訪れた。御薗橋の近くにあるので、当然の如く鴨川を走っていく。天気が良すぎて汗が噴き出す暑さだった。
閑静な住宅街の一郭にこぢんまりと建っている美術館だ。ただ、門の前に並ぶいかにも朝鮮らしい石像が住宅とは違うことを示している。1階部分に美術工芸品が展示されており、今は企画展で螺鈿(らでん)漆器などを中心に並んでいた。現在の企画展は6/28まで。
2階には主に朝鮮半島の生活文化、民俗関係の資料や書籍などが展示されていた。創設者(既に故人)を紹介するビデオも流れていた。在日一世で、せっかく故国が解放されていつか帰ろうと願っていたのに、2つに分断されてしまったことを悲しみ、北も南も関係ない「高麗」の名を敢えて館の名前に用いたのだそうだ。だから展示品は高麗王朝時代に限ったものではなく、朝鮮半島の文化・美術を幅広く伝えるものとなっている。
市バス賀茂川中学前停留所からすぐ。入館料大人500円、開館時間10時~17時、月曜休館。
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