« 別府湯めぐり2009 | トップページ | 別府大分2009総括 »

節分会

090203_1別府から帰ってくると、家のすぐ近くの神社がすごい人だかりになっていた。2月3日は節分、その前夜祭から賑わいが始まっているというわけだ。いつもは何の変哲もない小さな神社なのだが、古いお札を焼く炎がガンガン焚かれて、お参りする人もひっきりなし。

090203_2さらに神社から壬生寺へと続く道も、テキ屋がずらっと並んでいて大変なことになっていた。普段は車一台通るのがやっとの狭い路地なのにこの賑わいは何なんだ。路地脇にある和菓子屋も行列ができている。ありえん風景だ。

いろいろなテキ屋の中に、変わったものが置いてある店が何軒かあった。食い物ではない。これは炮烙(ほうらく、又はほうろく)という素焼きの皿みたいなもの。ここに家族の名前、年齢や願い事を書いて壬生寺に納めるのだ。そうそう、これを見て思い出したのが、春の壬生狂言の「炮烙割り」という演目。劇中に縁側から大量の炮烙を落として割っていくシーンがあるのだが、そこに使われるものをここで納めるわけなのだ。割ってもらうことで厄よけになるそうだ。

090203_3露天の食い物なんぞ買う気はさらさら無かったが、中にイワシを売っている店があった。店先でイワシを焼いて煙が立ち上る。これは実に正しい節分である。イワシを焼くと出る煙が災いを追い払う象徴なのだ。

この徒然草読者なら、よもや太巻き寿司丸かぶりの「恵方巻」を伝統だと勘違いしてはいないとは思うが(過去記事参照)、豆撒きはさすがにやらないところが多いだろう。せめてバーチャルででも豆撒きできないかと探してみたら、こんなのがあった。…ってこれでは単なるモグラ叩きみたいだが。他にも検索で引っかかったバーチャル豆撒きがあったのだがShockwaveとやらがうまく動いてくれないので自分のPCでは無理だった。せめて文字列だけでも、鬼は外、福は内

|

« 別府湯めぐり2009 | トップページ | 別府大分2009総括 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

うちはちゃんと毎年豆撒いてるよ~。
子供がいると「節分」はイベントだからねぇ。
今年はもらいものの「味付き豆」だったので
撒いたそばから子供らが拾って食べる食べる!
次男は歳の数以上ガツガツ食べ、残りを片づけると
大泣き(笑)お腹壊すぞ。
もったいないので今年は外に撒かず(意味ない)。

投稿: いもうと | 2009/02/04 12:53

おお、豆撒いてるのかい。結構結構。
ちなみにお父さんが鬼役をやってはいけないらしい(所さんの目がテン受け売り)。

投稿: くりりん | 2009/02/07 23:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 節分会:

« 別府湯めぐり2009 | トップページ | 別府大分2009総括 »