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Phase 5

2日前に新型インフルエンザ備える警戒レベルが「フェーズ4」になったばかりなのに、今日さらに「フェーズ5」に上げるとWHOが示した。それまでメキシコだけだった罹患死者がアメリカにも出て、複数国での被害発生が認められたからだそうだ。日本でも入国者1名が感染の疑いありということで隔離、水際阻止に躍起だが、日本国内への侵入も時間の問題と考えた方がよいだろう。

ただ、この新型インフルエンザ、感染は拡がっているが、今のところの情報では弱毒、つまり罹っても死ぬ確率はそれ程高くはないようだ。これで致死率100%だったらまさにパニックになっているところだが、まだ感染しても必ず死ぬとは限らないところがせめてもの救い。しかし、第一次世界大戦末期に大流行したスペイン風邪も、当初は弱毒性だったのが途中で強毒性に変化、わずか数年で6億人が感染し4000万人から1億人に近い死者を出したということだから油断は禁物だ。一般的にインフルエンザでは体力のない老人や小児が死亡することが多いが、今回はなぜか青年に死者が出ているというスペイン風邪との共通点も不気味だ。

今我々にできることは、この新型インフルエンザはもちろん、従来のインフルエンザ、普通の風邪も含めてもまき散らさないことだろう。症状が似ているので紛らわしいし、新型と従来型の両方に感染することで異なるウイルスが出会い、いつ凶悪な性質に変異するかわからない。変異する可能性を限りなく下げるためにも、ウイルスに増殖の機会、他のウイルスと出会う機会を与えてはならないのだ。

この際社会常識の変革も必要だろう。風邪を引いても、薬を飲んで、頑張って出勤して仕事をすることが美徳という雰囲気が蔓延してはいないだろうか。通勤電車の中で、職場で、学校で、多数の人々にウイルスをまき散らすということが今どれだけ人類を危険にさらす行為か、賞賛どころか最も非難されるべき行為であることは明白だ。自分が出なければ仕事が回らないではないか、という反論についても、その人一人が欠けたことで仕事が回らないという構造自体が問題である、つまりフェールセーフが全くない状態こそが問題であるといえよう。経済効率化を求めるあまり、リストラを進めすぎた報いが今現れてきているのだと使用者側は思い知るべきだ。

そういえば豚肉を敬遠する向きもあるようだが、これは無知による全く無駄な動きだ。今や感染はヒトからヒトへ起きているのであり、豚肉を食することは原因とならない。万一ウイルスに感染した豚だったとしても加熱していれば問題ない。そもそも風邪引いている豚は出荷されないと思うが。感染するのが怖いのなら、通勤電車に乗ったり、ヒトのたくさん集まる職場・学校に出ないことが最も効果がある。家に引きこもってしっかりと加熱した豚を食え。

今週末からゴールデンウイーク後半戦が始まるが、この機に海外へ出掛ける輩が世界各地からウイルスを持ち帰ってくるのではないかということが心配だ。そもそも、世界各地から来た人が一箇所に密集する空港こそが一番危険な場所だと思う。いくら感染してない地域から来た人でも、他の感染地域から来た感染者とすれ違うだけでウイルス喰らう可能性は十分あるからな。

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コメント

今回の騒動でよくわかったのは、「今の防疫体制じゃ、国内進入は防げない」ってこったね。

あとは個々人でガードしないと。

投稿: HUQ | 2009/05/01 05:44

コメントありがとうございます。この新型インフルエンザ、潜伏期間が最大で1週間ぐらいあるそうなので、入国審査時に発熱してなければスルーでしょうね。というか既にもう侵入は許していると思った方がよさそうです。

ただ、たとえ侵入していたとしても、大流行のタイミングを遅らせる時間稼ぎは意味があるそうなので、個々人の普段からの感染予防が積み重なると意味が出てくることになります。

投稿: くりりん | 2009/05/01 21:49

真冬と違うところが幸いですね。
気温も上がるし、花粉や黄砂の季節も過ぎたので、部屋の換気をしっかりして、可能なら通勤通学もバスや電車をやめて、徒歩やランや自転車にすれば、流行防止にも一役買うかも。

投稿: まりも | 2009/05/02 20:38

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水際作戦で時間稼ぎができている、はずだった新型インフルエンザが、日本国内で感染が確認され、週末過ぎればあっという間に10 [続きを読む]

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